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いわしの削り節は離乳食に最高なこれだけの理由‼️




初めての赤ちゃんを一生懸命育てているお母さんにとって、離乳食を作って食べさせることは最もドキドキする瞬間のひとつではないでしょうか。

ちゃんと食べてくれるかな?アレルギーや誤飲などの危険はないかな?そして、なにより美味しいと思ってくれるかな!?

赤ちゃんにとって初めての食事である離乳食は栄養面だけでなく、味覚を育てる意味でも重要です。

幼児期までに多くの食材に触れさせると好き嫌いのない子に育つといいます。
そこで、色々な離乳食づくりの基本となる出汁の大切さについて触れたいと思います。

離乳食を手作りする際、市販の出汁を使わずに手作りの出汁を使いたいと考えているお母さんに、数ある出汁の中から、最近人気のいわしの削り節で作る出汁についてお話していきます。

手作り出汁がおすすめな理由

味見をしているエプロン姿の女性
離乳食を作るのは正直大変です。

量も少ないですし色々なことに気を遣わなければいけません。
ただ柔らかければ良いというものでもありませんし、スタートさせる時期が食材によって違います。

市販の離乳食はその点気を付けて作ってありますし、親切にその離乳食の開始時期まで書いてあるので本当に便利ですよね。

それでも手作りしてあげたいと考えるのはやはり「安心・安全」とお母さんの愛情からですよね。

ここではまず、いわし削り節に限らず食材から出汁をとって離乳食をつくることの大切さについてお話していきたいと思います。

うま味で味付けができる

赤ちゃんに色々な食材を食べさせるには離乳食のおいしい味付けが大事です。

味付けをするには塩や砂糖といった調味料を使うのが一般的ですが、塩分や糖分の摂りすぎは赤ちゃんの身体に害をもたらす可能性があります。ですから、塩分や糖分ではない「うま味」での味付けが離乳食には向いているのです。

うま味は昆布や魚からとる出汁に多く含まれていて、出汁はうま味と香りで素材の味を引き立てる働きもしてくれます。

つまり出汁で味付けをすると塩や砂糖を使わずに赤ちゃんがおいしいと感じる離乳食を作ることができるというわけですね。

添加物ゼロ

離乳食は添加物を含まないものを食べさせたいですよね。

素材から出汁をとるのは手間がかかりますし保存も気を遣いますが、何より無添加で安心。
市販の液体出汁や顆粒出汁にはほぼ添加物が入っていると思ってください。出汁パックにも大半の商品に添加物が入っています。

最近は無添加をうたった商品が増えていますが塩や醤油が添加されている場合もあり、商品ラベルをよく読んで確認する必要があります。遺伝子組み換えの酵母エキスが使用されていたり、心配であればやはり市販の出汁は避けた方が良さそうです。

いわし削り節の長所

赤ちゃんをがっちりだっこしている
削り節といえば鰹節が真っ先に頭に浮かびますが、いわしの削り節をよく知ると是非赤ちゃんに味わってもらいたい!と思いますよ。


あまりなじみのない「いわし削り節」ですが、おいしく味わえるように工夫されて丁寧につくられたものが販売されているんです。

ここでは、なぜいわし削り節が人気なのかお話します。

いわし削り節の特徴

いわし削り節は静岡県静岡市蒲原の特産品で、販売されているいわし削り節はほとんど蒲原産となっていますが元祖は「だし屋西尾商店」のいわし削り節のようです。

どの商品もいわし特有の生臭さや苦味をなくす工夫と努力がされていて、ふんわりとした食感と後味の良さが特徴です。

ご当地静岡では「おかか」というと鰹節ではなくいわし削り節に醤油をかけたものを指すそうです。


離乳食だけではなく、大人も温かいご飯にかけて食べたくなるふわふわの美味しい削り節です。
鰹節よりもうま味成分が多くマイルドで、ご飯はもちろんクリームチーズなどの洋食の味付けとも相性が良いのでどんな離乳食にも使えそうですね。

富士宮やきそばに使われている削り節はいわし削り節で、離乳食もぐもぐ期に食べる赤ちゃんのお好み焼きのレシピにもいわし削り節を使いたいですね。

比較的アレルギーの危険性が低い

海産物系の出汁でアレルギーを起こすものといえば特定原材料のエビやカニ、特定準材料に準ずるサバ、イカ、サケがありますが、いわしは特定原材料に入っていません。

いわしのアレルギーはあまり事例がありませんが、サバのアレルギーには気を付けたいところです。

商品の中にはサバ節を混合した商品が多くあります。離乳食にはいわし削り節のみを使用したものをおすすめします。

いわしアレルギーが全く存在しないわけではないので、初めての食材を離乳食に使う時は少量ずつ試して様子を見ながらスタートすることをおすすめします。

栄養価が高い

いわしの削り節はカルシウム含有量が牛乳の約20倍と言われています。同じ削り節でも鰹よりいわしのほうがカルシウムの量が断然多いんですよ。

カルシウムだけではなく、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれている優れた食材なんです。

青魚に含まれるDHAやEPAは有名ですが、いわしは青魚の中で最も多くこれらを含んでいますし、ミネラルも豊富です。

いわしに含まれる油は中性脂肪・悪玉コレステロールを低下させ、動脈硬化の予防もしてくれます。

最近日本人はあまり青魚を食べなくなっているようですが、赤ちゃんにはいわしの味に慣れ親しんでもらって、いわし好きになってもらえたら良いですね。

いわしの削り節でつくる出汁のとり方

ごはんを食べさせてもらっている赤ちゃん
それでは、いわし削り節の出汁のとり方をご説明します。

普段から出汁を手作りしているお母さんも、赤ちゃんのために初めて出汁をとることに挑戦するお母さんも作り方を確認してくださいね。

  1. 鍋に水を入れて火にかけ、沸騰する直前にいわし削り節を入れ、削り節が沈むまで煮出します。削り節の量はお湯の4パーセント程度が目安です。
  2. 火を止め、削り節が沈んだら絞ったりせずにキッチンペーパー等で静かにこします。絞ると苦みや濁りが出てしまいます。

出汁が冷めたら製氷皿で凍らせておくと便利ですよ。

出汁をとり終わった削り節は捨てずにふりかけなどにしておいしくいただきましょう。

まとめ

  1. 出汁を手作りすると赤ちゃんに良いことがたくさん
  2. いわし削り節はおいしくて栄養たっぷり
  3. いわし削り節の出汁のとり方

市販の離乳食の種類が増え、離乳食を手作りするお母さんは一時期減ったようです。

しかし、添加物の心配や手作りの良さが見直されてきたこと、またインターネットの普及でクックパッドなどでも離乳食の作り方が簡単に調べられるようになったことなどが要因で、手作り離乳食はまた人気が出てきましたね。

昔のお母さんたちは皆こうして赤ちゃんのためにおいしい離乳食を作っていたのだと思うと、市販品全盛期に子育てをした私などは本当に頭が下がる思いです。

いわし削り節は赤ちゃんの離乳食に最適な食材ですね。
お母さんも一緒に味わって「おいしいね♪」と笑顔で食事ができたら素敵です。

今回は離乳食に使う出汁のお話をしましたが、幼児期にも継続して食べると身体に良いですし、きっと大人になった時小さい頃の食の思い出として「お母さんの味」になってくれること間違いなしですね!





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