一緒に暮らしているご家族の中に、ご高齢のおじいちゃんやおばあちゃんがいるという方、おやつに何をあげたら良いのか悩みませんか?
普通のお菓子で大丈夫高齢者のお菓子って、何に気を付ければ良いの?
そんな方に、お勧めのお菓子をご紹介します。
どれもスーパーなどで購入できるものばかりなので、お取り寄せをする必要はないですよ。
また、お菓子を選ぶときは、「お年寄りってこういうのが好きそう」という偏った考えだけでなく、「何が食べたい?」などと声をかけて聞いてみてください。
おじいちゃんやおばあちゃんとよく一緒に食べていたものなども選んでみてくださいね!
しっとり甘くておいしい 高齢者におすすめの和菓子
和菓子が好きなお年寄りの方、きっと多いですよね。私も和菓子が大好きです。
和菓子はスーパーや道の駅、和菓子屋さんなどたくさんのお店でお年寄りが食べやすいものが売っていますし、お勧めしたい種類も多いので具体的な商品名は省きます。
それでは、お年寄りに人気があって安全に食べられるものをご紹介します。
甘納豆
好き嫌いが分かれるかと思いますが、甘納豆が好きなお年寄りの方は多いのではないでしょうか。
節分の時、固い豆が食べられない方に良いですね。
羊羹
羊羹は何といってもやわらかいのが長所です。小豆の味が好きな方も多いと思います。
普通の羊羹と、水羊羹。食べる人はどちらが好きかリサーチも忘れずに。
お饅頭
お餅やお団子はのどに詰まる危険性があるので、お饅頭がおすすめです。
やわらかくて食べやすいですし、桜がのっているものや栗が入っているものがあれば、季節を感じることもできますね。
どら焼き
こちらも定番の和菓子です。あんこと生地の素朴な味が良いですよね。
手で持ったときのしっとりした感覚もほっとします。やはりやわらかいと安心できるのでおすすめです。
カステラ
カステラもお年寄りに人気のようです。やはりあのシンプルな味が良いのでしょう。
みんなで切り分けて食べるのも楽しいですよね。
固すぎない! 高齢者も食べやすい市販のおせんべい
おせんべいは、年代を問わず人気のお菓子です。
あのパリッとした食感が良いですよね。
ですが、ここではおいしくて、高齢の方にも安全なサクッとしたおせんべいをご紹介します。
定番!程よい塩味 亀田製菓 【ソフトサラダ】
誰もが一度は食べたことがある、定番のおせんべいです。
サクサクとしていて軽い食感が特徴です。名前の通り固くないので、安心して食べられます。
くせのない味なので、これを選んでおけば外れませんよ。
サクサクしていて、甘じょっぱい 三幸製菓 【雪の宿】&【黒糖みるくせんべい】
こちらもおせんべいですが、どちらもやわらかくて口の中で溶けやすいのでお勧めです。
黒糖みるくせんべいは、おせんべいでは珍しい黒糖味です。黒糖好きの方に喜ばれそうですね。
やわらかくて、ほんのり甘い 亀田製菓 【白い風船】
白い風船は、とにかくやわらかいのが特徴です。しょっぱい系ではなく、甘いお菓子です。
挟んでいるクリームが甘すぎないので、高齢の方にぴったりですよ。
紹介した4種類のおせんべいは、どれも個包装になっているので、お菓子の食べ過ぎを防ぐことができます。
大きいものは、ご家族が小さく割って渡してあげると、より食べやすくて良いですよ。
甘いものでしあわせに♪ 高齢者でも食べやすい市販の洋菓子
高齢者でも、洋菓子が好きという方はもちろんたくさんいると思います。
洋菓子だと、お孫さんも喜んで一緒に同じものを食べられるので良いですよね。
おじいちゃんやおばあちゃんの好みをしっかりリサーチしながら、高齢者向けの洋菓子を選びましょう。
しっとりやわらかくて食べやすい ブルボン 【ミニマドレーヌ】&【ふんわりチョコバーム】
洋菓子はカロリーが気になるところですが、どちらもファミリーパックで販売しており、一つ一つ個包装されているので食べ過ぎを防ぐことができます。
どちらもしっとり、ふんわり。甘いものが欲しい時にしっかり満足できますよ。
みんなで分けて食べられる♪ ヤマザキ 【ロールちゃん】
ケーキが好きだから食べたい!という方におすすめの、スーパーで買えるロールケーキです。
パッケージが可愛らしくて目を引きますし、季節や地域によって抹茶味など様々な味が出ています。
長ーいロールケーキを、お孫さんなど家族みんなで切り分けて食べると、とっても楽しいですよ。
また、5人で分けても約100㎉と、あまりカロリーが高くないところも良いですよね。
定番の懐かしい甘さ 森永製菓 【森永ミルクキャラメル】
おいしいですよね、森永のミルクキャラメル。私は最近食べていませんが、間違いないおいしさです。
特にお年寄りの方は、まだ現在のように様々なお菓子が登場していない時に、このキャラメルを大切に舐めたという方も多いのではないでしょうか。
そんな懐かしい思い出が蘇ってきそうなお菓子を、久しぶりに食べてもらってはいかがでしょうか。
高齢者のおやつに関する注意点
お年寄りにとって、おやつの時間はとても大切です。しかし、注意してもらいたい点がいくつかあります。
楽しくお菓子を食べられるように、確認しておきましょう。
安全に食べられますか?
これまで高齢者でも安全に食べられるお菓子をご紹介してきましたが、ここに載っているお菓子以外のものを選ぶ方ももちろんいると思います。
そこで気を付けてもらいたいのが、やはり安全に食べられるかどうかです。
食べてもらう相手によりますが、固いおせんべいは歯が欠けてしまいますし、お餅系やこんにゃくゼリーなどは喉に詰まってしまう恐れがあります。
せっかくの楽しいおやつの時間に、事故などが起きないように相手のことを考えながら選びましょう。
カロリーは大丈夫?
高齢者のおやつのカロリー摂取量は、1日100~200㎉が理想です。
男性は菓子パンを欲しがる方が多いですが、菓子パンはカロリーオーバーする危険性があるので控えてあげましょう。
和菓子などは、甘さがありますがカロリーが低いのでおすすめです。
とは言っても、やはり好きなものを食べさせてあげるのが一番!
個包装のものを選んだり、大きい袋菓子やケーキなどはお皿に分ける際少なめにしたり、量に気を付けるようにするのがベターですね。
ワンポイントアドバイス おやつを上手に活用しよう!
普段は食が細くても、おやつは食べるという方も居るのでは?
例えば、干し芋や甘酒、梅や昆布のお菓子などはしっかりと栄養が取れますし、プリンやゼリーなどのやわらかくてつるんとしたものであれば、食が細い方でも食べることができます。
これなら、おやつで食事では補えない栄養を摂ることができますよね。
甘いものを食べると自然とお茶を飲んでくれるので、脱水対策にも効果的です。
ヨーグルトは、おいしくてお通じ改善にも役立つので一石二鳥ですよね。
甘いものを控えるように注意されている方は、チーズや笹かまぼこなども良いですよ。
こんな風に、おやつはうまく活用すれば心配事だらけではありません!
まとめ
- 和菓子はやわらかくて食べやすいものを
- おせんべいは固焼きでないものを
- 洋菓子は子供たちもいっしょに楽しもう
- お菓子は安全とカロリーを考慮しながらうまく活用する
お年寄りにとって、お菓子を食べるひとときは大切な時間です。
年齢に関係なく、甘いものやお菓子を口にすることで心が満たされますよね。
また、お年寄りは親しいお友達や家族と一緒にお菓子を食べながら会話をするのも楽しいはずです。
この「おやつの時間」は、お年寄りにとって一日の楽しみの一つであり、生活に張りが出てきます。
記事のおすすめや注意点を参考にしながら、おじいちゃんおばあちゃんが喜んでくれそうなお菓子を選んでみて頂けたら幸いです。
家族団らんの機会が少ないご家庭は、ぜひおじいちゃんやおばあちゃんと一緒におやつの時間を取ってくださいね。