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和歌の数え方は?俳句や川柳とどう違う?間違えやすいので注意‼

投稿日:2019年7月21日 更新日:

皆さんは和歌と聞くと思い出すのは『百人一首』を思い浮かべる方が多いと思います。

その『百人一首』についているように、和歌は「一首」、「二首」と数を数えていきます。

しかし、俳句や川柳などは「一句」、「二句」と数えます。

同じような詩歌なのに、なぜこのような数え方が違うのでしょうか?

今回はそんな和歌とそれ以外の詩歌との関係を中心に見ていきます。

現代における詩歌~31音の歌と17音の歌~

まずは数え方の前に和歌と他の詩歌の違いをそれぞれ挙げていきます。

和歌

和歌は「5・7・5・7・7」の31音で構成される歌です。

季節や恋愛など様々なテーマを扱う歌になります。

短歌

短歌は和歌の一種で、同じく「5・7・5・7・7」の31音で構成されています。

元々和歌は、短歌・長唄・旋頭歌(せんどうか)などの歌の総称でした。

しかし、短歌以外の歌が時代の流れと共に廃れていったので、現代においての和歌はほぼ短歌のことを指す言葉になりました。

ただし、近代以降に生まれた新しいタイプの短歌は和歌と呼ばず、そのまま近代短歌と呼ばれます。

俳句

俳句は「5・7・5」の17音で構成されています。

俳句には基本的に「季語」を使うという決まりがあります。

和歌・短歌よりも更に少ない音でわびさびを表現するものです。

川柳

川柳も「5・7・5」の17音で構成されています。

俳句との違いは「季語」を使わなくて良いというところです。

「サラリーマン川柳」など自由な題材で使われます。

歌の数え方~古来の歌と近代の歌~

和歌が「首」で数えられるのはその成り立ちからのものです。

「首」は元々が中国で詩や歌を数える時に使う単位でした。

その中で漢詩は古来の日本にも教養として伝わり、その後に漢詩に対比するように日本語として和歌が生まれたのです。

そして、漢詩の数え方である「首」がそのまま和歌にも流用されました。

それに対して俳句は17世紀頃に成立し始めたもので、和歌と比べるとそれほど時間が経っていない歌です。

「句」は俳句の前身である俳諧連歌(はいかいれんが)が和歌である短歌から生まれたことに由来しています。

短歌には音を「上の句」と「下の句」に分けていう表現があり、連歌も同じ表現を使っています。

そして、連歌の「上の句」から生まれたもが俳句であるので、数える時には「一句」という表現を使うようになったのです。

実際に作る和歌~字余りと字足らず~

さて、和歌についておおよそわかったところで、実際に一首を作るための説明をしていきます。

「5・7・5・7・7」の31音を作る際に気になるのは文字数の数え方だと思います。

和歌・短歌の「ぁ、ぃ、ぅ、ぇ、ぉ」、「ゃ、ゅ、ょ」に関しては前の文字と合わせて1音とします。

つまりは「しゃしょう」であると「しゃ」、「しょ」、「う」で3音になるというとです。

しかし、「っ」に関してはこれ一つで1音とします。これが他の小さい音と違ってややこしい部分になります。

「ラディッシュ」であると「ら」、「でぃ」、「っ」、「しゅ」で4音になります。

また、「ー」の伸ばし棒についてもこれ一つで1音とします。

「バスケットボール」であると「ば」、「す」、「け」、「っ」、「と」、「ぼ」、「ー」、「る」で8音になります。

と、ここまで音のルールについて書いてきましたが、実際に作る時はそれほど気にしなくて良いものです。

歌には「字余り」、「字足らず」が表現として認められています。

「字余り」が31音より多い歌で、「字足らず」が31音より少ない歌です。

この多い少ないの範囲はありません。

短歌は基本的には31音が望ましいですが、短歌に込める意味や読む時の音の取り方として「字余り」や「字足らず」の方が良ければそちらを優先した方が良い句になります。

実際に名句と呼ばれるものにも「字余り」や「字足らず」のものはあります。

「この味が いいねと君が 言ったから 七月六日は サラダ記念日」 俵万智

有名なサラダ記念日の句も下の句は8音・6音で字余りになっています。

さらに言えば、五・七調に囚われず自由に句を作る「自由律」と呼ばれる形式もあります。

これについては、自分で短歌と判断するかどうかは難しいので、基本の31音に沿って作る方がやりやすいかもしれません。

いろいろルールがあって難しく感じるかもしれませんが、自分の思いを素直に表現すれば、それは立派な短歌になるので、気楽に作ってみてください。

まとめ

今回は和歌の数え方を始めとして様々な詩歌を見ていきました。

現代ではSNSで短い言葉を使って表現する人が多いので、実際にやってみると意外と得意な人が多いかもしれません。

機会があれば、ぜひ和歌・短歌に挑戦してみましょう!

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