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早贄はモズ以外の鳥もやるの?あなたの知らない謎多き生態!

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皆さんは「モズの早贄」という習性を知っていますでしょうか?

筆者はこの習性を漫画の「ハンター×ハンター」で知りましたが、皆さんの中で知っている人がいれば、そのような現実ではない作品での描写かもしれません。

この言葉には「モズの」と付いていますが、他の動物が行うかどうか気になるところです。

今回はそんな「モズの早贄」に関してまとめたものになります。

百の舌を持つ?モズという鳥

モズはスズメ目モズ科モズ族に分類される鳥類。

漢字では「百舌、百舌鳥、鵙」などの文字で書かれます。

日本においては北海道や本州、四国、九州に分布しており、開けた森林や農耕地などに生息しています。

体長は19~20㎝で淡い褐色をしています。

主食は昆虫や甲殻類、両生類、小型の鳥類や哺乳類を食べます。

秋から11月頃にかけて「高鳴き」と呼ばれる縄張り争いを行い、その時期には激しい鳴き声を出し、縄張りを確保してそこで冬を越します。

漢字の「百舌」は様々な鳥の鳴き声を真似たような鳴き声であることから付けられています。

モズを題材にした昔話で、モズが鳩と鴫(しぎ)に勘定を出させて自分は何もはらわなかったことから、飲食や買い物で仲間にだけ金を出させて自分は払わないことを「百舌勘定」という慣用句ができました。

ここまでの特徴を見ると普通にいる鳥とそれほど変わるようには見えません。では、次に主題である早贄について見ていきます。

未だに明かされない「モズの早贄」

「早贄」とは捕まえた昆虫や小型の生き物を木の枝などに突き刺して、木の間に挟む行為のことを言います。

その由来は秋に初めての獲物を生贄として捧げたという言い伝えからそう呼ばれるようになりました。

実際に行われる場合も秋頃が最も頻繁に行われるものです。

しかし、この早贄という習性は未だに何のために行っているものか判明していません。なので、様々な説が考えられています。

獲物を固定して食べやすくするため

ワシやタカのように足の力が強くないモズは獲物を掴んで食べることができません。

そのため、小枝で突き刺しておくことで、獲物が動かないように固定して、足で裂きやすいようにしているのではないかという考えです。

また、モズは空腹満腹に関係なく早贄を行います。

このため、モズは獲物を捕らえたらとりあえず早贄を行い、空腹ならそのまま食べて、満腹ならばそのまま放置していくとう説もあります。

保存食として残すため

枝に固定しておくことにより保存食として蓄えておくという考えですが、これに関しては、早贄をした場所に戻ってくることがゼロではないですが少なく、そのまま放置されることがほとんどなので、可能性としては低いとされます。

また、そのまま置かれた早贄は他の鳥に食べられてしまうこともあるので、保存方法としてはあまり優れたものではありません。

本能として

モズは餌付けをされていたとしても早贄をすることが確認されています。

上記のような理由があったとしても食料を確保する手段があるのならば、この習性をやる必要はありません。

このことから、環境の変化によって上記のような理由はなくなってしまったが、早贄は本能的に刷り込まれているものであると考えられます。

と、ここまでいくつか説を挙げていきましたが、モズが早贄を作る行為に一定の傾向が見られないので、確証を得ることができない状態が続いています。

また、早贄はモズ以外の鳥類が行うことはありません。

他の鳥類も行っていれば習性のデータとしても何か傾向が見つかったかもしれませんが、モズ特有の習性であるので、余計に難しいものになっています。

モズが生息している地域では、モズが忘れてしまった早贄がそのまま放置されている光景を目にすることがあります。

あまり気持ちの良い光景ではありませんが、習性によるものなのでどうしようもありません。

まとめ

今回の記事をまとめると、

  1. 早贄はモズ特有の習性であり、それを行う原因は未だに判明していない
  2. 本能として行っていると考えるのが一般的である

の2つになります。

様々な動植物の生態が明かされる中、未だにわからないことがあるのはかなり珍しいことかもしれません。

モズ側からすれば、単にこの方が良いからと言われると、どうしようもないですが、いつかその原因がわかるのが楽しみになるものだと思います。

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