野球の試合でバットを振る選手

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金属バットって折れるの⁉︎安全で長持ちなものはあるのか

投稿日:2018年11月7日 更新日:

お子さんが野球を頑張っているご家庭の親御さん、バット選びはどのようにしていますか?

少年野球から高校野球まで長く付き合う金属バットは何を基準に購入するのか悩みますよね。
監督やコーチ、周りの父兄の意見も様々。

子どもに選ばせれば流行のバットを「カッコイイ!」という理由で欲しがるし…。
そもそも長持ちするという金属バットが折れるって本当でしょうか?!

そこで、お子さんの金属バットをどのように選ぶと良いのか、様々な角度から考えてみましょう。

金属バットは金属なのに折れる?

野球のバッターボックスで投球を待つ選手
「金属バット」という名前からして、折れるというイメージはなかなか湧かないかも知れません。
しかし、残念ながら名前のわりに金属バットとは折れるものなのです。

なぜ折れるのかを知ると、少しでも長持ちさせる方法にたどり着くのではないでしょうか。

金属バットはなぜ折れるのか

金属バットが折れる瞬間を目にすると「折れた」という印象になりますが、大きな力が加わって一瞬で金属バットが折れることはまずないと言っていいでしょう。

大抵は小さな力が加わることの積み重ねでひび割れた結果、折れることがほとんどです。いわゆる「金属疲労」。金属疲労とは金属に繰り返し力が加わることで強度を落としていくことです。

つまりボールを打つたびに目には見えないごく僅かな金属組織破壊が起き、それが積み重なることによって金属疲労が起きるため、バットにひびが入って折れてしまう、というわけですね。

また、金属疲労はバットが折れるだけではなく、金属バットの反発力の低下にもつながります。
反発力が低下すると金属バット特有の飛距離が出なくなっていくので、折れる前でも買い替えが必要になったりします。

金属疲労を避けるには

それでは金属疲労を避けるためにはどうしたら?と考えると単純に打つ回数を減らすという結論に至ってしまうのですが、それでは練習量を減らしてしまうことになりますよね。

それはできない!というのが当然なので、普段の練習用と試合用を使い分けるなどの工夫が必要になります。

また、マシンを使った打撃練習を多くするとやはりバットにかかる力が大きい分金属疲労が進みますので、ここも使い分けると良いでしょう。

「使い分ける」とは何と何を使い分けるのかと言いますと、簡単に言うとお気に入りのバットはむやみやたらに使わないという使い分けの仕方になると思います。

そして何を持って「お気に入りのバット」とするのかは個人によりますが、やはり試合で結果が出せるバットを長持ちさせたいですよね。

金属バットの素材と特徴

たくさん並べられた金属バット
では、試合で結果が出せるバットとはどのようなバットでしょうか?

やはり子供本人が打ちやすいと感じるバットなのですが、もっとわかりやすく言うと「ヒットやホームランが打てるバット」ですよね。

金属バットは素材によって特徴がありますので、お子さんの使いやすいバットを選ぶにはまず素材選びから始めると良いのではないでしょうか。

アルミ合金

金属バットの多くはアルミ合金でできています。
アルミ合金のバットは軽いので、まだ筋力のないお子さんでも速いスイングが可能です。

多少飛距離は延びませんがバットコントロールがしやすいので野球を始めたばかりの子におすすめします。

価格も比較的低めに設定されています。

超々ジェラルミン

アルミ合金の一部になりますが、超々ジェラルミンという金属バットがあります。
ジェラルミンは金属疲労しやすいのですが、それを強くしたものが超々ジェラルミンです。

耐久性が高く、反発力も高いので飛距離が出ますが、重たいので筋力が足りなければ使いこなすことが難しいでしょう。

筋力で遠くに飛ばすパワーバッターのいわゆる「金属打ち」を生み出したバットと言っていいと思います。

飛距離を出すために作られた高価なバット

上記の金属バットは安いアルミ合金で約2万円前後、超々ジェラルミンで約3万円前後の価格設定が一般的ですが、中には明らかに高価な金属バットがあります。

それらは飛距離を出すために作られた金属バットで、反発力をあげるために打撃部分が薄く作られているため、耐久性が非常に低いです。

金属バットの価格と飛距離は比例しているとよく言われますが、飛距離を伸ばすために作られた金属バットは高価です。

子供に合ったバットを選びましょう

野球で投球を打つタイミングを見はからう選手
金属バットを選ぶとき、やはりネット注文などではなく店舗に足を運んで選ぶことをおすすめします。

自分の相棒を選ぶのですから是非実際に振って選んでほしいですね。

「これがいい!」とインスピレーションを感じるバットを買ってもらえたらやはり大事にするのではないでしょうか。

そのうえでお子さんに合っているかを親御さんが確認してあげてください。自分に合ったバットを使うだけでぐんぐん上達しますから、本当にバット選びは大切です。

バットの長さ

バットの長さは腕の長さの1.3倍と言われます。

お店の人と相談しながら実際にメジャーで腕の長さを測って正しい長さのバットを選びましょう。正しいバッティングフォームやスイングを身に着けるためです。

バットのバランス

バットは重心によって大きく3つに分けられます。

長距離バッター用の「トップバランス」

重心がヘッド寄りにあるのでスイングに遠心力がかかるため飛距離が出やすいバットです。ただし、バットコントロールがしにくくなるので筋力と技術が必要です。

短距離バッター用の「カウンターバランス」

重心がグリップ寄りなので飛距離は出ませんが、バットコントロール重視の選手に向いています。流し打ちやインコース打ちがしやすいという特徴があります。

中距離バッター用の「ミドルバランス」

重心が真ん中にありますので、平均的なバランスのバットです。
野球を始めたばかりで、子供がトップバランスかカウンターバランスか判断できない場合などはミドルバランスを選ぶと無難です。

まとめ

  1. 金属バットは金属疲労によって折れます
  2. 金属バットの素材や特徴を知って使いやすさを考えましょう
  3. お子さんに合った長さや重心の金属バットを選びましょう

ここまでを読んでみて、お子さんにはどんなバットを買ってあげようと思いましたか?

実際にお子さんの金属バットを選ぶ際、試合用には長打を打ちやすいものを選ぶのは勝つために必要なことです。

しかし、野球をする上で大事なのは長打を打つことだけでしょうか?

お子さんの打撃の飛距離を伸ばしたい一心で耐久性や価格をスルーして毎年高価なバットを買い与える親御さんもいますが、金属バットの能力に頼っていては打撃の能力を身に着ける努力が欠けてしまうことがあります。

また、金属バットをはじめ道具を大事にするのは基本中の基本です。

折れたらまた買ってもらえばいいやと子供が考えてしまうような道具の買い与え方は賛成しかねます。

子どもに金属バットを買ってあげるときは、金属バットは一生懸命練習してこそ折れたり反発力が落ちてしまって買い替えるものであって、それまでは大事に使うこと。そして、今まで使っていたバットに感謝することを教えてあげていただきたいと思います。

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