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メンタルを強くする!子供を育てる苦悩をのりこえて【実話の奮闘記】




どうしてうちの子はこんなに泣き虫なんだろう?

どうしていつもオドオドしてこわがりなのかしら?

どうしてまだ子供なのに挑戦もしないで逃げ出すんだろう?

わが子にイライラしたりがっかりしてしまったり、そんな悩みをもつお母さんは多いのではないでしょうか。

実はわたしの息子も、小さい頃はたいへんなこわがりで、立派な大人になれるのだろうか?と…当時、モーレツに焦ったものでした。

いまでは彼もりっぱな社会人になりましたが、ちいさいときから青年になるまでの成長の過程で、いくつか大事なターニングポイントがあった、と今になって思います。

強くみえる子供もそうでない子供も、実はメンタルの強さという観点ではどの子も大差ないのですが、ちいさい頃の親の関わり方によって、メンタルの強い人物になっていくかどうかに差が出ると、身をもって感じます。

ここでは、思春期をむかえるまえにお母さんが子供にしてあげられる、上手なコミュニケーションのお話をしていきます。

子育てはまだまだ先がながい!心配しすぎて逆効果にならないよう、子供のメンタルを考えましょう。

メンタルを強くする子供の育て方 “弱くてもいいの?”


よく、子供のメンタルが弱いことを知人に相談すると、

「いいじゃないの。優しい子なんだから」

という言葉が返ってきます。

やはり知人にとっては他人事です。わが子のことを「優しい」のひとことでは済ませられないのが親だと思いませんか?

優しい子なのはわかってる。でも、強くなってほしい。

わたしの長男はちいさいころ、公園へ行っても、こわがって遊具で遊べない子でした。

友人も幼稚園の先生も「優しくていい子なんだから」と言ってくれましたが…やはり色々な遊具で楽しんだり、男の子らしくアスレチックに挑戦している他の子が、わたしはうらやましくて仕方がありませんでした。

メンタルが弱いとどんなリスクがある?

優しい子は感受性が強く、他人の辛さや痛みをわかってあげられるという素晴らしい長所を持っている反面、「その子らしく生きられない」という大きなリスクを背負っています。

何よりメンタルが弱い事でいろいろ損をしている気がしますよね。

他の子は堂々と楽しんでいる事を、わが子は泣いたり怖がったりで参加できない。またはやってみれば楽しいことなのに投げ出して続けられない。

お母さんにしてみれば「怖がらないでやってみたらいいのに」「続けてみなきゃわからないじゃないの」と、イライラしてしまうことでしょう。

大人になるまでにメンタルを強くしてあげましょう

一番心配すべきなのは、メンタルが大人になっても弱いままでいることです。

子供のうちはいいでしょう。しかし成長するにつれ、自分らしさを発揮できなくなる心配があります。

例えば、メンタルの強い子に押されてしまいがちな場面が増えたり、なにごとも逃げたり投げ出したりすると、なにひとつ成し遂げられずに自信を失ってしまいます。

さらに、社会に出てからはますます生きづらさを感じることになるかも知れません。

ゆっくりでいいので、メンタルを強くして自分らしく折れないメンタルを備えてあげたいですね。

メンタルを強くする子供の育て方 “どうして、できないの?”


むずかしい問題に挑戦どころかにげだしてしまう子供に、腹が立つやら悲しいやらで「どうしてできないの?」なんて言葉をつい言ってしまっていませんか。

よかれと思ってお母さんも色々考えているのですから、がっかりしてしまうのは当然のことです。

わたしは、長男を幼稚園での空手教室に通わせました。もちろん、強くなってほしかったから!

毎週楽しみに稽古の見学に行きましたが…どうも他の子より気合が足りないというか。

初めての大会のあと、不甲斐ない長男に対して泣いて怒ったことがあります。その時は「弱い子」だから仕方ないのだろうかと悲しかったのです。

子供は実はわかっているんです

子供はお母さんに怒られてどう思っているのか、考えたことはありますか?

実は「言われなくたってわかってるよ」と心の中で泣いています。

中学生くらいになるとその心の声が言葉となって出てくるようになります。でも、小さい頃は心の中で叫んでいるだけです。辛いですね。

やらないのではなく、できないのです

わかっているならなぜやらないの!

と言いたくなるかも知れませんが、もう一歩寄り添って考えてみてください。

子供だって、できるものならとっくにできているのです。メンタルの弱い子は、強い子になりたいのにできないから泣いてしまうし、逃げたくなってしまうのですね。

なぜできないの?と言葉をぶつけるだけではなく、子供の心に降りて考えてあげましょう。

メンタルを強くする子供の育て方 “自信は、どうやったらつくの?”


自信を無くした子供はもう立ち直れないでしょうか?

そんなはずありません!

何より、未来ある子供なのです。子供のメンタルを強くしてあげられるのは、お母さん、あなたです!

わたしは幼稚園での最初の大会のあと、真剣に悩みました。

長男はこのままでいいのか?と。

そこで、2回目の大会2週間前から一緒に自宅で型の練習を始めました。

空手のことは何もわかりませんでしたから、本やDVDを購入し、長男の型のどこがよくないか、どうしたらきれいな型になるのか毎日練習し、短期間でしたが私の本気度が伝わってくれたようでだいぶ上達しました。

結果は初めての3位入賞!涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。幼稚園の先生も驚いていました。

ただ「やりなさい」は無責任です

子供に頑張ってほしい時「やってごらん」と単純に言ってしまいがちですが、それでは「どうせできない」と引いてしまいます。

「こうしたらうまくできるんじゃないかな」とか「できるかわからないけど一緒にやってみよう」など、お母さんが責任を持つような言い方をしてあげると、一歩踏み出す勇気を持ってくれるのではないでしょうか。

やみくもに褒めても受け入れてくれません

褒めてあげるのは子供自身が納得できた時だけにしましょう。

頑張っていないのに褒められたり、やり遂げた充実感がない時にいきなり褒められると「なあんだ、お母さんは意外にぼくのこと、見ていないんだな」と子供はそこで成長することをやめてしまいます。

親子が一緒に頑張れば、褒めるポイントは自ずとわかるものです。

継続は力なり

わたしの長男の話にもどりますが、彼は幼稚園ではじめた空手教室を、小学校卒業まで続けました。

理由は、大会で理事長さんが話した「長く続けた人が一番強いのです」という言葉をずっと信じてやってきたからです。

中学に入ってからは空手部がなく剣道部に入るのですが、運動神経が悪くつらい思いを沢山しながら高校卒業まで頑張り、最後の大会では好成績を残してくれました。

うまくいかなくても続けることが子供の自信になりますし、何よりそれこそが子供を褒めるポイント。

どの様なかたちでも得るものは必ずあります。最後までやり遂げることができたら思い切り褒めてあげましょう!

メンタルを強くする子供の育て方 …お母さんは、笑顔ですか?

今日もニコニコ!

笑う門には福来るといいますが、これは本当ですよね。

お母さんが焦ったり悩んだりして暗い表情でいると、子供はとても悲しいものです。
ましてやメンタルが弱い事を叱られたりしたらどんなに辛いでしょう。

正直私も随分と長男に厳しくあたりました。
しかし、空手で頑張り始めてから長男の変化と共に私自身も変わっていったのだと思います。

子供の前で悩んでいませんか

子供にとって一番つらいことはなんでしょう。それはお母さんを悲しませることです。

子供のメンタルの弱さにため息をついたりしていませんか?

「困ったわねえ」と子供の前で頭を抱えたりしていませんか?

子供にしてみれば「自分がお母さんを悲しませている。自分はダメな子なのかな」と、ますます自信を無くしてしまいます。

それではますます挑戦する勇気が出なくなってしまうのではないでしょうか。

お母さんのメンタルは強いですか?

メンタルが強いというのは心が強靭ということではなく、しなやかで折れないことです。

お母さんのメンタルが弱くなってしまうと、不安な気持ちから逃げたいがために、つい子供に対して目に見える成長をせかして求めがちになってしまいます。 

なかなか思い通りに強くなってくれなくても諦めずに子供を信じましょう。

子供のことを心配し過ぎて焦った接し方をしてしまっては、せっかくのお母さんの愛情が逆効果になってしまいますよ。

メンタルを強くする子供の育て方 まとめ

  1. メンタルが弱いとリスクがあるので、大人になるまでに強くしてあげましょう
  2. なぜ強くなれないのか、子供の気持ちを考えてみましょう
  3. 子供のメンタルを強くするのはお母さんの「信じる心」
  4. お母さんのメンタルも一緒に強くしていきましょう

子供のメンタルを強くしてあげたいという気持ちは、子供を大切に思っているからこそですよね。

だからこそ、焦らず悩みすぎず、じっくり取り組んであげてほしいのです。
スポーツを始めれば強くなるでしょうか?何事も我慢をさせれば強くなるでしょうか?

親子そろって笑顔で、ひとつひとつ成長していくことを楽しんでみましょう。

きっと、心配だらけだった子供は優しくて強い立派な大人に成長してくれますよ!

お母さん、頑張って!




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