雑学

墨汁の落とし方/歯磨き粉でも十分、でも一番良いのは〇〇




お子さんが学校や書道教室などで服に墨汁をつけて帰ってきたら、親御さんはため息が出ますよね。

ちょっといい服や、そう何着も持っていない学校指定のジャージなんかだと余計に困ります。

私も気を付けていましたが、小学生の頃に一度つけましたね~。

私も一応女子ですし、買ってもらったばかりの服だったのでショックでした…。

でもお母さん方、「墨汁は絶対に落ちないからなぁ…」と諦めないでください!

特にお子さんが女の子の場合墨汁のシミがついた服を着るのは嫌でしょうし、お気に入りの服が着られなくなったら大変落ち込むことでしょう。

確かに頑固な墨汁汚れですが、もしかしたら解決できるかもしれません。

試してみる価値はありますので、ぜひ参考にしてください。

墨汁は最も取りにくいシミ汚れ⁈

墨汁は天然由来のススと、動物から採取されるニカワという強力なノリからつくられています。

これを練り固めたものが固形の墨で、水に溶いたものが墨汁です。

よく文具店などで市販されている液体の墨汁は、カーボンブラックという石油製品のススを使用したり、ニカワの代わりに科学的に合成された樹脂を接着剤として使っています。

ですので、天然由来のお高めの墨はもちろん、市販の墨汁も元々油性の原料である上に、用途上乾きが早いので余計にシミ抜きが難しいのです。

墨汁は特別な薬品を使えばすぐに消えるようなシミではなく、プロの現場でも時間と手間をかけなければ落とすことはできません。

そのため墨汁のシミは、シミ汚れの中でも最も取りにくいシミと言われています。

歯磨き粉で墨汁落としにチャレンジ!

そんな強力な墨汁の汚れは、歯磨き粉を使えばお家で取れることもあります。

使用するのは、使い古しの歯ブラシと研磨剤入りの歯磨き粉、汚れても構わないタオルのみです。

墨汁の落とし方

  1. タオルをシミの下に置きます。
  2. シミの部分は水で濡らさず、水を含ませた歯ブラシに歯磨き粉を多めに乗せてこすります。
  3. それからタオルをお湯で絞り、汚れが浮き上がった部分をふき取りながらシミ抜きをします。
  4. これを何度も繰り返します。
  5. 歯磨き粉の研磨剤が吸着した墨汁の汚れを落としてくれるので、歯ブラシに歯磨き粉をしっかりと足しながら、手で揉み込むようにして汚れを落とします。

素材に注意しましょう

歯磨き粉はクレンザーと同じです。

研磨剤で擦るので、綿やポリエステルなど強い繊維しかシミ抜きができません。

ウール、シルク、麻、レーヨンなど柔らかい繊維の場合は、繊維を傷つけてしまうためお勧めできません。

時間が経っていると厳しいかも

墨汁のシミ抜きは、乾かない内に落とす!これが最大のポイントです。

乾いていない場合と乾いてしまった場合とでは、落ち方が全く違います。

墨汁がついてからあまり時間が経過していない場合はシミ抜きが可能ですが、墨汁がついてから時間が経過している場合はどんな方法で試してもシミ抜きができません。

墨汁が付いてしまったというシチュエーションは大体、お子さんが学校で習字の時間に、というケースだと思いますが、家に帰ってきてからだとすぐに対処してもすでに落ちにくくなっていると考えた方が良さそうです。

おすすめは、応急処置としてお子さんの習字セットに旅行用の歯磨きセットを入れておくこと。

乾く前にシミを落としておけば汚れが目立ちませんよ。

墨汁が乾ききっていたら

墨汁落としはスピードが命です。

歯磨き粉やクレンザー、ネットで「落ちる!」とよく紹介されているマジックリンを使用しても、墨汁が完全に乾いてしまうと綺麗に落ちなくなってしまいます。

先ほどもお話した通り、お子さんが学校で付けてきたシミは殆ど落ちないと考えて良いでしょう。

歯磨き粉で対処してみたけれども落ちなかった、という方にお勧めしたいのがキッチンハイターです。

多少リスクはあるので様々な方法を試したうえでの最終手段とされていますが、これがあれば大体の汚れは取れます。

我が家でもキッチン用品から布類までお世話になっており、他の方法を試す前に一発目からキッチンハイターを使うこともしばしばです。

キッチンハイターでシミ抜きする方法

  1. キッチンハイターは泡タイプがおすすめです。
  2. 液体タイプに服を浸すと痛みやすいので注意してください。
  3. 墨汁のシミ部分にキッチンハイターの泡を乗せ、30分ほど放置してからお湯で流すだけです。

ゴシゴシする必要がありませんし、簡単なのが良いですよね。

キッチンハイターを使用する際の注意点

ご存知かと思いますが、キッチンハイターは漂白剤ですので色柄物には使えません。

色柄物に墨汁が付いてしまい、歯磨き粉で落ちない場合は残念ながら諦めるしかありません…。

クリーニング屋さんによっては、墨汁のシミ抜きをお断りするところもあるようで…。

しかし白い服には使えますので、ワイシャツやブラウスを着て習字をする中学生のお子さんの場合は安心です。

それから、先ほども少しお話した通り泡タイプのキッチンハイターなら部分的にシミ抜きをすることができます。

色や柄が付いていても、シミ部分が白ければ大丈夫です。

私が小学生の頃にやってしまったシャツも、ロゴは付いていましたがシミが付いたのは真っ白な部分。

キッチンハイターを使っていればまだまだ着られたという事です…。

墨汁を付けてしまう前に対策を

お子さんが墨汁のシミを服に付けて帰ってきたらお母さんはため息が出ると思いますが、どんなに注意しても他の子が墨汁を飛ばしてしまう時もありますし、不可抗力なので仕方ありません。

もう墨汁落としをしないで済むように、もしも墨汁が付いてしまった時のために対策をしておくのも大切です。

服の準備

お子さんが学校で習字をする際は、汚れても構わない服、できれば黒っぽい服が良いです。

学校の先生方も、習字の日は汚れてもいい服を着てくるように呼び掛けています。

出掛け先では濡らさない

学校で墨汁が付いてしまった時、お子さんは慌ててとりあえずシミ部分を濡らすと思います。

しかし、余計に濡らしてしまうと墨汁の落ちが悪くなります。

もしも墨汁が付いてしまったらその場で洗わないように、お子さんに伝えておきましょう。

洗剤類を使ってきちんと洗う際に初めて濡らした方が良いですよ。

洗濯で落ちる墨汁について

文具店に行くと、「洗濯で落ちる墨汁」なる素敵なものが販売されています。

しかしこの墨汁、さらさらとしていて使い勝手は良いようですが少し水っぽいかな、と思います。

私の同級生にもこの墨汁を使っている子がたくさんいましたが、水の量によっては緑色の字になっていました。

やはり洗濯で落ちやすいように、繊維の奥深くに入り込むススなどが少なめになっているのでしょうか。

コンクールによってはこの墨汁で書いた作品は出品できない場合もあるようですので気を付けましょう。

まとめ

  1. 墨汁は落としにくいシミ汚れです
  2. まずは歯磨き粉を使って墨汁を落としてみましょう
  3. 白い服の場合は、キッチンハイターを使うと綺麗にシミ抜きができます
  4. 墨汁を付けてしまう前に対策をしておきましょう

歯磨き粉で墨汁のシミを抜く方法とキッチンハイターでシミを抜く方法、それから事前にできる対策についてお話してきました。

とっても頑固な墨汁のシミは、諦めなければならないことが多いですが、ご自宅での努力で綺麗に落とせることもあります。

他の汚れに比べて手強い墨汁ですが、根気よく様々な方法を試してみましょう!




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