ライブ会場の風景




雑学

スタンディングオベーションとは?早く知りたかった鑑賞マナー!




皆さんはコンサートや演劇鑑賞へは行かれますか?

わたしはコンサートが大好きなので頻繁に足を運んでいます。

生のものに触れるというのは、映像以上の感動があります。同じ空間にいるという喜びや会場全体の一体感、演者の熱量などその場にいなければ伝わらないものがたくさんあります。

そういった熱い何かを感じ取れるのが生で見る醍醐味ですよね。日々のストレス発散やモチベーションがライブになっています(笑)

気持ちが熱く高ぶってくると、どうしてもその場にじっと座っておくことなんて出来ません。この気持ちを演者に伝えたい!想いを返したい!となります。

そこで観客が感動を伝えるための手段として一般的に浸透しているのが「スタンディングオベーション」。

スポーツや演説などの場でも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ですが、どのタイミングで立てばいいのか、まわりが立った時は自分も一緒に立てばいいのか、などマナーが曖昧な人が多いはず。

ここでは会場に足を運んだ際に困らないよう、マナーについてお話したいと思います。

スタンディングオベーションってなに?

立って拍手する子供
スタンディングオベーション(standing ovation)とは、演奏会や演劇、スポーツなどの催し物にて観客側が立ち上がって拍手を送ることです。

観客が起こせる最大のリアクション。

1743年にロンドンで演奏されたハレルヤ・コーラスを聞いたジョージ2世があまりの感動に立ち上がり拍手を送りました。その姿に周りの観客もつられて同様に立ち上がり、拍手を送ったことがスタンディングオベーションの始まりとされています。

反対の行為は不満や非難を表現するブーイングです。

スタンディングオベーションのタイミングが分からない…

ヨーロッパのオペラの劇場
感動したといっても空気を読まず立ち上がってしまうのはマナー違反です。

自分の気持ちだけが先行してしまうと、演者や周囲の人に迷惑をかけてしまうことになってしまいます。

会場にいる人全員が楽しめるように配慮をしましょう。それぞれ催し物ごとに一般的なマナーについてお話します。

演劇の場合

演劇の場合は2回目以降のカーテンコールから、と言われています。

カーテンコールというのは、演劇やオペラなどの劇の後、演者たちが舞台上であいさつをすることを指します。

劇中は座って見るということは皆さんお分かりかと思いますが、1回目のカーテンコールの際に立ち上がってしまうのがマナー違反だと思う方は少なくありませんので注意しましょう。

正確なルールがあるわけではないですが、1回目のカーテンコールでスタンディングオベーションをすることを嫌がる人は多いのです。

演者のあいさつ中は座って拍手を送る方が良いでしょう。

クラシックコンサートの場合

次はコンサートの場合についてです。

J-popのコンサートは基本的に立って見るものが多いので、ここではクラシックなどのコンサートに焦点を当てていきます。

コンサートは音が命です。
観客も演奏を聴きに来ているので、演奏中に音を立てることは大変迷惑ですので静かに見ましょう。

曲が完全に終われば拍手を送っても良いです。感動したことを演者に伝える時間です。曲の終わりが分からなければ、周りの雰囲気を見てみるのもいいと思います。

スポーツの場合

最後にスポーツについてです。

野球やサッカーなどの球技ではよく見かけます。良いプレイがあると積極的にスタンディングオベーションを行いましょう。

海外では口笛やブラボーという声がたくさん飛び交っているので、試合がより盛り上がって楽しそうですよね。

ですが、アイスショーの場合はスタンディングオベーションを行う回数が多い人のことを不快に思う方もいらっしゃいます。会場からのアナウンスがある場合もあるのでその指示に従ってください。

自分の気持ちを表現しよう!

アーティストに手でハートを作り賛辞を送るファン
以上、スタンディングオベーションについてでした。

海外と日本では文化や風習が違うので、海外は積極的に行う人が多いのですが、日本ではあまり馴染みのない行為だと思います。

後ろの人が見えにくくなるから立ち上がることを嫌がることもありますが、わたしはマナーを守っているなら肯定派です。

観客からの分かりやすいリアクションは演者や選手からしたらとても励みになり嬉しいものだからです。素晴らしいプレイなどに観客も応えるべきだと思います。

せっかくの生で見られる特別な機会なので、ぜひ想いを伝える行為として盛大な拍手を送ってみてはいかがでしょうか。

日本でももっとスタンディングオベーションのような感情表現が浸透すればいいなと思います。




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