様々な場面で頂くことが多い、ろうそくやアロマキャンドル。
今のご時世あまり使う機会がなく、どんどんたまってきたという方も多いのではないでしょうか。
要らないろうそくを処分する際に気になるのが、ろうそくの捨て方。
何ゴミとして出せばいいの?容器はどうやって捨てれば良いの?といった疑問にお答えします。
燃えるゴミでOK!
ろうそくと言えば火が付くので、「危険物」として扱われているのでは…?と思う方も多いと思いますが、普通に燃えるゴミとして捨てることができます。
これはろうそくが発火する温度が約400℃以上であり、自然発火することがほとんどないためです。
多く頂いたりする仏壇用のものや紙箱に入ったものなどはそのまま燃えるゴミとして捨てることができますし、アロマキャンドルのようにアロマオイルで香りを付けてあったり、ハーブやドライフラワーが練り込まれているものも、そのまま捨てることができます。
アロマグッズでジェルのように柔らかい形状のキャンドルがありますが、こちらも燃えるゴミとなります。
ろうそくの容器について
誕生日ケーキに挿すものや、仏壇用のものはそのまま燃えるゴミとして捨てることができるのですが、アロマキャンドルなどは様々な容器に直接ろうが流し込まれているので、分別に悩むところです。
ろうそくの容器はどのようにして捨てれば良いのでしょうか。
プラスチック製容器
容器がプラスチック製の場合は、ろうそくと一緒にそのまま燃えるゴミとして捨ててもOKです。
使用後捨てる時のことを考えたら、プラスチック製が楽で良いかもしれません。
ガラス製容器
ろうそくがガラス製容器に入っている場合は、燃えないゴミとして分別します。
一般的にガラス類は、あきびんのようにリサイクルすることなく埋め立てゴミになるので、ろうそくが付いたまま捨てても大丈夫です。
しかし、本来燃えるゴミであるろうそくを埋め立てると体積が増えてしまうので、自治体によってはきちんと分別しないといけないことも。
これについては自治体に確認しましょう。
金属製容器
こちらも燃えないゴミとして分別します。
ガラス製容器と同じく、あきかんのようにリサイクルすることはないのでろうそくが付いたままでも大丈夫ですが、自治体によって回収方法が異なるので、確認しましょう。
容器からろうを剥がす方法
自治体の決まりで、ガラス容器や金属容器からろうそくを剥がさなくてはならなくなった場合。
ろうや液体キャンドルを容器に流し込んでから固められたものは、キャンドルと容器がぴったりとくっ付いており簡単には取り外すことができません。
少し手間がかかりますが、ろうそくを温め、溶かして剥がすようにしましょう。
- 未使用のものは、火をつけてある程度ろうを溶かしましょう。
- ろうがこびり付いた容器に、熱湯を注ぎます。
- 熱されたろうが溶けて、熱湯の中に浮いてきます。このまま、熱湯が冷めるまでしばらく放置します。
- 熱湯が冷めたら、爪楊枝や割り箸を使って浮いたろうをすくい取ります。
- すくい取ったろうのカスは、新聞紙やキッチンペーパーなどに包んで燃えるゴミとして捨てます。
- 容器に残ったお湯は、新聞紙やキッチンペーパーなどに染み込ませて捨てます。
このお湯をそのままシンクに流してしまうと、ろうがこびり付いてシンクがヌルヌルしたり、配管が詰まったりしてしまうので注意しましょう。
ろうそくを捨てずに手放す
自治体の決まりで、ガラス容器や金属容器からろうそくを剥がさなければいけないけれど、少し面倒だな…という方は、他の方法で手放してみてはいかがでしょうか。
クリーンセンターや廃棄物処理場へ
少しの量なら良いのですが、業務用の規模で廃棄するろうそくが出てきた場合、段ボールにまとめて自治体が指定するクリーンセンターや廃棄物処理場へ持っていくという手段もあります。
有料になりますが、まとまった量を引き取ってほしい時はおすすめです。
フリマサイトやリサイクルショップで売る
捨てるのが面倒なガラス容器入り、金属容器入りのキャンドルだとおしゃれなものが多いので、誰かの手に渡すこともできます。
香りが苦手で使っていない、頂き物のアロマキャンドルやフレグランスキャンドルがあったら、メルカリなどのフリマアプリや地域で開催されているフリーマーケットに出品してみてはかがでしょうか。
有名ブランドのものだとそこそこの値段で売れるようです。
まとめ
- ろうそくは燃えるゴミとして捨てることができます
- ろうそくが入っている容器によっては、分別が必要になります
- 容器からろうを剥がす際は、熱湯で温めるようにしましょう
- ろうそくを引き取ってもらうという方法もあります
ろうそくの捨て方についてご紹介しました。
ケーキのろうそくや仏壇のろうそくはそのまま燃えるゴミとして捨てていたような気がしますが、考えてみるとおしゃれな容器に入っていたり、香りがついていたりすると処分の仕方に悩みますよね。
間違った方法で捨てると周りに迷惑をかけかねないので、正しく安全に捨てるように心がけましょう!