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高齢者「懐かしい」というお菓子/安心安全で召し上がれるもの大全




高齢のおじいちゃんとおばあちゃんに何かお菓子を食べさせてあげたい時、何を選べばいいか迷うことはありませんか?

喉に詰まらせる心配はないか、食感が固すぎないか、味は優しいか、いろいろ考えなければならないことがあると思います。

今回はそんな方にオススメできるもので、お年寄りの方も懐かしく感じられるお菓子を紹介していきます。

もちろん、お年寄りでない方もあまり食べた事のないお菓子があれば、一緒に美味しく食べられるものばかりです。

ちょっとした由来や起源も載せておくので、お菓子と共にお話のネタとして見ていってくださいね。

オススメのお菓子8選

どら焼き

国民的アニメの『ドラえもん』でもドラえもんの好物として出てくるどら焼きですが、そこで名前を聞く割には実際に食べた事がない人もいるのではないでしょうか?

あんこを挟んだしっとりとしたカステラ風の生地が特徴です。

甘すぎない味ですし、柔らかい生地はお年寄りにも安心なものです。

また、最近はあんこだけではなく様々なバリエーションの餡があるので、春はさくらを練りこんだものだったり、生クリームを挟んだものであったりと、いろんな種類を楽しむことができます。

どら焼きの由来は形が打楽器の銅鑼に似ていたことから付けられた説が有力とされています。

関西では「三笠」、「三笠焼き」、「三笠まんじゅう」などの別名で呼ばれます。

カステラ

卵と小麦粉と砂糖を混ぜて作った焼き菓子であるカステラ。

そのシンプルな味わいはお年寄りにも好評のようです。

カステラも混ぜるものをチョコレートや抹茶などに変えれば、違った味わいの物を楽しめます。

元はポルトガルから伝わった南蛮菓子を日本独自にアレンジした和菓子です。

貿易港であった長崎が本場とされるので、「長崎カステラ」と呼ばれるものがあります。

羊羹(ようかん)

お年寄りが好んで食べているイメージのある羊羹。

小豆の優しい味と柔らかい食感が好まれる理由としてあるでしょう。

主に寒天が多く入っている方が煉羊羹と寒天が少ない水羊羹の2種類があるので、お好みの方を選んでください。

元々は、中国の料理で羊の肉の羹(あつもの:魚・鳥の肉や野菜を入れた熱い吸い物)を意味していて、それが冷めた時に肉のゼラチンで固まり、自然に煮凝りになったことが起源のようです。

また、日本における羊羹の起源は、小豆を小麦粉かくず粉を混ぜて作る蒸し羊羹であったようです。

甘納豆

甘納豆はマメ類などを砂糖漬けにしたものです。

発酵食品の納豆とは何の関係もないですが、マメ類で独特な味ではあるので、好みが別れるところになります。

お年寄りには普通のマメ類よりも柔らかめなので、安心して食べられます。

甘納豆の起源は、ぜんざいに火をかけ過ぎて自然に発見される説などがあります。

お饅頭

和菓子の定番のあるお饅頭は、お餅やお団子よりは喉を詰まらせる可能性が低いですし、もちもち感はこちらで味わうことができます。

中の餡のバリエーションはどら焼き同様にたくさんの種類が楽しめます。

中国の饅頭が起源になり、日本では今の饅頭に繋がる甘い饅頭と野菜を入れた菜饅頭の2種類が存在していました。

蒸しパン

チーズや果物などを乗せたものは蒸しケーキとも呼ばれるお菓子です。

ホットケーキミックスを使うと手軽に作ることもできます。甘くて柔らかい生地は消化吸収によく、お年寄りだけでなく、子どものおやつとしても好評です。

蒸しパンの起源は明確にはわかっていませんが、明治時代辺りには蒸しパンとしての記録が残っているものがあります。

わらび餅

わらび粉に水と砂糖などを混ぜてできた透明な物にきな粉をふって食べるお菓子です。

スーパーでも売っているのよく見かけますね。

他では味わえないわらび餅の食感はもちろんお年寄りにも優しいものです。

醍醐天皇が好物としていた言い伝えがあるので、平安時代から作られていた可能性があります。

あんみつ

みつまめに餡や寒天などを乗せて黒蜜や白蜜をかけて食べるお菓子です。

この他にもクリーム、白玉、フルーツといったバリエーションがあります。

盛り合わせで少し贅沢な気持ちになることができますね。

1990年代に作られ始めて、昨今は四季のいつでも販売していますが、和歌における夏の季語とされています。

まとめ

今回は8つの懐かしのお菓子を紹介していきました。

懐かしのお菓子なので和菓子が中心になっていましたが、皆さんはいくつ食べた事があったでしょうか?

お年寄りの方と懐かしの味を共有しながらぜひ食べていってください。




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