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剣道/団体戦3人チームはどう戦う?試合の仕組みからオーダー編成まで徹底解説【初心者必見】

投稿日:2018年12月12日 更新日:

剣道の団体戦、3人チームで戦うことになったみなさん!

剣道を始めたばかりで少人数チームに入ることになった子は、初心者な上にイレギュラーだらけで大変だと思います。

まず、どうやってチームの勝ち負けが決まるの?
3人ってどう不利なの?

という基本的なものから、

どのように戦えばいいのか、
オーダー編成はどうしたらいいのか、

など突っ込んだものまで様々な疑問があると思うので、
今回はそれらについて説明していきたいと思います。

ちなみに私も高校一年生の時、同じ学年の剣道経験者3人でチームを組んでいました。

三年生は丁度5人いましたし、二年生はいなかったので新一年生が入ってくるまでずっとこのチームでした。

約一年間ずっと3人チームで戦ってきた私が、持っている知識と思ったことの記憶をフル活用するので、参考になれば嬉しいです。

剣道団体戦3人チームの場合/試合の基本

5つの四角形
まずは3人チームの場合のポジション、試合の仕組みなど基本的なことから説明していきたいと思います。

少々複雑で分かりづらいかもしれませんが、理解すると3人チームの過酷さがよく分かるはずです。

剣道の基礎知識の勉強も兼ねて考えてみてください。

チーム編成

通常は、先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の5人でチームを組みますが、4人チームの場合は次鋒が抜かれ、先鋒、中堅、副将、大将で戦うことになります。

そして3人チームで出場する場合は副将も抜き、先鋒、中堅、大将の三本柱が残ります。

よく次鋒や副将が弱いと言われるのは、これらのポジションは相手チームが4人もしくは3人だった時に、戦うことなく不戦勝になるからです。

稀にチームの人数不足ではなく、単なる欠場により選手の数が少ないこともあります。(インフルエンザの時期とか…)

この場合は欠場した選手のポジションが空くのですが、これについては割愛します。先鋒・中堅・大将の誰かがいなかったらラッキーだなぁと思っていてください(笑)

一人でも負けたらアウト

3人チームは最初の時点でもの凄く不利です。
他のチームよりも足りない2人分はどうなるかと言いますと、不戦敗です。

先ほど少し触れましたが、次鋒と副将が自動的に負けとなり、相手チームの次鋒と副将は戦うことなく勝ち星を挙げることができます。

つまり3人チームの場合、5人中既に2人負けている状態からのスタートとなります。

勝者数でチームの勝敗が決まるので、一人でも負けたら5戦中3敗となりチームは負け。

万が一先鋒が負けてしまうと、その時点でチームの負けが決定します。

それでも中堅と大将は一応試合をします。

コールドゲームのようなものはありません…。

取得本数もシビア

剣道初心者の子にとっては、何人だの何勝だのと少し頭が混乱してくると思います。

こればかりは部内戦などでスコアをつけながら覚えるしかないのですが、頭の回転が速い子は気が付いたでしょう。

「引き分けたらどうすんの…?」

もし3人中2人が勝ち、1人が引き分けたら勝者数は2対2となります。

勝者数が同数の場合は、取得本数でチームの勝敗が決められます。

勝者数と取得本数は何が違うんだ、という方のために、簡単に説明すると、

・勝者数とは…
5人中何人勝ったか。
一本取られていても、二本取ってその試合に勝利していれば勝者となります。

・取得本数とは…
チーム全体で何本取ったか。
一人二本まで取ることができるので、二本×5人で最大十本取ることができます。

ここで重要なのが、3人チームの自動的な次鋒・副将の負けの内容です。なんとがっつり二本負けです。相手チームに2敗、計四本取られてしまいます…。

「結局負けになるんだから同じじゃないか」と思った子!

同じ負けでも一本負けか二本負けかは超重要です。

先ほども書きましたが、勝者数が同数となった場合、取得本数の勝負になります。

どちらのチームがより多く一本を取ったかがチームの勝敗を決めます。

勝者数同数になることは珍しいことではないので、いざという時のために一本でも多く取っておくべきなんです。

そんな中、強制的に四本取られる3人チームはかなりきついです。例え3人中2人が勝ったとしても、2人とも二本勝ちしなければいけないのですから…。

剣道団体戦3人チームの場合/試合のすすめ方

五人のサムズアップ
剣道の団体戦と言えば、各ポジションの仕事を果たしてチームの勝利を挙げるのが見所ですが、3人チームの場合、引き分けだとか一本で抑えるだとかそんな悠長なことは言っていられません…。

とにかく、全員勝つ!

一応1人引き分けても繋がりますが、その場合他の2人が二本勝ちしなければいけません。そして、2人が二本勝ちしても代表者決定戦(各チームの代表者による一本勝負)になります。

生存確率はかなり低いです。全員勝たなければ負けます!

一本取られようが、意地でも取り返しに行くこと。負けや引き分けはアウトです。

3人全員が勝てばOK!取得本数の勝負に持ち込まなければ良いのです。

ということで、とにかく考え事はバッサリと捨てて勝負に勝ちに行きましょう!3人チームが5人チームに勝つと大いに盛り上がります!

全員勝ちに行くのが大前提ですが、強いて言うならこのポジションはこう戦おう、というものを雑ですが記述しておきます。

○先鋒
・状況…自分が負けたらチームは負け、引き分けたら後の2人が二本勝ちしなければならない
・すること…勝つ(引き分けても一応繋がる)

○中堅
・状況…負けても引き分けてもチームは負け(先鋒が二本勝ちの場合は引き分けても繋がるが、大将は二本勝ちしなければならない)
・すること…勝つ(先鋒が二本勝ちの場合、引き分けても一応繋がる)

○大将
・状況…負けても引き分けてもチームは負け(先鋒・中堅が二本勝ちの場合、引き分けたら代表者決定戦になる)
・すること…勝つ(先鋒・中堅が二本勝ちの場合、一応引き分けても代表者決定戦に持ち込める)

やっぱり、取得本数1-0でも2-1でもみんながそれぞれ勝負に勝ってくるのが一番シンプルです。

もちろん引き分けありでチームが勝つこともありますが、団体戦なので後ろのチームメイトのことを思って試合をしたいところですね。

剣道団体戦3人チームの場合/相手チームが4人だったら

四匹のぬいぐるみ
さて、ここまで私の拙い文章を読んでいただきましたが、大体の団体戦の仕組みや3人チームの特徴を掴めたでしょうか。

…掴めましたね?

それではこれを少し応用して、相手チームが4人だったら、というパターンで考えてみましょう。

3人チームがあれば4人チームも大いにあり得ます。
私も中学一年生の一年間、4人チームでした。

ということで、相手チームが4人だ!ラッキー!という場合の状況を説明します。

試合の基本

相手チームが4人の場合、次鋒だけが空いているはずです。

3人対4人。ちょっと公平な感じがしてきましたね…!

選手数の差はたったの一人。相手チームに自動的に取られるのは1敗の二本のみ。

これでも結構きついですが、5人チームに比べたら格段に戦いやすくなります。

戦いやすくなるどころか、ほぼ互角(だと私は思っています)。

相手も初心者のBチームだったら、普通に勝てる可能性が出てきます。頑張りましょう!

試合の仕方

3人対4人なら戦略を立てることもできます。

なんと!2人までなら引き分けてもOKです!
この場合あと2人が勝たなくてはなりませんが、二本勝ち縛りはありません。

3人引き分けても…代表者決定戦になりますが、一応繋がります。
そして、できれば負けないでほしいのですが、1人負けても大丈夫です。あとの3人が勝てばチームは勝ちますし、1人引き分けても残り2人が頑張れば何とかなります…!

3人対5人に比べて一気に自由になるので、各ポジションの仕事は省略します。(できれば先鋒は取ってきて欲しい…)

強いて言うなら、全員チームの勝ち負けを見極めて試合をすること。どうすれば後ろにより楽に繋ぐことができるかを考えましょう。

自分たちでオーダーを決めてみよう

つみあげられる数字のサイコロつみあげられる数字のおもちゃ
外部コーチがいなかったり顧問の先生が剣道未経験者だったりすると、オーダーを自分たちで決めることもあります。

そんな時、自分ならどのポジションに就きますか?仲間をどのポジションに薦めますか?

先輩たちに決めてもらうのも良いですが、私はチームメイトで話し合って決めるのも良いと思います。

剣道への興味が深まりますし、チームメイトの共同作業というのが凄く良いと思います。

自分たちで決めたオーダーで試合をして、次の大会でまた話し合って組み替えて…なんて試行錯誤するのも良いです。

完全に私の意見ですが、先生に「お前はこのポジションでこうして来い」と言われたまま戦うよりも、生徒たちで話し合った方がコミュニケーションが取れますし、自分で選んだポジションに誇りや責任を持てると思います。

とても良い先生にオーダー采配していただいた時もありましたが、絶対にみんなで話し合って決めた時の方が勝った時の喜びも負けた時の悔しさも大きく、やりがいがあって楽しかったです。

もちろん普段から稽古を見ている先生やコーチ、先輩方だからこそ分かる特徴もあるはずなので、助言を貰いながら、自分たちでオーダーを決めてみましょう。

各ポジションイメージ

各学校によって采配や戦略は異なりますが、不思議と全国共通で各ポジションに体格や剣風などのイメージがあるものです。

先鋒・中堅・大将のイメージだけご紹介するので、ぜひ参考にしてください。(技や間合いなどは省略して、初心者に分かりやすい項目だけ記述します。)

【先鋒】

・声が大きい
・足さばきが上手い(よく動く?)
・背が小さい(偏見ですが、事実先鋒にいると吹っ飛ばされません)

先鋒は「強い」というより「上手い」子が向いています。

剣道を習って、教わった姿勢や技をすぐに飲み込めるような子ですね。

もちろん小手先だけでは勝てませんので、強くなるのはここからです。現時点で他の子より上手ければ十分でしょう。

そして何よりも先鋒に求められるのは、威勢の良さ。

大きな声を出すことは初心者に共通して大事なことですが、先鋒は特にチームを勢いづけたり相手を威嚇する役割があります。

そして先鋒、最初にやるとかなりの高確率でその後先鋒をやり続けることになります。
向上心があって元気の良い子はぜひ先鋒へ!

先鋒はカッコいい!

【中堅】

中堅は…強くなってくると味が出るポジションなのですが、初心者の時点で先鋒・大将と比べるとこれといった特徴がありません。

内気で先鋒タイプではない、でも大将をやる勇気もない…という子は、中堅でしょうか。
思い切って言うと、消去法です。

中学まで副将しかしてこなかった私も高校時代、明らかな攻め剣タイプの小さい子と、どんと構える主将タイプの子がいたので速攻で中堅になりました。

中堅に向いているからではなく、消去法…。背の順も先鋒<中堅(私)<大将…。

でも、最初はこれで良いんです。癖がない子はこれからスムーズに伸びます。

そのまま中堅として成長するかも知れないし、ポイントゲッター次鋒・副将になるかも知れないし、チームの大将になるかも知れない…。

最初のうちは中堅に特徴はないと思います。それで良いので先鋒・大将は無いな…と思う子は中堅で行きましょう!その後いくらでも転換できます!

【大将】

・打ちが重い
・チームメイトからの信頼が厚い
・剣道に癖がない

大将は皆さんのイメージ通りです。この先「捨て大」なんて黒い言葉が出てきますが、これは今のところ気にしなくて大丈夫です。どうしても気になる子は先輩に訊いてみましょう。

やはり大将は「リーダー」のような存在です。

剣風としては、むやみやたらに掛かってこない、そしてあからさまに防御しすぎない、攻守のバランスがいい子が向いています。

あとは、やっぱり背が高い方が良いです。中堅も背が高い人が多いですが、大将はイメージもあるので…。

最初のうちは剣道の特徴が顕著に出るわけではないので、ビジュアルで決めても悪くはないです。

自分は大将だ!という責任感ある子はぜひ大将で!とりあえず自慢できるぞ!

その他、3人チーム内に経験者がいたらそこも考えましょう。
例えばずっと先鋒でやってきた子は先鋒以外正直きついです。
先輩と混ざって組むなら先輩を大将に…と思いますが、剣風や性格も含めて考えましょう。

Bチーム、Cチームなら先輩をお手本に

「剣道を始めたばかりで各ポジションの役割や特性が分からない」というBチームやCチームの子はこの記事を参考にしていただければ嬉しいですが、Aチームの先輩方をお手本にしてみるのも良いと思います。

チームメイト内で「おまえの剣道○○先輩っぽい」と話すのは楽しいですし、自分のポジションが決まったら、そのポジションの先輩の剣道や試合をお手本に稽古をするのも良いと思います。

私の学校でもAチームとBチーム、それぞれ同じポジションの先輩・後輩が仲良くしていました。

やっぱり各ポジションに特徴があって、同じような剣道の子とは会話が弾みますし、先輩の経験からそのポジションならではの戦い方や心構え、県内の選手の対処法などを教えて貰えます。

そしてとにかく!剣道初心者として入ったときは、先輩と仲良くするに越したことはありません!

よっぽど意地悪な先輩でない限り、なつく後輩がいるのは嬉しいものです。

先輩と仲の良い子は他の子と比べて剣道の上達だけでなく、所作やスコアボードのつけ方の覚えも早いです。

学年を越えてコミュニケーションを取りながら、憧れに向かって頑張りましょう!

剣道団体戦3人チームの場合/まとめ

  1. 3人チームの場合、相手チームに2勝四本が取られるので厳しい状況になります
  2. 3人全員で目の前の試合に勝ちに行きましょう
  3. 相手チームが4人だと、格段に戦いやすくなります
  4. オーダーを自分たちで考えて決めてみましょう

剣道の団体戦、3人で戦う際の試合の仕組みや特徴などを説明してきました。

やはり人数が少ないと心細いですが、剣道はスポーツではなく武道です。

初心者ならなおのこと、気持ちで負けずに、正々堂々と戦ってきましょう!

自分で満足できる試合ができますように。応援しています!

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