赤ちゃんがティッシュを食べてしまったら…焦ってどうしたらいいかわからなくなると思います。
- 大丈夫?
- 危険?
- 病院に連れて行く?
- ティッシュ自体に害はあるの?
様々な不安があると思いますが、まずは落ち着いてください。
今回は赤ちゃんがティッシュを食べてしまったときの対処法に加え、ティッシュ自体に害はあるのか、誤食を防ぐにはどうすれば良いのかご紹介します。
病院?or様子見?
赤ちゃんがティッシュを食べてしまったら驚きますよね。
そして次に、大丈夫かな?病院に連れて行った方が良いかな?と不安になると思います。
不安で焦る気持ちは分かりますが、ここはまず「病院受診するか否か」落ち着いて判断しましょう。
まずは落ち着いて
ちょっと目を離した隙に、振り返ると赤ちゃんがティッシュを食べていた…!
お母さんはびっくりしてしまいますよね。赤ちゃんの誤飲事故はよく聞く話なので何かあったら大変!
しかしお母さんが大声を出したりしたら、赤ちゃんが驚いて口の中のティッシュをごっくん!と飲み込んでのどに詰まらせてしまうかも知れません。
まずはお母さんが落ち着いて、赤ちゃんを驚かせたり不安にさせたりしないようにしましょう。
赤ちゃんの口の中を確認して、もしまだティッシュが残っていたら慌てずそっと取り除いてあげてください。
もし口の中に何もなくても水を飲ませたりはしないでください。
のどに詰まっているかもと考えると飲み物を飲ませがちですが、ティッシュが水を吸い込んで膨張し、余計に腸内などで詰まりやすくなってしまいます。
「水に溶けるティッシュ」でも同様ですので、水で流そうとするのはやめてくださいね。
食べちゃった量はどのくらい?
赤ちゃんが食べてしまったティッシュの量は把握できますか?
箱の中のティッシュが空っぽの状況でも周りにたくさん散らかっていれば食べた量は少ないでしょう。
しかし、ほとんど見当たらないのでは大量に食べてしまった可能性があります。
ティッシュを出す遊びをしていて口に入れた場合と、もくもくとティッシュを食べていたのとでは訳が違います。
ティッシュは大量に食べると腸内で詰まってしまいます。これは大人でも同じです。
ましてや離乳食前や離乳食を始めたばかりの赤ちゃんであればなおさら臓器も小さいですし未熟です。
大量に食べた様子があるときは、のどに詰まっていなくても腸で詰まるかも知れませんので、念のため病院受診をおすすめします。
普段と違う様子はありませんか?
大量に食べたわけではなくても、もし赤ちゃんの様子が普段と違ったときは迷わず病院受診してください。
まずは赤ちゃんが声を出せているか確認。普段通り声を出せますか?
咳き込んだり、普段と違う呼吸をしている様子はありませんか?
お腹を痛がっていたり、顔色が悪くなったりしていませんか?
ティッシュの誤飲で危険なのは喉につまらせることですから、普段通り呼吸ができていればとりあえず様子見でも大丈夫そうです。
ちなみに赤ちゃんが咳き込んでいるとつい背中を叩いて出そうとしがちですが、ティッシュは叩いても出てきませんので叩かないようにしましょう。
ティッシュ自体に害はありません
ティッシュがのどや腸に詰まること以外に、ティッシュ自体が赤ちゃんの身体に悪い影響を及ぼさないかどうか心配だと思いますが、これは安心してください。
ティッシュは口元を拭いたり鼻をかんだりする際に使われるものですから、食べても人間の身体に害はないように作られています。
誤って口に入ってしまった、飲み込んでしまった、ということがあっても、食べて速攻毒になるということはありませんので、
のどや胃、腸に詰まること以外はそんなに心配しなくても大丈夫です。
しかしティッシュは食べ物ではありませんので、やはり詰まるほどの量となると危険です。
ティッシュはパルプ繊維からできており、人間の胃はそれを消化できるようにはなっていないので、大量に食べると消化不良になる恐れがあります。
また、少量であれば問題ありませんが、薬剤なども使われているので、誤食に注意するに越したことはありません。
大丈夫そうな場合でも、しばらく様子を見てあげましょう
大量のティッシュを食べた形跡もなく、赤ちゃんがご機嫌だったら急いで病院に連れて行かなくても大丈夫ですが、
しばらくは赤ちゃんがティッシュを食べてしまったという事を念頭において、様子をみてあげましょう。
ご機嫌は良いですか?
「おかしいな?」と思うかどうかは赤ちゃんのご機嫌が判断基準です。
にこにことご機嫌で遊んでいたり、食事も普段通りとれていれば安心していいですね。
逆にいつもよりぐずっていたり、食欲がなければ何かしら異変が起きている可能性もありますので、病院受診をおすすめします。
病院の先生に、赤ちゃんがティッシュを食べていた旨きちんと伝えましょう。
翌日以降のおむつをチェック
飲み込んだティッシュが少量で、胃や腸に詰まっていなければ排泄物と一緒に外に出されます。
赤ちゃんがティッシュを食べてしまったしまったら、翌日以降のおむつをチェックしてみましょう。
ティッシュが出ていたら安心です。
赤ちゃんが紙類を食べてしまわないように工夫しましょう
引っ張っても引っ張っても次々出てくる魔法の柔らかくて白い紙…
赤ちゃんにとって箱ティッシュはもの凄く興味深くて楽しいものらしいです。
鳴いている赤ちゃんを泣き止ませるためにティッシュを出してみせると大笑いを始めたり、一枚引き抜くと止まらなくなって夢中でティッシュを出している赤ちゃん、よくYouTubeでも見かけますよね。
それでもやはりもしものことがありますし、心配ですから赤ちゃんがティッシュを食べてしまわないような工夫をしたほうがいいでしょう。
赤ちゃんの手の届かないところへ
ティッシュは手が汚れた時などにさっと取り出せる場所にあるととても便利ですが、
赤ちゃんが大量に飲み込む危険性を考えると、少々不便でも赤ちゃんの手の届かない高いところなどに置いておきましょう。
また、ティッシュだけでなく新聞紙やチラシなども体に良くありませんので、こちらも気を付けましょう。
絵本を食べてしまう子は、ちぎることのできないボードブックなどに変えると良いですよ。
興味の先を他のものに促してあげましょう
ティッシュや新聞紙など、口に入れられてのどに詰まる危険性のあるものは、常日頃から「食べてはいけないもの」であることを意識させましょう。
もしも口に入れてしまったら、飲み込む前に「食べるものじゃないよ」「べーしようね」と優しく、少ししつこく教えてあげてください。
また、赤ちゃんは何でも口に入れてしまうので、興味の先を大きめのぬいぐるみなど安全なものに促してあげると安心です。
まとめ
- 赤ちゃんがティッシュを食べてしまったら、お母さんは落ち着いて対処しましょう
- ティッシュ自体に害はありません
- 大丈夫そうな場合でも、しばらく赤ちゃんの様子をみてあげましょう
- 赤ちゃんの誤食を防ぐために、様々な工夫をしましょう
赤ちゃんがティッシュを食べてしまったときの対処法についてご紹介しました。
お母さんは焦ると思いますが、赤ちゃんの安全のために落ち着いて対処してあげてください。
また、今回大丈夫だった場合でも、また今度赤ちゃんが大量のティッシュを食べてしまったら危険です。
赤ちゃんはどうしても様々なものを口に入れてしまうので、事故防止のためにティッシュの置き場所を工夫するなどしましょう。