先日、片づけをしていたら子供の誕生日に使ったケーキのろうそくや、クリスマスケーキについていたろうそくがいくつも発見されました。
火をつけて「ふーっ」と吹き消したらさっさと引き抜いてケーキを食べるので、ケーキのろうそくが輝けるのはまさに一瞬ですね。
それにしてもカラフルで色々なデザインのろうそく達。
一瞬のためによくもまあこんなに買ったものです。
捨てられずにとっておいたところをみると、やはりすぐに捨てるのはもったいないと思ったんですね。
このまま捨てるのは何だかもったいないので何か使い道がないものか、ろうそくの再利用について調べてみましょう。
とっておいてよかった、便利な再利用方法
ろうそくは本当に様々な再利用の仕方があります!
まだまだ使えるろうそくは是非最後まで使ってあげてください。
捨てずに缶などに保管しておくと「とっておいてよかった!」と思う場面がたくさんあるようです。
色々なろうそくの余りをお気に入りの缶にためておくなんて、ちょっとした宝物みたいで楽しいです。
潤滑材として
滑りが悪く開け閉めしにくくなったふすまや引き戸はありませんか?
ろうそくを塗ると滑りが良くなりますよ。
塗るのは上下のレール部分。軽く擦り付けるだけでOKです。
その際、色のついていない白いろうそくを使ってくださいね。
色付きのろうそくを塗ると木材が変色してしまう可能性があります。
また、引っかかりやすくなったファスナーにも効果があります。
ろうそくを押し付けて塗ってください。
古くて滑りが悪くなったアイロンにも。
ろうそくの燃えさしを雑巾の上でつぶして、その雑巾に低めに温度設定したアイロンを当てれば滑りが良くなるのだそう。
潤滑油を買うお金の節約になりますし、使い勝手が良いので余ったろうそくを使うのはおすすめです。
調理に
太めのキャンドルは固形燃料の代わりとして簡単な調理に利用できます。
わざわざ固形燃料を買わなくても済みますね。
ただし、固形燃料ほどの火力はないので保温程度になります。
例えば自宅でチーズフォンデュをするときなどの保温コンロに使うと便利です。
また、余ったろうそくの火で、竹串などにマシュマロを刺して焼きマシュマロを手軽に食卓で。
ビスケット、チョコレートと一緒にサンドすると超絶おいしいですし、キャンプ感覚で楽しいです♪
小さくて食卓で使うのに最適なので最後まで使ってあげましょう。
非常用ろうそくとして
停電や災害時の非常用ろうそくとして、余ったろうそく達を常備しておきましょう。
私は東日本大震災を経験して、大きな被害は受けなかったものの数日間の停電がありました
。
夜の灯りとして使うならろうそくを使った方が乾電池や予備電力の節約になりますし、一本でも長時間明るい光で照らしてくれます。
何よりその存在は単純な灯りとしても便利でしたが優しい光で心を癒してくれます。
家の中もご近所も暗闇に包まれた中、小さな光を家族全員で囲んで励まし合えたのは本当にメンタル面で救われました。
各地で災害が発生していますが、もしものときの備えとしてろうそくが役立ちますよ。
ただし、火事には本当に気を付けて使ってくださいね。
色々なものを防止する、優れもの
余ったろうそくの使い道は火をつけて再利用するだけではありません。
ろうの特性を活かして様々なものの防止に役立つらしいのです。
驚くような使い道もありますよ!
針のサビ防止に
余ったろうそくがごく少量のときは燃やして使うのも難しいですよね。
そんなときは細かく砕いて縫い針を指す針山に混ぜて再利用してみてください。
お持ちの端ぎれの中に綿と細かく削ったろうそくを5:5に混ぜて詰めものにし、針山をつくります。
これだけで針がサビを防いでくれますし、針が長持ちするんです。
ズックの汚れ防止
白いズックにろうそくを塗ると汚れ防止になるんです!
特に子供の内履きなどコットン素材のズックは最初まぶしいほど白いのですが、あっという間に黒ずんでしまいますよね。
この汚れ対策として、つま先の汚れやすい部分などにろうそくを薄くこすりつけて塗るだけです。
ワックスのようにコーティング剤の役割を果たしてくれますし、撥水加工と汚れ防止に役立ちます。
カビ防止に
なんとろうそくがカビ防止になります!
お風呂場や洗面所、トイレなどタイルを使った場所はかカビやすいうえにカビを落とすのも大変ですよね。
そこで余ったろうそくを塗るとカビの繁殖を防ぐことができます。
タイルを一度きれいに掃除して十分に水けを拭いたら、タイルの隙間に余ったろうそくを2、3回擦り付けて塗っておくだけ。
これだけで水を弾いてくれるのでカビの発生を防止することができるのです。
玉ねぎ涙の防止に
さらになんと!玉ねぎを切るときに出てしまう涙も防止できるんです。
方法は、玉ねぎを切るときに近くに火をつけたろうそくを置いておくだけ。
玉ねぎを切った時に目が痛くなって涙が止まらなくなるのは、玉ねぎに含まれる硫化アリルという物質が断面から気化して目の粘膜を刺激することが原因です。
空気中に放出された硫化アリルが、ろうそくの火によって発生した上昇気流にのることで目に入らないので、涙が出ないのだそう。
玉ねぎを切り終わったらすぐに火を消しても大丈夫。とても便利ですね!
オリジナルキャンドルを作ってみましょう
ろうそくは使い道が色々あって有能ですね!
家事の裏技のような再利用の方法も良いのですが、おしゃれなオリジナルキャンドルを作ってみるのも素敵ですよ♪
つくり方は、しっかり準備してから始めればどれも難しいものではありませんので、お子さんと一緒に作るのも楽しいです。
あまりに楽しいので余ったろうそくでは飽き足らず、ろうそくを買い足して作りたくなるかも知れません。
くれぐれも火事ややけどには注意しながら作ってくださいね。
作り方
ろうそくは細かく砕いておきます。
キャンドルに色を付けたい場合は、お好みの色のクレヨンも細かく削っておきます。
それ以外に準備するものは凧糸と紙コップ、ろうそくを溶かす小さな鍋だけ。
鍋は料理するものと分けたいので100円ショップなどで小さな鍋を購入して専用で使うと良いでしょう。
または、加熱するだけのインスタント鍋焼きうどんなどのアルミ鍋があると便利ですよ。
小さな鍋に砕いたろうそくを入れて加熱し、色を付けたい場合は削ったクレヨンも入れて溶かします。
ろうそくが溶けたら用意しておいた紙コップに流し込みます。
紙コップの真ん中に凧糸を垂らし入れ、固まるまで待ち、紙コップから取り出せばできあがり!
このとき、芯をまっすぐ挿して固めるため、割り箸に凧糸を挟んで紙コップにわたして挿しこめば、じょうずに芯を固めることができますよ。
エッセンスを入れてアロマキャンドルに
ろうそくを溶かす段階で、お好みのエッセンシャルオイルを入れると良い香りのアロマキャンドルを作ることができますよ♪
ピンク系の色を付けたらバラ系の香り、紫色をつけてラベンダーオイル、黄色や黄緑のさわやかな色のキャンドルにシトラス系、ちなみに虫が嫌う香りを使うと虫よけにもできるんです!
加湿器などにエッセンシャルオイルを混ぜて使っている方も多いと思いますので、わざわざ買わなくてもお持ちの香りを使うといいですね。
ひと工夫でデザイン性の高いキャンドルに
オリジナルキャンドルは手作りですから、ろうそくを流し入れる容器によって色々なデザインのキャンドルを作ることができます。
100円ショップなどで売られている可愛い小瓶にろうそくを流し入れると室内のおしゃれな間接照明に。
バスタイムに浴室を照らしてリラックスタイムの演出にも一役かいます。
また、店で見かけるような卵型のキャンドルも実際卵の殻を使って作れば実は簡単にできます。
生卵に小さな穴をあけて中身を出し(中身は料理して美味しくいただきます)、洗って乾かした卵の殻の中にろうを流し入れ、凧糸を入れて固まったら卵の殻をむけばできあがり!
お子さんと一緒に卵の殻をむいたらキャンドルが!なんて楽しそうですね♪
まとめ
- 余ったろうそくをとっておくと潤滑剤にできたり、災害時にも活躍します
- ろうの特性を生かして様々な「予防」ができるんです
- おしゃれにリメイクしてろうそくの灯りを楽しみましょう
ろうそくの再利用の方法って本当にたくさんありますね!
こんな有能なものを今までただ捨てていたのが本当にもったいなかったです。
ケーキのろうそくの他にも、仏壇で使う大きなろうそくの余りですとか花火やキャンプで使ったろうそくの余りなど、意外と最後まで使われることなく捨てられてしまうろうそくがたくさんありそうです。
余ったものを再利用できないかな、と知恵を絞ることはとても素敵なことですし、ものを大切に最後まで使うと、自己満足かも知れませんが何だか嬉しいものですよね。