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仮ベンチマークっていったい何?実はたった一種類の意味しかない!

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「ベンチマーク」…この言葉を聞いて、すぐに意味が分かる人はなかなかいません。

なぜなら、ひとことで「ベンチマーク」といっても、使われる分野によって意味が大きく異なるからです。

そのなかでも、今回は「仮ベンチマーク」という言葉を主体として、様々な業界で使われるベンチマークについてまとめていきます。

ベンチマークの意味と建築における仮ベンチマーク

「仮」を知るためには、まず「ベンチマーク」とは何かを見ていかないといけません。

ベンチマークとは、本来は測量における水準点を意味する言葉で、土木や建築の業界で使われる単語です。

そして、その意味が転じて…

→「経済の分野での投資商品の収益率や、特定の銘柄の騰落率を比較するための指標」

としての言葉であったり、

→「ITの分野でハードウェアやソフトウェアの動作速度を調整するための基準」

の言葉として使われるようになりました。また、それ以外の分野でも、

→「他社の優れたところを学んでそれを基準にして、自社の業務や経営を改善する手法」

という意味での言葉としても使われます。

「仮ベンチマーク」は建築・土木用語

この中で仮ベンチマークという言葉を使うのは最初に意味である土木や建築の業界です。

略称として「KBM」と表記されています。

水準点は、地形や構造物の高さを測定する基準として主要国道に設けられたもの。

ただし実際に工事を行う現場から離れた位置にあることが多いです。

しかし、工事をするためには水準点が必要になってくるので、近くにある適当な場所(マンホールのふたの上や側溝の上が多い)に仮のベンチマークを設置することで水準点を作ることになります。

これによって周辺の地盤の高低差を測ることができるようになるのです。

ほかの業界で「仮ベンチマーク」という言葉は使わない

他のベンチマークについては仮ベンチマークという呼び方をすることはありません。

上記に書いたように、多岐に渡る分野でベンチマークという単語が使われるようになっているので、「土木の分野として使われている」と知っていないと、「仮ベンチマーク」は謎の言葉になっちゃいますね。

注意が必要です。

その他の特徴的なベンチマーク

それでは建築・土木分野以外での「ベンチマーク」を見てみましょう。

コンピューター分野でのベンチマーク

元は土木の分野で使われているベンチマークという単語。

しかし、現代でこの言葉を聞く場合はコンピューターの分野の方が耳にする機会が多いものかもしれません。

ハードウェアやソフトウェア性能測定としての意味と考えるとそのようなコンピューター開発の分野の人しかわからない単語のように思えますが、ベンチマークはゲームソフトやオンラインゲームにも関わってくるものです。

プレイ環境として要求するスペックが高いパソコン用のゲームソフトやオンラインゲームでは、動作の確認を目的としてベンチマークソフトや体験版を制作して、配布することがあります。

もちろん、これは宣伝も兼ねてはいるのですが、これによってゲームを購入する前に実際の動きが確認できるので、消費者側からするとPCでの購入を検討しやすくなるというメリットがあります。

ゲームでもグラフィックが重視されるようになった現代ではこのような取り組みがあるので、ベンチマークという言葉をここで知ったという人も少なくはないものになります。

※参考 ベンチマークソフトのダウンロードあり
ドラゴンクエストX 公式サイト Windows版ページ
https://hiroba.dqx.jp/sc/topics/detail/c042f4db68f23406c6cecf84a7ebb0fe/#up2
また、ゲーム以外でもパソコンの性能をチェックできるツールとしてのベンチマークソフトが無料で何種類も配布されています。

ネットの通信速度やハードディスクの性能をチェックすることは、パソコンの異常を検知したり、パソコンをよりよくするきっかけになるものなので、利用している人は多くいます。

車業界でのベンチマーク

基準と比較するという意味で使われるベンチマークですが、唯一車の業界では目標としての意味で使われます。完成度の高い車をベンチマークとして、それを上回る性能の車ができれば、その車が新たにベンチマークとなるように、頻繁に基準が変更されるものになります。

しかし、その完成度の高いという部分も明確な定義があるわけではなく、車評論家が評価したものがそう言われることから曖昧なものと見られています。

ただ、歴代で作られた車のうち評価が高いものについては、後に性能が優れた車が出たとしてもベンチマークと言われることが多いです。

まとめ

  1. 「ベンチマーク」は測量における水準点を意味する言葉で、もともと土木や建築の業界で使われる単語
  2. 「仮ベンチマーク」は水準点を仮に設置して最初期の工事を進めるためのもの。「KBM」が略称。
  3. いま「ベンチマーク」と言えば主にPC、IT関連の言葉。金融や自動車の分野でも使われる

今回は仮ベンチマークを中心に基準点として使われるベンチマークを見ていきました。

様々な分野で使われているので、今後も目にすることがある単語であると思います。

でも、仮ベンチマークだけは工事の基準にしか使われないので、そこは他の分野と分けて考えるようにしましょう。

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