逆立ちできる人って、かっこいいですよね。
さらに壁や支えのない逆立ちって、めちゃくちゃ運動神経の良い人しかできないイメージがあります。
しかし!条件さえクリアすれば誰でもできるのですよ!
この記事ではそんな壁なしの逆立ちができる方法について紹介していきます。
逆立ちの条件と基礎練習
ポイント
- 壁の支えで逆立ちができる
- バランス感覚を習得済み
- 恐怖心の克服
壁や支えなしで逆立ちにするには、まずそれができる条件があるかどうかを確かめなければいけません。
逆立ちができる条件は壁で逆立ちができるかどうかということです。
逆立ちは腕の筋力が全てではありませんが、それでも自分の両腕で体重を支えられないと厳しいですね。
なので、前提として壁による逆立ちが無理なくできることが条件です。
この条件をクリアして、次に逆立ちに必要なものは、バランス感覚と逆立ちをすることへの怖さを克服することです。
それらを克服するためには、まず壁で逆立ちをすることを繰り返すことで逆さでいる感覚を掴むことです。
逆さでいる状態は普通ならばありえない状態なので、脳や体がバランスをとれないと思ってしまっています。
そして、バランスが取れないことは恐怖心にも繋がるものです。
その感覚を変えるためには逆さでいる状態が危ないものではないと掴むことが一番最初に必要なことです。
この壁による逆立ちの練習をする時は、背中を壁につけて逆立ちもいいですが、お腹を壁につけて逆立ちする練習方法の方がより効果的になります。
お腹をつけた倒立の方が顔を起こしやすく、体を伸ばしやすくなります。
最終的に壁なしで逆立ちをする時は、頭が上になって体が伸びている必要があるので、その感覚も一緒に掴んでおきましょう。
逆立ちで倒れた時の対処法と本練習
逆さになる感覚を掴んだら壁がない状態で練習していきます。
背中から倒れた時の対処法
壁による逆立ちである程度耐性が付いてもいざ壁なしで逆立ちをする時はやはり怖いものです。
そこで重要になるのはバランスを崩した時に安全に倒れる方法を知っておくことです。
お腹から倒れる場合は普通に足が地面に付くので良いですが、背中から倒れそうになると、下にマットのようなものがあったとしてもケガの元になります。
この背中から倒れそうになった場合の対処法は2つあります。
まずは、そのまま倒立前転のようにして地面に頭を付けて転がることです。
ただ、このやり方は首が危ない可能性がありますし、マット以外の場所だと使いづらいことがあります。
もう1つは体を捻って対処する方法です。
背中の方に体をそり過ぎたと思った時は、その状態のままにせず、体をすぐに横に捻って側転のようにして足を地面に付きます。
この方法を覚えておけばいざという時にすぐに体を戻せますし、ケガの防止にも繋がります。
体をコントロールするコツ
逆立ちをする時に必要なのは体をコントロールする力です。
これは何も腕の筋肉だけにかかっているわけではなく、頭の位置や足の伸ばし方でもコントロールすることができるものになります。
人によってやりやすさは変わってきますが、どれも気を付けなけばならないことです。
①手の向き
体を支える付いている手は、指を開いて逆ハの字で着くと肘が伸びて力が入りやすくなります。
指を閉じて内側によっていると倒れそうになった時に指先に力が入りにくくなるので、手のひらを開いて外に向けている方がコントロールしやすくなります。
②頭の位置
逆立ちをしているとどうしても顎を引いてしまって頭が胸の方に行きがちですが、これではバランスを取ることができません。
逆立ちをしている間は、頭をしっかりと上の方に起こすようにしましょう。
③足の使い方
体を支える手は体重がしっかり乗っていないといけないので、足がバタついたりするとそれがやりづらいものになります。
足を上げる場合は、お尻を高い位置にある状態から始めて、利き足で地面を蹴ってやるようにしましょう。
そうすれば自然と手に体重を乗せることができます。
また、逆立ちでは最終的に両足を揃えることになりますが、これは腰が完全に上がりきるまではやらなくて良いことです。
先に足を揃えてしまうとバランスが崩れた時に足でコントロールすることができなくなってしまいます。
これら3つのことを意識しながら逆立ちの練習をしていくことになります。
繰り返しやっていてもできない場合は、大抵が手に重心が乗っていないことが原因です。
そうならないためには上記で書いた頭を上にすることや足上げ切ってまっすぐにすることが重要です。
一旦壁によるお腹をつけた逆立ちに戻って感覚を掴み直すことも考えて何度もチャレンジしていきましょう。
まとめ
今回は壁なしで逆立ちをする方法について見ていきました。
最初の壁は逆さへの恐怖心なので、逆さの感覚を慣れるのが大事なことです。
何事も繰り返しの練習が結果に繋がるので、逆立ちをしたい方はぜひ諦めずに繰り返してみてください。