眼をつぶってうずくまる猫




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猫が寒いところで寝る!驚きの理由3つとお家でできる対処法1つ




猫ちゃんがなぜか寒い場所で寝てしまうのですが、暖かいところへ移動させても、すぐにまた寒いところに戻ってしまいます。

何とも奇妙な行動ですね。

なぜこのような行動をとるのでしょうか?

暖かくしてあげたほうが良いのでしょうか?

いくつかの説がありますので、まとめてみました。

あなたの猫ちゃんの状況と比べてみてください。

体力の低下。身を守るために寒い場所で寝る

毛布にくるまって寝る猫
「猫は死ぬ前になると姿をくらます」という噂の1つの根拠ともなっている説です。

猫ちゃん自身、体が弱ってきているのを感じたために、本能により身を守っているのです。

自然界は弱肉強食の世界であり、体が弱っていると生きていくことが難しくなります。

猫は本能が強く残っていると言われていて、他の動物に襲われないために、安全な場所に身を隠そうと寒い場所で寝ているのかもしれません。

そして、極力動かないようにして体力の回復を待ちます。

しかし、回復することが出来ずに隠れたまま眠るように死んでいくという事も。

これが「猫は死ぬ前になると姿をくらます」という噂につながっているのかもしれませんね。

しかし獣医学でもはっきりとした結論はでておらず、あくまで可能性の話です。

とはいえ、猫にとって寒いところで寝るということは良い状態でないことは確かでしょう。

つい最近まで元気だった猫ちゃんが、急に寒いところで寝る場合にはべつの可能性も考える必要がありそうです。

猫ちゃんが低体温症にかかっている

猫ちゃんが低体温症にかかっているために、寒いところで寝たがるというものです。

体温が低いのに、寒いところで寝るなんておかしくない? と思われるかもしれません。

しかし、こんな矛盾しているような現象は現実でも起こることが分かっているんです。

それが「矛盾脱衣」と呼ばれるものです。

冬山で凍死した登山者が、発見されたときになぜか服を全て脱いだ状態で見つかったという異常行動が意外と多くあるんです!

体温が下がりすぎると、それ以上体温の低下を防ごうとして体内から温めようとする働きが強まります。

この時に体内温度と外気温(体感温度)との間に大きな温度差があると、寒いにもかかわらず、まるで熱い場所にいるかのような錯覚になり、着ている服を脱いでしまうと言われています。

つまり、猫ちゃんも低体温症+温度差により熱いと感じているため寒いところで寝ているのかも。

この場合急に温めても暑いと感じてしまうため、暖かい場所に猫ちゃんを移動させてもすぐに猫ちゃん自身で寒い場所に戻ってしまいます。

なるべくゆっくりと温めてあげるのがコツです。
まだ助けられる可能性が十分にあるので、温めながらなるべく早くに動物病院に連れて行ってあげてください。

寿命により、体に楽な場所を探している

医者に診てもらってる猫
猫に死の概念があるのかどうかはわかりませんが、寿命が近づいた猫ちゃんが静かで気温の低い場所に行きたがるというのはよくあることです。

この記事の最初に紹介した、本能とも関係があるかもしれないですね。

でも、この場合は体力の回復が見込めないので体に楽な場所を探しているのだと思います。

寒い場所で寝ることにより、エネルギーの消費を最小限に抑えているのでしょう。

見極めはとても難しいですが、その状態が猫ちゃんにとって楽な状態ならば、無理にあたためない方がよいのかもしれませんね。

猫が寒いところで寝ている場合の対処法

猫ちゃんが寒いところで寝ているというのは、すくなくとも良い状態でないのは確かなことでしょう。

なぜなら、猫はもともと寒がりで暖かい場所を好むからです。

ですから、なぜ猫ちゃんが寒い場所で寝ているのか考えてあげる必要があります。

  1. 体温は下がっていないか? 猫の平熱は39℃前後です。
  2. 食欲がなく、じっとうずくまっていないか?
  3. 室温は高すぎないか?
  4. ほかの病気の症状は出ていないか?

猫ちゃんにとって快適な気温であるにもかかわらず、寒いところに行こうとするのは、異常であり何らかの病気を抱えている可能性があります。

そんな時は、まず猫ちゃんの体温を測って異常がないか確かめることが出来ます。

それ以上の診断は私たちでは無理なので、少し様子を見て同じような状態が続くようなら、獣医師に診察してもらうことをオススメします。

猫が寒いところで寝ることのまとめ

  1. 体力の低下を回復しようと、涼しい場所でじっとしている。
  2. 低体温症にかかっているため、適温であっても暑く感じている。
  3. 寿命によりエネルギーの消費を最小限に抑えている。
  4. まず体温を測り、少し様子を見ましょう。必要なら動物病院へ。

猫ちゃんの異常にいち早く気づいてあげることが重要です。

普段から注意して見守ってあげてくださいね。




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