神社の社務所でたたずむ巫女さん

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社務所は求人募集してる?神社の【謎】仕事と就職手段を調査!

投稿日:2018年10月27日 更新日:

神社でお仕事をしたいと考えている方、どのような仕事をイメージしていますか?
神主さんや巫女さんはじめ、社務所ではたらく人は、ハカマ姿で凛としていて素敵ですよね。

私は寺社仏閣関係をリスペクトしている人間なので、神社で仕事ができるなんて少し憧れます。
現在の仕事で理不尽な目に遭ったりして「俗世、嫌い…」と落ち込むときには…、俗世から離れて神様に仕えるイメージの神社ではたらく方々を、うらやましく感じてしまいます。

ところで社務所(しゃむしょ)ではたらいている方々は、どのようないきさつで神社で仕事しているのでしょうか?
神社がハローワークに求人なんて出すんでしょうか?どんな仕事をしているんでしょうか?

疑問は尽きません。

そこで、神社の社務所で仕事をしたい場合、求人があるのかなどなど調べてみました。

社務所とはどういうところ?

神社でお守りを売っている巫女さんたち
社務所とはわかりやすく言うと神社の事務所です。

事務のことを神社では「社務」というので事務所ではなく社務所というのですね。
厳密に言うと事務所以外の場所も含めて一般的には社務所と呼ばれているようです。

社務所で仕事する場合、どんな場所でどんな勤務を指すのか調べました。

神社ならではの奉仕内容もあれば、意外に普通の企業経営とかわらないことも。

社務所

いわゆる事務所という解釈になります。
神社も企業と同様に経営をしていますので、会計などの事務も行います。

例えばお賽銭の管理ですとか、お守りや御朱印の管理、最近はホームページを持っている神社も増えましたのでSNSの運営だってしています。

ですから、パソコンスキルを持っている職員さんが行っているというわけですね。

お祭りの運営をはじめ、神社主体で書道教室を開いたりする神社もありますので、イベント企画や運営もお仕事の一つですね。

また、社務所では様々な祈祷を受け付けています。なじみの深いものでいえば「七五三詣」「安産祈願」「合格祈願」などでしょうか。

実は神社で行う結婚式もこのご祈祷の一つになるんですね。

神社の看板や広告で「詳しくは社務所までお問い合わせください」と書いてあるのをよく目にしますよね。

社務所では申込用紙に記入していただいて初穂料を受け、ご祈祷の受付を行います。
受付ですからもちろん、お客様対応などもこなします。

授与所

お守りや御朱印、破魔矢とかおみくじなどの縁起物を授与する授与所は参拝客も立ち寄ることの多いなじみの深い場所です。

最近流行の「御朱印」を参拝した証として授与しているのも社務所です。神職さんや巫女さんが御宝印、御本尊の名前、参拝日、神社の名前を記入します。

ちなみにこれらは販売ではなく「授与」と呼ぶんですね。購入する方も「買う」と言わずに「受ける」と言うらしいです。(お金をやりとりしているのにね…)

神社のお仕事を目にする機会はこの授与所が一番多いでしょうから、イメージしやすいですよね。

斎館

斎館とは、神職が神事を行う前に身を清めるために籠るための建物です。
また、宮司さんや巫女さんが着替える場所でもあります。

祈祷を待つ人が待機する場所でもあるので、大きな神社へ行くとソファーなどが置いてあってホテルのロビーのような雰囲気だったりします。

お茶やお菓子をいただくこともできるようです。ここで来客対応をする職員もいます。

どんな人が働いているの?

神社の授与所で売っている破魔矢
初詣では人手が足りませんので巫女さんのバイトを募集したりしていますが、それ以外はどのような人が働いているのでしょうか。

社務所で現在働いている人はどのような経緯で仕事をしているのか、謎の多い社務所勤務について調べてみました。

定年を迎えた巫女さん

社務所で事務をしているのは定年を迎えた巫女さんがほとんど。

巫女さんの求人は大体29歳くらいまでなので、定年も普通より早いことが多いのですね。
ですから、残念ながら社務所の事務職員という求人はほとんどないと思ったほうがいいようです。

会計担当として銀行員の経歴を持つ方を採用する場合もあるようですが、稀ですし狭き門です。

氏子さんの紹介

職員を抱えている神社でも、氏子さんから紹介された人ですとか、信頼できる近所の方にお願いしている場合が多いようです。

ちなみに「氏子」とはその地域の住人で、その土地の氏神様におまつりをする立場の人のことです。

地域に限らずその神社の氏神様をまつる人全般を指しますが、氏子さんたちは神社でのお祭りへ参加したりする協力者でもあります。

神社は町内会のボランティアなどに積極的に参加して地域の方々とのつながりを深めことが重要です。そうすることでお祭りなども地域の方々から協力して頂いて持ちつ持たれつの関係を築けるのですね。

神社は信頼関係をとても大切にしますから、身も知らずの職員を募集して採用することはまずないようです。

ボランティア

今は神社も経営が厳しいようで、小さな神社では氏子さんが社務所の奉仕をボランティアで手伝っているようです。

中には氏子総代のおじいちゃんが長年社務所で奉仕しているような神社も。
ですから、小さな神社では社務所の求人はほとんどないと言っていいかも知れません。

そもそも求人があったとしても企業と比較してお給料が低く設定されているのは、ボランティアさんの力を借りてなんとかこなせる奉仕内容だからかも知れません。

社務所の求人に応募するには?

とある神社の冬の外観
神社は縁故採用が強いので、直接社務所に求人の問い合わせをするのはご法度のようです。
しかし大規模な神社では求人を出しているところもあります。

ちなみに神社では「仕事」のことを「奉仕」と呼びますので、求人には「奉仕していただきます」という表記の仕方をされていますが、お給料が出ないという意味ではないので念のため。

それではどんな求人が出ているのか、また、社務所での仕事に応募したい場合どのようにすれば良いのか調べてみました。

巫女の求人

なんと、巫女さんの求人があるんですね!憧れます…。

奉仕の内容としては御祈願の受付やご案内、お札やお守りの管理、授与所での縁起物の授与など参拝客への対応が中心です。

中には神楽の奉納や結婚式での奉仕を行います、と記載している神社もありますね。

求人をみて驚いたのは巫女さんのイメージとはちょっと違う…賞与ですとか、有給休暇ですとか、巫女手当、神楽手当!社員旅行やレクリエーションなどの福利厚生…。

いや、奉仕とは言え社会人として勤務してお給料をいただくのですから当たり前のことなんですが、私のイメージしていた巫女さんは昔々の巫女さんなんですね。

ちなみに私は若い頃、ホテルの式場で神前式の巫女のアルバイトをしていたことがあるのですが、作法を覚えて式を粛々と行う雰囲気は好きでした。とてもためになる経験でしたよ。

もちろん正職員として巫女さんになるにはたくさん勉強することがあるようですし、ビジュアルから入るようなことはお勧めしません。

神主の求人

なんと!神主の求人も存在しました。

神主の仕事に就くには神職の「階位」が必要なため、一般的には大学の神職資格過程ですとか神職養成所を出ていなければいけません。

しかし中には神社独自の階位制度を設けていて、未経験者でも教育制度によって神主になることができる神社もあるようです。

しかし、神主の仕事は想像以上に努力が必要です。立ち居振る舞いすべてに正しい作法が求められますし、奉仕の内容は多岐にわたります。

自分を律することのできる人物でなければ務まりませんから、神主は楽そうだから、という理由で応募する方には向いていませんし、そもそも続かないでしょう。

必要なスキルは?

求人に必要な資格の記載がない場合でも、やはり字は上手なほうが何かと困りませんよね。
書道の資格はアピールポイントになるのではないでしょうか。

ただし、御朱印を書くのは神職さんなので本格的な勉強は必要ないのではないでしょうか。
財務管理をするのであれば簿記も持っていた方が良さそうです。パソコンスキルも必要ですね。

神社の各種活動のために自動車免許も持っていたいです。

また、資格ではありませんが、正しい言葉遣いができるかどうかは重要だと思います。神様に使える仕事ですから、人柄を重視されることは間違いないですよね。

神社に郵便物を送るときは?

神社に履歴書等を送りたいとき、宛先はどのように書けば良いのか悩む人もいると思います。

しかし、企業への宛先と同様「〇〇神社御中」で届きますのでご安心を。

もし氏名を知っていたら「○○神社社務所 ○○様」とすれば間違いないでしょう。

まとめ

  1. 社務所とは事務を行う場所、縁起物を授与する場所、神事を行う際の控室を指します
  2. 神社は地域とのつながりや信頼関係を大事にしているので縁故採用が多いようです
  3. 社務所の求人に応募する際大事なのは常識と人間性

どうやら神社では基本的に縁故採用がほとんどです。しかし大きな神社ではハローワークや求人サイトに募集をかけているところもありますので挑戦してみても。

求人を出していないような小さな地域の神社なら、氏子さんなどの知り合いに話をしてもらいましょう。

大切なのは、神社で働きたい!という熱意があるのかどうか。

神社は地域のため、地域住民のためにある場所です。
ひとのために働くことが楽なはずはありません。

いつでもきれいな環境であるために掃除は欠かせませんし、まずは自分自身が背筋の伸びた生活をしていなければひとのために奉仕することはできません。

私のように逃げの気持ちで神社の仕事に憧れるなんて少し恥ずかしくなりました…。
もし無事に社務所で奉仕できるようになったら、きっと素晴らしい人格の方々との出会いもあるでしょうし、神社の存在意義を感じて仕事に誇りを持てることでしょう。

神様の良いお導きがありますように!

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