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「筋斗雲」ってドラゴンボールでどうなってるの?あの雲は今




全世界で大人気作品となった『ドラゴンボール』は、2018年3月まで原作者の鳥山明先生が原案の『ドラゴンボール超』が放送されていて、未だに勢いが衰えることはありません。

長い間放送しているので、幅広い世代が知っている作品と言えます。

その一方で、作品が続きすぎて、忘れられている設定や回収していない伏線のようなものもたくさんあり、それが気になる人も多くいると思います。

今回はそんな中で雲の乗り物である「筋斗雲」を中心に過去と現在を見ていこうと思います。

最新のものは追えていない人も一緒に様子を見てみましょう。

「筋斗雲」の軌跡を振り返る

中国の龍のイラスト
「筋斗雲」といえば、元は『西遊記』のものではありますが、『ドラゴンボール』でもビジュアルに幾度となく登場していたこともあるので、よく知られるものでありました。

初代のアニメのオープニング『摩訶不思議アドベンチャー』でも「雲のマシンで今日も飛ぶのさ~」と入っているほどのものです。

しかし、アニメでいう『ドラゴンボールZ』以降、キャラクターたちは鶴仙流の舞空術を得て自力で飛ぶことができるようになります。


↑【参考】ドラゴンボールZ(北米版)

それ以降、「筋斗雲」を使用する機会はほどんとなくなってしまいました。そんな「筋斗雲」の軌跡を見ていきましょう。

出会いと活躍

「筋斗雲」は物語序盤で亀仙人のウミガメを助けたお礼に譲り受けました。

清い心の持ち主しか乗れないという性質がありますが、その清い心の人に捕まれば他の人も乗ることができます。

「筋斗雲」と呼んでどこでも駆けつけるシーンは漫画でもアニメでもよく見るものでしたね。

譲られてからは悟空の主な移動手段や戦闘時の補助として活躍していましたが、天津飯と決勝を天下一武道会後に、ピッコロ大魔王から生まれたタンバリンの気攻波によって完全に消滅してしまいます。

悟空の2回目にタンバリンと対峙する時にはクリリンと共に名前を挙げるほど「筋斗雲」の消滅を怒っていました。

その後、カリン塔に訪れた際カリン様から新しい「筋斗雲」を貰って暫くは使っています。

中盤以降の出番

悟空が一気に成長した後は、マジュニアとの戦いの後や兄であるラディッツに攫われたご飯を助けに行く際に「筋斗雲」を使っていますが、これ以降は先ほど書いたように舞空術を習得するため、悟空が使用することがほとんどなくなってしまいます。

息子である悟飯が高校に通う際に使用しているシーンで久々に登場しますが、舞空術の方が速く飛べると言われ、結局活躍することはありませんでした。

アニメで描かれた続きの出番

漫画の『ドラゴンボール』が終わって以降の世界はいくつかに分岐します。

一度目の終わりを描いた『ドラゴンボールGT』では本編中の出番はほとんどありませんが、最後のシーンで悟空が使うことになりました。


↑【参考】ドラゴンボールGT DVD BOX(北米版)

また、最新のストーリーである『ドラゴンボール超』では第76話に登場し、悟空がまだ乗ることができることがわかりました。

軌跡の総括

忘れ去られたわけではありませんが、最新の出番としては1話にちらりと映る程度になっています。

ただ、良い方向に取れば、どこかで1回は出してあげたいという気持ちが続編を作っている時にもあるということになります。

そもそも原作者の鳥山明先生が使わなくなったものなので、文句は言いづらいところです。

世代的にもバトル漫画になってからの『ドラゴンボール』しか知らなければ「筋斗雲」がわからない可能性もありますから、ファンサービスとして出ている方なのかもしれません。

使えない理由はそこに!あの技は今

龍の壁紙

『ドラゴンボール超』には「筋斗雲」以外にも懐かしい技が登場します。

それは「界王拳」です。

自身の戦闘力を増大させる技であり、「元気玉」と共に界王さまに教えて貰ったものですが、ナメック星でフリーザと戦う時に「20倍界王拳かめはめ波」を使用して以来漫画では使っていません。

実は「界王拳」は超サイヤ人状態で使用すると命が危険になるほど体に負担がかかるものということが『ドラゴンボール超』にて明かされました。

これまではそのせいで超サイヤ人と併用することができていませんでしたが、

新たに得た「強く穏やかな心を持ちながら気のコントロールを極めた」という特徴を持つ超サイヤ人ゴッドSS(SSは超サイヤ人と読む。別名、超サイヤ人ブルー)とは併用できるようになり、久々に「界王拳」の活躍を見られるようになりました。

しかし、劇場版でパイクーハンと戦う際に超サイヤ人の状態で「界王拳」を使った「超界王拳」なるものが既に存在していたこともあり、後付け感があるのは否定できません。

これも「筋斗雲」と同じようにファンサービス的な側面が強いと考えて楽しんだ方が良い物かもしれません。

まとめ

今回は「筋斗雲」の軌跡と共に『ドラゴンボール』を振りかえっていきました。

どんどん増える超サイヤ人や他の設定は頭が追い付かないこともありますが、見ればやはりかっこいいと思うものです。

少し離れていた人も「筋斗雲」を見に「超」や「GT」を見てみると、案外楽しめるものかもしれませんよ。




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