鼻づまりって辛いですよね…。
花粉症をはじめ、現代は様々なアレルギーが蔓延していて、現代人にとって鼻づまりは日常的なものになっています。
鼻づまりって、つまっているくせに急に「ボタッ!」と鼻水が落ちてきたり、せっかく美味しいものを食べていても味がわからないほどつまっていたり、本当に参ってしまいますよね。夜も眠れなくて、鼻のかみすぎで鼻の粘膜から出血…苦労話を挙げたらきりがありません。
私はアレルギーで一年中鼻づまりに苦しんでいたので、病院から処方された薬や市販の薬で対処していましたが、薬は副作用もありますし、長く飲み続けていたら効き目が薄れていった気がします。
しかも、最初はスギとブタクサだけだったのが、ヨモギやサクラソウ、どうやら湿度なんかにもアレルギー反応が次から次へと登場してきて、私はもはや自分の鼻づまりの原因が何なのか、調べる気力も無くしてしまいました。
病院にかかるのをやめてからは、症状を少しでも楽にできるような工夫を重ねて自分なりの対処法を探してきました。
が、なんと意外な方法が鼻づまり解消に効果があるらしいのです。
少しでも鼻づまりが楽になるなら試してみたいと思いませんか?
ストレッチで鼻づまりが解消できるって本当?
その意外な方法とは「ストレッチ」…難しいことではありませんし、なじみのある運動ですね。
ストレッチで鼻づまりを解消できるなんて、私は最初「どういう意味だろう?」と思いました。
だって、ストレッチをしただけであの頑固な鼻づまりが楽になるならこんな簡単なことはありませんよね。
しかも、ストレッチって腕や脚の筋肉を伸ばす運動なのに、鼻は関係ないんじゃあ…。
血流の流れによって解消
鼻とストレッチが関係ないのでは?と思ったのは私だけではないですよね。
しかし、身体の各器官は当然つながっていて、それぞれ影響しあっています。
全身の器官をめぐっているのは血管。血流の流れによって制御することが可能なわけです。
ストレッチで鼻づまりが解消できる理由
では、なぜ血流を良くすることで鼻づまりの解消に効果があるのでしょうか。
鼻づまりの中でも鼻炎による鼻づまりの場合、大きな原因は血行が悪くなることにあります。
そのため、それを良くすることが解消の方法となるわけです。
ストレッチをすることで血流を良くして、鼻づまりが解消されるのですね。
どんなストレッチをすれば鼻づまりに効果的なの?
では、鼻づまりを解消するためにはどんなストレッチをすれば良いのでしょうか。
前述したとおり、血流を良くすることが目的なので、大きく言ってしまえばどんなストレッチでも良いわけです。
前屈でも良いですし腕を伸ばすストレッチでも良いですし、手軽にいつでも滞った血流を良くするストレッチを行うようにすると、少しずつでも効果が表れてきます。
それでは、一般的なストレッチ以外で鼻づまり解消に効果がある方法をご紹介します。
脇の下に圧をかける方法
まずは500mlのペットボトルを使った鼻づまり解消法をご紹介します。
やり方は簡単。右側の鼻がつまっている時は左の脇の下に、左側の鼻がつまっている時は右の脇の下にペットボトルを挟んで圧をかけるだけです。
ちなみになぜ脇の下なのかというと、脇の下には自律神経が集まっているからです。
ペットボトルがない場合、椅子の背もたれを使った同様の方法もあります。
ペットボトルの方法と同様に、つまっている鼻の反対側の脇の下で椅子の背もたれを挟んで圧をかけます。
これらの方法は、圧をかけた脇の反対側の交感神経が刺激されて鼻甲介の血管が収縮することによって、鼻づまりが一時的に解消されるのだそうです。
腕立て伏せ
これまた鼻づまりとは関係なさそうな運動ですが、脇の下と腕の付け根を開くことを意識して行うと効果が感じられますよ。
腕立て伏せは上半身の血流を良くしますので、鼻の通りも良くなります。
従来の筋肉トレーニングの目的ではありませんので、無理をしないように膝をついて腕立て伏せをすると何回も続けて行うことができますね。
逆立ち
逆立ちは、下半身に溜まっている血液を全身に巡らせることができるので、鼻づまりの解消に効果を発揮します。
いつでもどこでも、とはなかなかいきませんが寝る前に壁を使って逆立ちをして10秒以上静止してみましょう。
もちろん、血圧が上がったりしないように、無理は禁物です。
ストレッチ効果をあげるためのひと工夫
せっかくストレッチをするなら効果的な方法があれば実践したいですね。
知識があるとないとでは大きな差が生まれますので、少しでも鼻づまりを解消したいなら漠然とストレッチするよりは、少しだけ工夫してみましょう。
部位を意識してストレッチ
ストレッチを行うときに首と肩甲骨、腕の付け根を伸ばすようにしてみましょう。
ゆっくりと10秒以上伸ばして血流が良くなると、じわーっという感覚があります。
腕のストレッチはやりやすいですが、首や肩はなかなか伸ばすといっても伸びませんのでマッサージだけでも良いと思います。
深く呼吸する
ストレッチをしながらできるだけ深い呼吸を心掛けてみましょう。
息を吸う時は鼻から吸って(つまっていると苦しいかもしれませんが)息を吐くときは口からふーっとゆっくり吐き出しましょう。
ちなみに、息を吐ききったら鼻をつまんで息を数秒とめてみてください。
息を止めると、酸欠にならないよう鼻腔を広げようと脳から指示が送られて鼻づまりの解消につながりますよ。
まとめ
- ストレッチで血流を良くすることで鼻づまりは解消することができます
- 鼻づまり解消に効果があるストレッチ方法
- 鼻づまり解消の効果を上げるためのひと工夫をしましょう
鼻づまりで苦しいとき、一生懸命勉強や仕事をしているうちに気が付いたら楽になっていたということはありませんか?苦しいと鼻づまりばかり気になって何にも集中できないものですが、必要に迫られて何か行動をとっていると解消することがあります。
気が紛れる効果もあるのかも知れませんが、身体を動かすことで鼻づまり解消の作用が働いていると考えられます。
たしかに運動したあとは鼻が通りますよね。
とはいえ、私のようにひどい鼻炎持ちは、鼻に炎症が起きていると同時に微熱も出たりして、風邪の引き始めのようなだるさを感じたりします。そんな状態で無理に運動はできないのではないでしょうか。
そこで、いつでもどこでも簡単にできるストレッチで鼻づまりを解消できたら良いですよね!
ストレッチは鼻づまりの原因を解決するわけではありませんが、つらい鼻づまりを少しでも緩和させたい人にとって、身近な鼻づまり対策として活躍してくれるでしょう!