髪を乾かして綺麗にするはずのドライヤーですが、乾かし終わった後やその最中に変な臭いがすることがありませんか?
あの髪の毛が燃えるときの、焦げ臭いにおい…
またはホコリが燃えるニオイ…
今回はそのドライヤーに関する臭いの原因と対策についてまとめたものになります。
ドライヤーと臭い1~ホコリは異臭の元~
ドライヤーによって髪が臭くなる要因は2つあります。
一つ目は、ドライヤー自体が異臭を放っているということです。
髪を乾かしている最中に焦げたような臭いがすると、髪が熱せられてそんな臭いになっているように思ってしまいますが、そうではありません。
これはドライヤーの中に入った小さなゴミやホコリが、熱を出すために使うモーターによって燃やなされて、それが焦げた臭いになっているのです。それを放っておくと、今度は焦げた臭いが乾かしている間に髪へ移って臭くなってしまうことになるのです。
小さなゴミやホコリは風を吸い込む側と風を出す側の両方から入り込みます。入ることに関しては対策のすることはできないので、入ったものを掃除するしかありません。
ドライヤーは構造的に掃除しづらいように思えますが、そんな時に役に立つのがいらなくなった歯ブラシや綿棒です。
歯ブラシは網の部分をそのまま擦ってホコリを落とすことができますし、綿棒は水にぬらして同じく網の部分で擦るとホコリをくっつけて取ることができます。
この掃除は一か月に一度程度が目安ですが、臭いがするようならすぐにやるべきですし、忘れそうなら気付いたタイミングでやるべきものです。
ただ、掃除をしていても臭いが消えないという場合もあります。
こうなると、ドライヤーの寿命でモーターや内部の材質が溶けて、それ自体から異臭が出ていることになるので、素直に買い替えた方が良い物になります。
ドライヤーの寿命はおよそ3年から4年とされているので、そのくらい使ったのなら掃除で様子見をせず、すぐに買い替えてしまっても構わないです。
ドライヤーと臭い2~タイミングは早めに~
髪が臭くなるもう一つの要因はドライヤーのやり方にあります。
特に髪の毛が多い人は本来乾かすべき頭皮が半乾きになってしまい、それによって雑菌が発生して臭くなってしまうことがあります。
正しいシャンプーのやり方
髪を乾かす前にしていることと言えばシャンプーで髪を洗うことですが、この時点のやり方でも臭いを軽減できるものです。
頭皮の臭いの原因には皮脂の量が関係しています。
頭皮は顔と比べると3倍以上皮脂が出るようになっていて、その皮脂が過剰に出てしまうと臭いの原因になります。
そして、髪をシャンプーで洗うことは、頭皮の皮脂をある程度落としていることになり、シャンプーの量が多ければ多いほど皮脂もそれだけ落ちてしまいます。
そうなると、身体は皮脂を出さなければいけないと思い、過剰な皮脂を頭皮から分泌してしまうことがあるのです。
こうならないためにも、髪を洗う時はなるべく一回で綺麗にするようにしなければいけません。
やり方としてはまず髪をよくお湯で洗い流してからシャンプーを付けるようにすることです。
髪の汚れ自体はお湯だけでも十分に洗い流すことができるので、シャンプーはあくまでそれを補助するために使う方が良いのです。
髪の毛のべたつきや臭いはシャンプーをたくさん付けることで解決できるという認識をしている人が多いですが、重要なのは皮脂の方なので、このやり方はドライヤーをする前に重要なことです。
正しいドライヤーのやり方
髪を洗ってお風呂を出た後も、いろいろすることがあると思いますが、髪の臭いを対策するならば、まずはドライヤーからした方が良いです。
その理由は、髪を乾かさないままにしておくと、空気中のホコリや汚れが髪の毛に付いてしまうので、洗った意味がなくなってしまいます。
そして、この状態で乾かすとドライヤーの内部の臭いの原因になったように付いたホコリが臭いの元になってしまう可能性があります。
だから、髪はお風呂から上がってすぐに乾かすようにした方が良いのです。
そして、乾かし方についてもコツがあります。それは、熱を直接髪に当てない事です。
速く乾かそうとしてドライヤーを近くにしてしまう人もいるかもしれませんが、それだと髪や頭皮にダメージが言ってしまうので、ドライヤーは髪から離して使うことが重要です。
そうした上で半乾きにならないようにしなければいけません。完全に濡れていない状態にするには時間がかかる人もいるかもしれませんが、雑菌の繁殖は臭い以外にも頭皮が荒れる原因にもなるので、きちんと乾かしておくべきものです。
まとめ
今回の記事についてまとめると、
- ドライヤーから臭いは内部の小さなゴミやホコリが燃えたものが原因である
- 頭皮の臭いは半乾きによる雑菌の繁殖や皮脂の過剰分泌が原因である
- 髪を乾かす時は清潔なドライヤーで完全に乾かすようにする
の3つになります。
綺麗にするはずのもので臭いが出たり付いたりするのは、気分的にも良くないものなので、正しい物を、正しい方法で使っていくようにしましょう。