猫ちゃんの寝顔ってとってもかわいくて、見ているといつの間にか自分も寝てしまいます。
でもたまに猫ちゃんが寝ている時に、白目をむいて寝ていることありませんか?
病気? それとも寝ぼけているだけなの?
今回は猫ちゃんが白目をむいて寝ても大丈夫なのか?
また、白目の正体についての記事です。
この記事を読めばまた一歩、猫博士に近づくこと間違いなしですよ。
猫は白目をむいて寝ても大丈夫なの?
猫ちゃんが起きている時に白目をむいておらず、寝ている時だけ白目が見えるなら大丈夫。
あなたの猫ちゃんは正常で健康ですから、安心してくださいね。
寝ている猫ちゃんにとってはたびたびある話で、「ブサイク具合が逆に愛らしい」とSNSではかなりの数の写真が投稿されています。
美しすぎる猫ちゃんのひどすぎる寝顔が話題を呼び、寝顔の写真集が発売されているほどなんですよ。
その猫ちゃんもやはり白目をむいて寝ています。
猫の白目を初めて見るとホラー映画のワンシーンを思い出して焦ってしまいますが、
特に異常はないので、温かい目で見守ってあげてくださいね。
不気味な白目の正体って何?
あれは「第三眼瞼(だいさんがんけん)」というものです。
第三眼瞼?って何なのそれ?って声が聞こえてきそうですね。
これは目を水平方向に横切って開閉できる透明または半透明な薄膜のことで、簡単に言うと3つ目の瞼(まぶた)のことです。
あなたには上瞼と下瞼がありますよね。猫にはそれに追加で3つ目の瞼が眼球とまぶたの間にあるんです。
猫ちゃんには3つもまぶたがあるなんてビックリですね!!
みんな「猫の白目」なんて呼んでますけど、本当は目ではなくまぶただったんですね。
人間にはこのまぶたがないので白目ですが、猫の場合はまぶたが見えているという事です。
今度猫が寝ている時に白目をむいていたら、「あっ、第三眼瞼が見えてる!」と言ってビックリしましょう。
周りの人は「何それ?」と言ってきますので、あなたは優越感に浸り、はやる気持ちを抑えながらも言葉をかみしめてこう言い放ちます。
「第三のまぶたのことだよ。」
その瞬間からあなたは猫博士と呼ばれ、尊敬されることでしょう。
ただし、やりすぎると変人と言われてしまうのでほどほどにしておきましょうね。
よく言われる「瞬膜」とは微妙に違うけどほぼ同じ
ネットで猫の白目について調べると、「瞬膜(しゅんまく)」というワードをよく目にすると思います。
しかし、猫の場合は第三眼瞼と言うほうが正確です。
そもそも「瞬膜」とは何でしょうか?
瞬膜とは、目を水平方向に横切って開閉できる透明または半透明な薄膜のことです。
これは第三眼瞼と同じ説明ですね。
鳥や爬虫類が瞬きをするとき、瞬間的に出てくるため瞬膜と呼ばれています。
速さとまぶた、そして瞬きの仕方が関係しているという事のようですね。
猫の場合は、鳥や爬虫類のような瞬きはしません。ですから、瞬膜ではなく第三眼瞼と言ったほうが正確でしょう。
瞬膜は、鳥や爬虫類専用のワードです。
ちなみに獣医学の世界でもこの違いは認識されているようですが、ほとんどの獣医さんは便宜上、猫の第三眼瞼を瞬膜と言っています。
ですから結論として、「瞬膜」、「第三眼瞼」は同じ意味で使われていることがほとんどです。
あなたも使いたいほうを使ってかまわないでしょう。
しかし、微妙に意味が違うという事だけは覚えておいてくれると嬉しいです。
それが猫博士につながる小さな一歩だからです。
「瞬膜」「第三眼瞼」は何のためにあるの?
このまぶたは、眼球を守るためにとても重要な役割を果たしています。
目が乾燥するのを防いでくれる
この膜があるおかげで、瞬きをすることによって涙を眼球の表面にまんべんなくいきわたらせることができます。
もしこの膜がなかったとしたら、とたんに目が乾燥してしまい失明することでしょう。
あなたはドライアイになったことがありますか?
もし猫に第三眼瞼がなかったら、あのような苦痛を味わうことになるのです。
目に入った異物を除去してくれる
車のワイパーのように、目の表面をキレイにすることだってできちゃいます。
猫は目の痛みをあまり感じません。
目に異物が入ってほっておくと、炎症を起こしやすくなり、最悪の場合失明に至りかねません。
目の健康を保つうえで欠かせない存在なんですね。
猫が白目をむいて寝ることのまとめ
- 猫が白目をむいて寝ていたとしても、異常ではないので大丈夫です。
- あれは目ではなく、「瞬膜」または「第三眼瞼」という膜です。
- 「瞬膜」と「第三眼瞼」の意味は微妙に違いますが、同じ意味で使ってもかまいません
- 眼球を守るために重要な役割を果たしています。
猫って本当に不思議な生き物です。
寝ぼけていると3つのまぶたが同時に半目になるんでしょうね。
優しく見守ってあげましょう。