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化物語のあらすじ~ネタバレ100%で書かれた記事です~




『化物語』を含む「物語シリーズ」は「戯言シリーズ」の小説や『週刊少年ジャンプ』にて連載された『めだかボックス』の漫画原作として有名な西尾維新先生が執筆した代表作の一つです。

2018年からは『週刊少年マガジン』にて作画・大暮維人先生の漫画版が連載されたり、パチスロとして『化物語』と『偽物語』の台が登場していたりと、内容は知らなくてもどこかで名前を聞いたことがある人も多いと思います。

そんな『化物語』の名前を聞いて見てみたくなった人の中にはこう考える人もいると思います。

コーギーさん
興味はあるけれど、物語シリーズは数が多くてを全部見るのは大変そうだし、面白くなかったら困るし、できれば内容をある程度わかってから見るかどうか決めたい。
ネコ美さん
名前だけしか聞いたことないけど、先を知って内容を把握してから本編を見たい。

この記事はそんな風に思う『化物語』を見た事がない人に向けた、
『化物語』、『傷物語』、『偽物語』、『猫物語(白)』の4つ(物語シリーズではこれらをまとめてファーストシーズンと読んでいます)をネタバレありで見ていきます!

化物語のあらすじ(※ネタバレ注意)/其ノ壱~世界観と怪異~

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まずはざっくりとした世界観とお話を説明します。

「物語シリーズ」全体を通しての話は、21世紀初頭の日本(田舎町)を舞台とし、主人公・阿良々木暦を中心として、彼が出会う少女たちとそれに関連する「怪異」との物語が展開されていきます。

「怪異」とは?

都市伝説や言い伝えといった人間の意識によって生まれる存在。

この作品では「吸血鬼」や「式神」といったゲームなどで聞き馴染みのある存在から「おもし蟹」や「迷い牛」といった実際に現実の世界で伝わる神様や妖怪変化の類がこれにカテゴライズされています。

見えている姿かたち、能力や特性はその「怪異」を生み出した人の思いによって変わってくるので、「怪異」自体の形は定まったものはないと言えます。

お話の展開としては、

暦が少女と出会う→「怪異」を見つける→事件を解決する

というのが1つの流れとしてあります。

「怪異」を解決するということは、生み出した少女たちの悩みや思いについても解決していかなければならないので、そこをどうするかというドラマが本筋としての見どころです。

その事件と関わる中で戦闘シーン(実体のある「怪異」との戦闘)があったり、恋愛描写(基本的に暦が助ける少女たちは彼に恋心を抱く)があったり、

中にはちょっとエッチな描写(暦の変態的な趣味から出る発言や行動)やグロテスクな描写(流血描写は多く、四肢が千切れたり飛んだりするシーン)があるので、

特にエロとグロが苦手な人は注意が必要かもしれません。

また、この物語シリーズの大きな魅力の1つとして、暦と少女たちが繰り広げる本筋とほとんど関係のない無駄話という名のギャグが繰り広げられることが挙げられます。

その話題は、現実にあるアニメ、特撮、映画のパロディネタ、お話のメタに突っ込むネタなど、とんでもなく好きなように書かれています。

このギャグ描写は後半になるほど本筋より増えていくので、このノリに付いていけるかどうかで好みが別れるところです。

つまりは先ほどの描写に加えると、

暦が少女に出会う→ギャグ描写が多々入る→「怪異」を見つける→事件を解決する

というのがおおまかな流れです。

化物語のあらすじ(※ネタバレ注意)/其ニ壱~主人公と6+4人の少女と専門家~

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次にこの物語を彩る主な登場人物たちを見ていきます。ここに挙げる登場人物はこの後のセカンドシーズン以降でもそれぞれが中心になる話があります。

なお、ファーストシーズンの巻は以下の話が収録されています。

  1. 『化物語(上)』→「ひたぎクラブ」「まよいマイマイ」「するがモンキー」
  2. 『化物語(下)』→「なでこスネイク」「つばさキャット」
  3. 『傷物語』→「こよみヴァンプ」
  4. 『偽物語(上)』→「かれんビー」
  5. 『偽物語(下)』→「つきひフェニックス」
  6. 『猫物語(黒)』→「つばさファミリー」

また、小説やアニメでの順番は上記の通りですが、

お話の中の時系列順に並び変えると以下のようになるのでそれも以下に載せておきます。

『傷物語』→『猫物語(黒)』→『化物語』→『偽物語』

※CV.はアニメでの声優

阿良々木暦(あららぎこよみ)CV.神谷浩史

登場巻:『化物語(上・下)』『傷物語』『偽物語(上・下)』

主人公で高校3年生の男子。

『傷物語』での出来事で最終的に吸血鬼もどきの人間となる。

「人間強度が下がるから」という理由で友達を作らず、性格はニヒルで皮肉屋(後に性格は柔らかめになる)であるが、困っている人を放っておけない正義感を持ち合わせており、それにより様々な「怪異」の事件に巻き込まれる。

また、関わっていく少女たち(妹を含む)に変態的な行動をすることがあるが、助けられた少女たちからは好意を抱かれ、本人はそれに気付かない。ギャグでは主にツッコミの担当をする。

戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ) CV.斎藤千和

登場巻:『化物語(上・下)』『偽物語(上・下)』

「ひたぎクラブ」から登場するメインヒロイン。

「怪異」の「おもし蟹」によって体重を無くしてしまっていたが、阿良々木暦と忍野メメとの出会いによって体重を取り戻した。

その一件で暦に好意を抱いて「まよいマイマイ」の最後ではひたぎの方から暦に告白し、恋人同士になる。

成績は優秀でスポーツもできるが自他共に認めるツンデレ。

恋人になってからの暦にも容赦なく毒舌を振るうが、実際は暦に対して厚い信頼とかなりの独占欲がある。

羽川翼(はねかわつばさ) CV.堀江由衣

登場巻:『化物語(上・下)』『傷物語』『偽物語(上・下)』『猫物語(黒)』

「こよみヴァンプ」から登場する阿良々木暦のクラスメイト。

博識ではあるが、それを指摘されると「何でもは知らないわよ、知っていることだけ」と返す。

「つばさファミリー」の事件で自らも怪異に憑りつかれ、「つばさキャット」でその怪異を再発。


そこで実は暦の事が好きだったことを告げるが、その時暦は戦場ヶ原ひたぎと恋人になっていたため、その恋は叶わなかった。

事件解決後は暦とひたぎにとって良き理解者となる。

八九寺真宵(はちくじまよい) CV.加藤英美里

登場巻:『化物語(上・下)』『偽物語(上・下)』

「まよいマイマイ」から登場する「まよい牛」の幽霊少女。

11年前、両親の離婚によって離れてしまった母親の元に向かう途中の交通事故によって死亡し「まよい牛」となる。

地縛霊としての真宵は家出した阿良々木暦に出会い、「怪異」としての特性で彼を迷わせる。

事件解決後、成仏したかに思われたが、浮遊霊として土地に残り、以後は暦の話し相手兼セクハラされる相手になる。

神原駿河(かんばるするが) CV.沢城みゆき

登場巻:『化物語(下)』『偽物語(上・下)』

「するがモンキー」から登場する阿良々木暦の後輩。バスケ部のエースであったが、「猿の手」の怪異によって左手が獣の手に変化したことで部活を引退。

ひたぎに友だち以上の好意を持っており、その感情が「猿の手」の事件に繋がる。

解決後はひたぎとの関係も普通の先輩後輩に戻り、暦ともひたぎ公認の仲の良さになった。

後輩女子から好かれる面倒見の良さがある一方で、BL好きの腐女子で暦もびっくりの変態発言をする。

千石撫子(せんごくなでこ) CV.花澤香菜

登場巻:『化物語(下)』『偽物語(上・下)』

「なでこスネイク」から登場する阿良々木月火の同級生の中学生。

その月火が家に連れて来た時に阿良々木暦と会っており、その頃から恋心を抱いていて、暦の事を「暦お兄ちゃん」と呼ぶ。

暦とは疎遠になっていたが「蛇切縄」の事件によって図らずも暦と再会する。

性格は人に見られることを嫌い、がんばることを嫌う(ただし暦に対しては例外的な部分がある)。

時々暦が説明を付けなければならないほどのマニアックなアニメ、漫画のネタを言う。

忍野忍(おしのしのぶ)/キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード
CV.坂本真綾

↓忍野忍


↓キスショット(忍になる前の姿)

登場巻:『化物語(上・下)』『傷物語』『偽物語(上・下)』『猫物語(黒)』

『傷物語』から登場する人間もどきの吸血鬼。

元は「怪異の王」と呼ばれ「怪異殺し」の異名を持つほど「怪異」に対して強大な力を持った吸血鬼だった。

吸血鬼ハンターとの戦闘で瀕死だったところを阿良々木暦に救われ、その後、暦と痛み分けという形で吸血鬼としての力をほぼ失い、見た目も幼女の姿になる。

少女化してから忍野メメに忍野忍(忍はハートアンダーブレードから刃の下に心ありという意味)という名を付けられる。

「つばさキャット」までは全く喋らなくなっていたが、「かれんビー」以降は暦と和解し喋るように。

初めは忍野メメの住む学習塾にいたが、「つばさキャット」以降は暦の影の中に潜むことになった。

喋るようになってからは妙に俗っぽい一面があることがわかった。

ミスタードーナツのドーナツが好物。

阿良々木火憐(あららぎかれん) CV.喜多村英梨

↓向かって左のキャラ

登場巻:『化物語(上・下)』『傷物語』『偽物語(上・下)』『猫物語(黒)』

阿良々木暦の妹で上の方の妹。

暦よりも身長が高く、長身であることにコンプレックスがある。

妹の月火といつも傍にいるほど仲が良く、「栂の木二中のファイヤーシスターズ」の通り名で正義の味方をしている。身体能力が高く、実戦担当。

メインの話は『偽物語(上)』の「かれんビー」では正義の味方として貝木泥舟の元に乗り込むがその正義を否定され、「怪異」を取り付けられることになる。

阿良々木月日(あららぎつきひ) CV.井口裕香

↓向かって右のキャラ

登場巻:『化物語(上・下)』『傷物語』『偽物語(上・下)』『猫物語(黒)』

阿良々木暦の妹で下の方の妹。家では常に和服を着ている。

姉の火憐と共に「栂の木二中のファイヤーシスターズ」の通り名で正義の味方をしていおり、月火は参謀担当。性格は大人しそうな見た目に反して凶暴。

メインの話『偽物語(下)』の「つきひフェニックス」で実は「しでの鳥」という不死身の「怪異」が人間に擬態したものと判明する。

本人に自覚はないので、暦は真実を知り、火憐もなんとなく察しているが、妹としての関係が変わることはなかった。

斧乃木余接(おののぎよつぎ) CV.早見沙織

登場巻:『偽物語(下)』

一人称が「僕」の少女。

無表情で「僕はキメ顔でそう言った」という台詞を語尾につける。

その正体は人間の死体をベースにした付藻神で、影縫余弦の式神的存在。

様々な能力を発揮する「例外の方が多い規則(アンリミテッド・ルールブック)」という技を使う。

「つきひフェニックス」で忍野忍に敗北して以降、忍を恐れるようになった。

忍野メメ(おしのめめ) CV.櫻井孝宏

登場巻:『化物語(上・下)』『傷物語』『猫物語(黒)』

「怪異」の専門家であり、「怪異」を調べて全国を放浪する謎の男。

金髪で常にアロハシャツを着ていて軽口が絶えないが、見た目とは裏腹に「怪異」に対する知識を幅広く持っている。文明を嫌い、携帯電話も上手く使えないほどの機械音痴。

「こよみヴァンプ」から阿良々木暦に「怪異」に関する様々な助言をするが、あくまで解決は任せる。

それは中立者、バランサーとして人間と「怪異」に関わること、助けるのではなく自らが助かるようにし、あくまで自分は力を貸すだけにする、というメメの信条によるもの。

「つばさキャット」の終盤で、暦たちに別れの挨拶もせず、無断で寝床にしていた学習塾からいなくなっていた。

貝木泥舟(かいきでいしゅう) CV.三木眞一郎

登場巻:『偽物語(上・下)』

「怪異」の専門家であり、詐欺師の男。黒のスーツを着て、抑揚のない口調で話す。

特に偽物の「怪異」に詳しいが、本人は「怪異」の存在を信じていない。しかし、その「怪異」を利用した詐欺を働き、金を稼いでいる。

作中の人物では、戦場ヶ原ひたぎの家族を「おもし蟹」をダシに引っかける、千石撫子の中学でおまじないを流行らせ結果的に撫子を「蛇切縄」の被害に合わせる、自分の居場所を特定した阿良々木月火に対して「囲い火蜂」の偽の「怪異」の呪いをかける、という事件に関係する。

影縫余弦(かげぬいよづる) CV.白石涼子

登場巻:『偽物語(下)』

「怪異転がし」の異名を持つ、不死身の「怪異」退治を専門とする陰陽師の女性。

京都弁を喋り、地面を歩けない呪いにかかっていることからポストや塀、斧乃木余接の手の上に乗って移動している。格闘術で戦うことを好み、その威力は人間離れしたもになっている。忍野メメ、貝木泥舟とは大学時代のサークル仲間である。

「つきひフェニックス」では不死身の「怪異」である阿良々木月火を退治するために月火に接触する。

化物語のあらすじ(※ネタバレ注意)/其ノ参~9つの物語とその顛末~

フェニックスのイラスト
さて、いよいよ各物語のあらすじを見ていきす。

順番は時系列順になっているので、小説やアニメの順番とは違い前後しています。

再度言いますが、ネタバレありなのでそこはご注意を!

傷物語

こよみヴァンプ

阿良々木暦は高校2年生の終業式で羽川翼と友達になった。

その日の夜の道端で瀕死の吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードに遭遇する。

情が移った暦はそのキスショットを血を分けて助けたことで吸血鬼の眷属になり、キスショットは本来の力を失って幼女化してしまった。

この状況を解決するために隠れ家を提供した放浪人の忍野メメに助けを求る。

その後、吸血鬼ハンターたちとの戦いを経て、キスショットは完全復活するが、キスショットが人間を捕食するところを見た暦は、キスショットを完全復活させた自分の行いが間違ったものとわかる。

その後、キスショットと暦は直接対決をし、最終的に残ったのは吸血鬼としての力をほとんど失ったキスショット、後の忍野忍と吸血鬼もどきの人間となった暦の姿だった。

猫物語(白)

つばさファミリー

ゴールデンウィーク初日。

頬にカーゼをつけた羽川翼と出会った阿良々木暦は、その理由を聞く中で、翼の両親の両方と血が繋がっていないという家庭環境を知ることになる。

暦と翼が話しながら歩いている道中で死んだ猫を見つけ、翼はその猫を作業的に埋葬。
その行動によって翼は「怪異」の「障り猫」に憑りつかれ、ブラック羽川となってしまう。

「障り猫」は時間が経つと憑りつかれたことを忘れて完全に同化してしまうことになるので、それを防ぐため忍野メメも対応するが豊富な知識により逃げられる。

その後、暦の作戦により誘い出されたブラック羽川が、ストレス発散のために生まれたもので、実は意識が翼のままだったことが明らかに。

そして、忍野忍のエナジードレインにより「障り猫」の成分を吸収することで翼は元の羽川翼に戻ることになった。

化物語(上・下)


ひたぎクラブ

高校3年生になった阿良々木暦は上から落ちて来た戦場ヶ原ひたぎを受け止めることで彼女の秘密を知る。

ひたぎにはおよそ体重と呼べるものがなかった。

ひたぎの秘密を知った暦は、ひたぎによって物理的に(ホッチキスを口の中に刺される)口封じをされそうになるが、それにも怯まず、怪異に詳しい忍野メメの所へひたぎと共に助言を求めに行く。

忍野メメの助言によって体重がなくなった原因が「おもし蟹」という怪異である事がわかったひたぎは、暦たちが見守る中、過去のトラウマと決別し、体重を取り戻すのだった。

まよいマイマイ

母の日に妹たちと言い争いをして家を飛び出した阿良々木暦は、公園で戦場ヶ原ひたぎと再び出会う。

話している中で迷子の少女・八九寺真宵を見つけた暦は、ひたぎと共に真宵の目的地を目指すがどうやってもたどり着けない。

忍野メメからの助言で真宵の正体は10年前に交通事故で無くなりそのまま「迷い牛」の怪異となった幽霊少女で、家に帰りたくないと思う暦にしか見えていないことがわかった。

暦はある方法を使い、真宵がたどり着くべき目的地に着くことができたことでこの事件は解決する。

その後、突然のひたぎから愛の告白があり、暦もそれを受け入れ、2人は恋人同士になるのだった。

するがモンキー

阿良々木暦の前に一個下の後輩でバスケ部の元エース、神原駿河が絡むようになった。

そんな事がある中、戦場ヶ原ひたぎの家で勉強会をした後の帰り道で、暦はレインコートを着た何者かに襲われる。

その正体は「猿の手」によって暴走した駿河ということを駿河本人の告白から知る。

駿河の左手に巻かれた包帯の下にある獣の腕に「先輩と昔のような関係に戻りたい」という願いをしてからその暴走が始まった。

そこで忍野メメに相談した結果、それは「猿の手」ではなく「レイニーデビル」という本来の願いの裏の願いを叶える悪魔の「怪異」ということだった。

そして、その裏の願いが「暦を排除すること」だった。「レイニーデビル」を倒すことがこの件の解決に繋がるとして暦は決闘を始めるが、圧倒的な力の前に自分が殺されることでこの件を収めようとする。

そこにひたぎが乱入し、暦を殺せば、駿河との関係が元に戻ることはないと宣言することで、駿河の暴走は止まり、この事件は幕を閉じるのだった。

なでこスネーク

忍野メメのお使いで神社にやってきた阿良々木暦と神原駿河は途中で千石撫子という暦の妹の友だちとすれ違う。

色恋沙汰に巻き込まれた結果、流行っているおまじないにより「蛇切縄」という「怪異」の呪いにかかってしまった。

撫子に助けを求められた暦は忍野メメから教えられた儀式によって撫子の呪いを解こうとするが、その最中に撫子が苦しみだした。

撫子に取りついていた「蛇切縄」は2匹いたのだ。暦は見えない蛇を無理やり引きはがして応戦するが、1匹の蛇を逃がしてしまう。

逃げた蛇は呪いをかけた者に戻ることになるが、暦が傷つく必要はないと駿河に止められた暦はそれを追うことができなかった。

つばさキャット

阿良々木暦が戦場ヶ原ひたぎと初デートをする中、羽川翼に変化が起こる。

ゴールデンウィークの時に翼に取りつき、別の人格としてできたブラック羽川として暴れ、忍野忍のエナジードレインによって消滅したと思われた「障り猫」の怪異が再び翼の身体に現れたのだ。

解決しようと忍に協力を求めに行くと忍野メメから忍は家出したと聞かされる。

忍を探している暦の元に現れたブラック羽川によって、翼のストレスの原因が暦の事が好きで、その暦がひたぎと付き合っていることだということがわかる。

それでもひたぎとは別れられないという暦に襲い掛かるブラック羽川に対し、暦は忍に助けを求る。

すると、実は暦の影の中に潜んでいた忍がそれに応え、再びエナジードレインで翼から「障り猫」を吸い取り事件は解決。

その日の後、忍野メメを訪ねると、彼は町を去った後だった。

偽物語(上・下)


かれんビー

貝木泥舟という男と出会ったことを戦場ヶ原ひたぎに話した阿良々木暦はひたぎによって拉致監禁された。

ひたぎからその男がかつて自分の家族を無茶苦茶にした詐欺師だという事、監禁は泥舟に暦を関わらせないようにするが故の行いだった事と聞かされる。

同じ頃、中学生たちに悪いおまじないを流行らせた元凶である泥舟の元に乗り込んだ暦の妹、阿良々木火憐は返り討ちに会い、更には「囲い火蜂」の怪異の呪いをかけられて高熱を出してしまう。

妹のピンチに監禁から力づくで脱出した暦は、「囲い火鉢」を接吻によって自らの身体に半分引き受ける。

そして、ひたぎと共に泥船と対峙した暦は「囲い火鉢」が存在しない嘘のもので、2,3日あれば治るという事を伝えられる。

話し合いの中でこの町に二度と訪れないことを約束した泥舟は、その場から去って行くのだった。

つきひフェニックス

ベッドの上で押さえつけながら妹の阿良々木火憐に歯磨きをしている所を妹の阿良々木月火に目撃される阿良々木暦。

そんな日々の中で暦は地面に足を付けない影縫余弦という女性と斧乃木余接という少女と出会う。

その後、実は町から出ていなかった貝木泥舟と遭遇し、余弦たちについての話を聞かされることに。

それから家から帰ると、家の前で余弦たちが月火の上半身を吹き飛ばす姿を目撃する。月火は人間ではなく「しでの鳥」という人間に転生することができる不死鳥の「怪異」で、余弦たちの目的は月火の退治だった。

それでも月火は自らの妹であると言う暦は忍と共に余弦、余接と対決をし、何とか説得することで月火を見逃して貰うことになるのだった。

化物語のあらすじ(※ネタバレ注意)/まとめ

今回の記事では物語シリーズの、

  1. 世界観とお話
  2. 登場人物
  3. 各物語のあらすじ

について見ていきました。

ファーストシーズンだけでもこのストーリー量なので、全部を時間をかけて見たり読んだりするのは大変だと思います。

ただ、ここのあらすじだけでは『化物語』の大きな魅力である無駄話の部分を見ることはできません。

この記事を読んでなんとなくでも本筋が面白そうと思った人は、ぜひ本編を見て、その真実を確かめてみましょう!




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