2匹目の猫ちゃんをお家に迎えたいんですが、仲良くやってくれるか心配...。
初めてのことで悩むのはあなたも猫ちゃんも一緒です。
今回は2匹目の猫ちゃんを飼う際に、2匹目の猫ちゃんが新しい家に慣れるまでどうすればいいのかと、慣れてからの注意点を紹介します。
2匹の猫ちゃんをスムーズに慣らす大事な3ステップ
「ステップ1」初日〜4日目 初日の対面はNG
絶対に初日からいきなり対面させてはいけません。
なぜなら、猫が他の猫を認め、慣れるまでには最低でも1週間ほどの時間がかかるからです。
はじめのうちは先住猫ちゃんと新しい猫ちゃんが接触しないように、部屋を別々にして生活させてあげましょう。
先住猫ちゃんのナワバリが侵されるのを避けつつ、新しい猫ちゃんには新しい環境に慣れてもらうのが目的です。
両者の猫ちゃんに配慮するのを忘れずに。
「ステップ2」4日目〜7日目 ニオイの交換
3日間くらいすると、先住猫ちゃんはニオイや音で新しい猫ちゃんの存在に気がつきます。
そうしたら、対面させる前の下準備としてお互いの猫ちゃんのニオイの交換をしてあげましょう。
方法は次の通りです。
1.新しい猫ちゃんの顔を両手で撫でて、手にニオイをつけます。
2.その手を先住猫ちゃんの体に擦り付けます。
この逆も行い、ニオイの交換をすることができます。
猫の顔には「臭腺」と呼ばれるニオイを出す器官があります。
本来はマーキングの時に使われる器官ですが、今回は猫ちゃんに相手の情報を知らせる目的です。
ニオイを先に交換しておくことで、相手の情報を知ることができお互いに安心できます。
当初はニオイに警戒して「シャーフー」と怒るかもしれませんが、それがなくなってきたら次のステップに移るサインです。
「ステップ3」7日目〜 対面の日
下準備が整ったらいよいよ対面。
2匹が落ち着いている様子であれば、タイミングを見計らって対面させます。
最初は新しい猫ちゃんをケージに入れたまま対面させた方がいい場合もあります。
「シャー」と威嚇するようなら喧嘩になってしまうかもしれないからです。
1日5分から始めて時間を徐々に長くして。
相手を警戒せずにすれ違うようになったら成功です。
ケージから出して本格的に対面させても大丈夫でしょう。
同じ部屋で安心して眠ったり、お互いにグルーミングしあう仲にまでなったら、あなたの仕事もようやく終わりを迎えます。
2匹目の猫ちゃんが慣れてからの注意点
2匹分の生活用品を用意すること
猫用のグッズは共用ではなく、それぞれの猫ちゃんにあったものを用意してあげましょう。
あなたも見ず知らずの人と歯ブラシが一緒だったり、コップが一緒だったら嫌ですよね。
猫ちゃんも同じで、ケージ、寝床、食事のお皿、爪とぎ場所、トイレ、隠れ場所などの生活用品が別々に必要です。
特にトイレと爪とぎ場所はマーキングの場所でもありますから、必ず別々のものを用意してあげてくださいね。
トイレの砂も猫ちゃんによって好き嫌いがあるようで。
私の飼っている猫ちゃんの場合は、砂に近いようなサラサラしている猫砂がお気に入りのようで、大きめの猫砂ではトイレしてくれませんでした。
新しい猫ちゃんもお気に入りのグッズがあると、新しい環境に早く慣れてくれるので、いろいろ試してみるのもいいかもです。
先住猫ちゃんを優先させること
先住猫ちゃんを優先させることを意識してキャットフードをお皿に入れる時も、おもちゃで遊ぶ時も、スキンシップをする時など何をするにも先住猫ちゃんを優先させましょう。
2匹目の猫ちゃんが子猫だと本当に可愛くて、ついつい長い時間遊んでしまいますよね。
でもこれは、先住猫ちゃんに対して配慮のかけた行動になってしまうんです。
先に住んでいた猫ちゃんからすれば、「新入りなのに、あいつばっかりちやほやされてるじゃん!」ってなります。
猫も人間と同じく嫉妬する生き物で、せっかく対面できたのにその後の生活がギクシャクしたら嫌ですよね。
そうならないためにも、2匹目の猫ちゃんを迎えたら、今まで以上に先に住んでいた猫ちゃんの気持ちに答えることが大切。
先住猫ちゃんを優先させて家族を丸く収めましょうね。
まとめ
実際に対面させるまで3ステップは下記の通りです。
- 初日からいきなり対面させるのはNG。別々の部屋で隔離します。
- 4日目頃にお互いの猫ちゃんのニオイ交換。
- 7日目から徐々に対面する時間を長くしていき、慣れてきたら成功です。
2匹目の猫ちゃんが慣れてからの注意点は下記の通りです。
- トイレなどのグッズはそれぞれの猫ちゃんに合わせたものを用意する。
- 先住猫ちゃんを優先させる。
新しく猫を2匹飼うということは思っている以上に大変です。
でも2匹いるということは幸せも2倍ということ。
2匹目の猫ちゃんも早くお家に慣れて、充実した猫ライフを送れるといいですね。