企業の面接の風景

就職活動

「採用を見送りさせていただきます」って何?待てば雇ってくれる?

投稿日:2019年2月17日 更新日:

企業の面接後、合否の通知を知る瞬間は期待と不安でどきどきしますよね!

通知は文書の場合も電話の場合もあると思いますが「否」の通知は本当にがっかりするものです。

私は人よりも転職回数が多い方で今までの人生で数回面接を受けてきましたが、一度だけ不採用の通知をもらったとき、それはそれはショックでした…。

何だか自分を丸ごと否定されたような、あの衝撃。二度と味わいたくありません。

私が否定された話はさておき、不採用の通知の際「今回は採用を見送らせていただきます」という言い回しをされた経験はありませんか?

よくドラマなどでも電話通知で耳にする言い回しですよね。

「採用を見送る」って、不採用と何が違うのでしょうか?

「採用見送り」ということは、待っていれば採用される可能性があるの?と思う人も中にはいるようです。

そこで、この謎の言い回しについて意味を調べてみました。

「不採用」と「採用見送り」に違いはある?

頭を抱えるスーツの男性
「不採用」という言葉を使う企業と「採用見送り」という言葉を使う企業、2種類あることは事実です。

それではこれらの言葉に違いはあるのでしょうか?

意味があって使い分けされているのか、調べてみました。

「見送り」の意味

「見送る」という言葉の意味を調べてみると、「お見送り」のような去る人を目で追うという意味とは別に「計画していたことの実行を延ばす」という意味がありました。

ビジネスシーンでつかう「見送り」はこれにあたりますね。

「新システムの導入を見送る」「契約を見送る」など、同様の使い方をよく目にします。

さて、問題は「実行を延ばす」という意味であるということですね。

たしかに新システムは今後導入するかも知れませんし、契約も時機を見て締結するかも知れません。

それならば採用の見送りも、のちに採用する可能性があるという事なのでしょうか?

不採用通知はテンプレート

企業側からすると、実は通知文書はテンプレート使用です。

不採用の事情や内容ごとに丁寧に文面を書き分けているわけではありませんので、「見送り」という言葉の意味に期待するのは間違いかも知れません。

不採用通知にはっきりと「不採用」という言葉を使っている企業もあります。これはわかりやすいですが結構衝撃的に目に焼き付く文字ですよね…。

はっきりとした断り方でも「誠に遺憾ではありますが、貴意に添いかねる結果となりました」のように至極丁寧な文面の企業もあります。

そして中には「今回は採用見送りとさせていただきます」というテンプレートを使用している企業もある、というただそれだけの違いであって、本当に見送ったというわけではないということを理解しましょう。

企業は不採用通知にとても気を使っている

企業側は、不採用の通知をする際にとても気を遣っているということをご存知でしょうか。

実は採用通知を出す内定者以上に気を遣うものなのです。

その気遣いのひとつが「今回は採用を見送らせていただきます」という言い回しです。

言い回しだけではなく、不採用になった理由にかかわらず「大変苦慮した結果」などの言葉を使って「とても悩んだのですが…」と前置きしてお断りするようにしている企業が多いんですね。

さらに「応募いただいたことに大変感謝しております」という内容も必ず添えることになっています。

これは不採用者がその企業に対して悪いイメージを持たないように、という工夫です。

不採用を突き付けられると、どうしても「何だよ、こんな会社!」と不満を持ってしまいがちです。
それは企業にとって大きなマイナスなのです。

もし不採用だとしても丁寧で誠意ある回答であれば「良い企業だな。自分の実力不足だったのかな」と理解できますよね。

不採用通知を受け取ったその後

首をかしげるスーツの女性

ところで、不採用の通知を受けたら「そっすか…」と呟くだけで何もアクションはいらないのでしょうか。
こちらはショックを受けているのでわざわざ返事するのも何だか面倒ですよね。

お祈りメール

不採用通知のメールのことを「お祈りメール」と呼ぶことがあります。

その前に、古い人間である私は不採用通知がメールで送られてくるということに驚いたのですが、これは最近は失礼でもなんでもなく、多くの企業がメールでの通知を行っているとのこと。

話は飛びましたが、その不採用メールの最後には「今後○○様のご活躍をお祈り申し上げます」といった文面が添えられていることから「お祈りメール」と呼ばれているんですね。

メールには返信するのが常識なので返信しなければいけないと考える人もいるようですが、お祈りメールへの返信は必要なのでしょうか?

わざわざ文書で「わかりました」と返信するのと違って、メールならそれほど手間でもないし受け取る側も困らないような気もしますよね。

返信は必要なし

しかしお祈りメールに返信したところで採用結果が覆るわけでもありませんし、それを期待して返信するのは間違いです。

お祈りメールには「末筆ながら~」と書いてあることからわかるように、企業と不採用者のやり取りはその時点で終了しています。

ですから、お祈りメールに返信をしなくても失礼にはあたりません。

企業の担当者もテンプレートを使った文書を送っているだけですので、それに対して律儀に返信する必要は全くありません。

逆に返信メールを送ってもマイナスにはなりませんので、面倒でなければ送っても問題ないでしょう。

基本的にはどちらでも構わないというところでしょうか。

「見送り」を現実にできるか

ガッツポーズのスーツの男性
お祈りメールには返信すべきではない、という訳ではないので返信するかしないかは個人の自由です。

返信したいと思ったのなら返信するのも良いでしょう。

もちろん返信したからといって採用になるというわけではありませんが「やはりこの企業で働きたい」という熱意や「面接させていただき、ありがとうございました」という感謝を伝えることは、受け取る企業にとって非常に好印象かも知れません。

ただし、これは一部のパターンに限られますので、お祈りメールに返信しても違和感のないパターンを3つご紹介します。

最終選考まで残っていた場合

もし最終選考まで残っていて不採用となってしまったのなら、採用になる可能性があったと捉えてもいいと思います。

不採用の文書のテンプレートとはいえ、本当に苦慮した結果である可能性は高いです。

最後まで選考に残して悩んでいただけたということに対して感謝を伝えることは、頑張った自分に対して気持ちの区切りをつける意味でも良いことだと思います。

さらに、もしかしたら好印象を与えることで採用枠を一つ増やしてくれたり、空きが出た場合に声を掛けてもらえる可能性も無きにしもあらず

もちろん稀なことなのであまり期待するのは良くありませんが、感謝の気持ちを返信することに意味があるかも知れませんね。

個人的にお礼をしたい場合

転職で面接にこぎつけた場合、人事の方にインターン時からお世話になっていたという場合もあるのではないでしょうか。

OBの方を紹介していただいた、エントリーシートの削除をしていただいた、など人事の方に個人的にお世話になったのであればお礼の返信をしても良いでしょう。

面接を受けた企業に再チャレンジするつもりの人であれば、このお礼の返信が次の機会に繋がる可能性もありますよね。

「どうしても返信したい!」と思ったら

お礼メールに返信したからと言って結果が覆るわけではないことは既に述べましたが、不採用通知に個人に向けたコメントが書いてあって、返信したい!と思ったのなら返信してみるのも良いでしょう。

例えば長所について触れてあって「自信を持って今後の就職活動をしてください」など書かれていたら嬉しいですよね。

感謝の気持ちを込めて返信することで「良い面接だった」「頑張った」と自分を納得させることができ、次への自信にもなるでしょう。

親切な文書をわざわざ送ってくれた人事担当の方も返信をもらったら嬉しいのではないでしょうか。

良い企業というのはこのような細やかな配慮もしていますから、またこの企業に再チャレンジしてみよう!という気持ちも芽生えてこの先生涯の勤務先になる可能性だってありますよね。

まとめ

  1. 「採用見送り」は企業が気を遣った表現というだけで「不採用」との違いはありません
  2. 不採用の「お祈りメール」には基本的に返信は必要ありません
  3. お祈りメールに返信しても違和感のないパターンなら次への一歩へ繋がるかも

「今回は採用を見送らせていただきます」という通知を受けた際、どうしてもその企業で働きたかったという人が「これから精進して貴社に採用していただけるような人材になるので、その時は採用していただけますか」と返事をしたという話があります。

実際、3年後にその企業の面接を受けなおし見事採用になったのだそう。

「不採用」ではなく「採用見送り」という気遣いの言葉を現実にしてみせた熱意、素晴らしいですね!
採用する側も様々な視点で合否を決定しています。

自分が不採用になった時には何が足りなかったのかを省みて、努力をすれば希望する企業に採用してもらえることもある、ということです。

仕事は自分の人生を左右する重要な要素です。

仕事にやりがいを求めない人は「絶対にこの企業で働きたい」という熱意に欠けています。

企業は敏感にその熱意を感じ取りますから、「採用見送り」を次のチャンスに変える熱意は面接官の気持ちを動かすのかも知れませんね。

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