猫って日本語がしゃべれないから、飼い主としては猫の気持ちが知りたくても知れません。
もっと猫ちゃんと仲良くしたいですか? もっと猫ちゃんの気持ちを理解したいですか?
18年間猫と共に生活している私が、猫のしっぽからわかる、猫の気持ちを教えちゃいます!
ふとした瞬間が、最高の癒され時間になること間違いなしです。
座っている時、縦にしっぽをパタパタする時の気持ち
窓辺や石の上で猫ちゃんが、縦にしっぽをパタパタと動かすことがあります。
これは、これから何をしようか?と考えている時のしぐさです。
あなたもこれから何をしようか考える時、右上を向いて考えるのではありませんか?
同じように猫ちゃんはしっぽを縦にパタパタさせ、リラックスした状態で
と考え事をしているのです。
考えがまとまるまでそっとしておいてあげましょう。
大きく激しくパタパタ振る時の気持ち
これは要注意!
猫ちゃんがしっぽを早く大きく左右に振るときは、イライラしていたり怒ったりしている時です。
猫は人に抱かれていると、大抵しっぽを動かします。
しかし気分屋といわれる猫。
最初は良くても、
と感じるとすぐに気持ちがしっぽにも表れてしまいます。
猫ちゃんが嫌がったら、すぐに離してストレスから解放させてあげましょう。
他にも座ったまましっぽを大きくバタバタ激しく動かしている時も怒っている証拠です。
私の猫はこういう時、上下にも大きく振りかぶって、しっぽを地面に打ち付けます。
「パタンパタン」という音が出て、いかにも怒り心頭な感じですね。
こういう時にむやみに近づいてしまうと、強烈な猫パンチをお見舞いされたり、鋭い爪でひっかいてきたりするので、臨戦態勢が解除されるまで待つのが定石です。
寝ている時にしっぽを振るときの気持ち
猫のお昼寝をよく観察してみると、目を閉じたままなのにしっぽをパタパタ左右に動かしたり、
しっぽの先端だけをピクピク動かしている時があります。
これはあなたが猫ちゃんの名前を呼んだり、話しかけたりした時に、
としっぽを使って返事をしているのです。
その証拠に、耳が話しているあなたの方向に向いていないでしょうか?
一応聞こうという意思はあるようですね。
しかし善意の気持ちからしているのではなく、呼ばれたけど起きるのが面倒くさいからしっぽで返事をしているという、猫の面倒くさがり屋な性格がよく表れているしぐさですね。
このしぐさが好きな飼い主さんはマゾ体質な性格の持ち主かもしれません。
猫ちゃんから無視されてしまうと逆に喜んでしまうタイプでしょうか?
起きている時にしっぽを小さくパタパタさせる時の気持ち
しっぽをピンと垂直に立てて、小さく左右に揺らしたり、大きくゆっくり優雅に揺らしている時は、かなり前向きな気持ちの表れです。
猫のしっぽは感情の揺れが小さい時は小さく、感情が大きく揺れている時は動きが大きくなります。
単純な生き物ですね。
小さく左右に揺らしている時は、あなたに少し興味があったり、獲物やねこじゃらしを見つけたりした時、または「ちょっとだけ」かまってもらいたい時です。
決してうれしい気持ちではなく、興味を持っている段階ですので、猫ちゃんの欲求を満たしてあげる何かを探してあげる必要があります。
猫ちゃんがちょうど探していた物、必要としていた物をあげると、しっぽを大きくゆっくりと優雅に揺らすよう変化します。
こうなったらもうこっちの物です。
猫ちゃんはうれしい気持ちやあなたに甘えたいと思っているので、こちらから積極的にスキンシップをしていきましょう。
ただし、過剰なスキンシップをすると途端に猫パンチをくらうので加減が必要です。
猫がしっぽをパタパタさせるときの気持ちまとめ
猫はしっぽを使って様々な気持ちを表現します。
- 座りながらしっぽを縦にパタパタさせるのは、次に何をしようか考え事をしている最中。
- パタパタと早く大きく左右に振るときは、イライラ怒っている時です。そっとしておきましょう。
- 寝ながらしっぽを振るのは、呼ばれたけど起きるのが面倒くさくて、しっぽで返事をしている証拠。
- しっぽを垂直に立てて左右に揺らしているのは、前向きな証拠です。猫に好かれる絶好のチャンス。
猫ってかなり感情豊かで山の天気のように次々と変化していく生き物なんですね。
でもそこに猫の魅力があるのかもしれませんね。