雑学

【シュリンクフレーション】日本が世界に誇る‼負のスパイラル一覧




皆さんはシュリンクフレーションという言葉を知っているでしょうか?

単語自体は知らなくても内容はテレビ番組で何度も取り上げられるものであります。

今回はそのシュリンクフレーションについて意味と実例を見ていきます。

シュリンクフレーションとは

下がり続ける株価チャート
シュリンクフレーションとは、小売りされている商品の価格が変わらないまま内容量がシュリンク(収縮)していることを意味する経済現象のことを言います。

他の呼び方としては「実質値上げ」、「隠れ値上げ」、「ステルス値上げ」と呼ばれたりもします。

昨今は内容量を変える場合はニュースなどで放送されていますが、全てを把握するのは難しく知らないうちに減っていることもあります。

シュリンクフレーションされた製品例

スーパーで買い物する女性
ここではシュリンクフレーションされた製品の一例を挙げていきます。

お菓子

お菓子は嗜好品であり、量の変化が見た目にはわかりづらいことから気付かないことが多いですが、最初の量から見るとかなり減っています。

・カルビーポテトチップスうすしお 100円(税込)
90g(1975年)→70g(2007年)→60g(2009年)

・ベビースターラーメンミニ 30円(税込)
35g→30g(2007年)→23g(2010年)

・ダース 100円(税込)→110円(2015年)
50g→48g(2007年)→42g(2014年)

飲料

牛乳などは度々ニュースでも取り上げられ、値段の変化の方が目立ちがちですが、内容量についてもかなり変わっています。

・小岩井純粋りんご(ペットボトル) 140円(税込)
500ml(2009年)→470ml(2011年)→430ml(2018年)
※果汁30%だったものが2011年から果汁20%に

・カゴメトマトジュース(ペットボトル) 340円(税抜)→372円(2008年)
900ml→720ml(2014年)

・明治おいしい牛乳 250円(税抜)→260円(2008年)→270円(2019年)
1000ml→900ml(2016年)

インスタント

無印良品の例はわかりやすいですが、それ以外のものは少し減っています。

お湯を入れたり調理をすればそれほど気にならないかもしれませんが、これが今後も続くと物足りなく感じるでしょう。

・永谷園麻婆春雨 300円(税抜)
143g/麻婆ソース93g(2012年)→137g/麻婆ソース87g(2018年)

・無印良品ミニラーメン 126円(税込)→105円(2010年)→120円(2014年)
5個→4個(2010年)

・セブンプレミアムチリトマトヌードル 98円(税込)
73g→71g(2008年)

冷凍食品

個数で入っているものは減ったり、1個辺りの量が減ったりしています。

・味の素冷凍ギョーザ 希望小売価格なし
300g/12個入り1個25g(2017年)→276g/12個入り1個23g(2018年)

・マルハニチロ プリっと大きなえびチリ 370円(税込)
5個/85g(2012年)→4個/70g(2017年)

加工食品

乳製品や肉の加工品は段階的に量が減っています。最初から比べると現在は相当損をしている気分になります。

・シャウエッセン 498円/2袋(税込)
170g→158g(2005年)→150g(2006年)→138g(2007年)→127g(2013年)

・ハウスバーモントカレー(中サイズ) 180円(税抜)→194円(2015年)
125g→119g(2010年)→115g(2014年)

・6Pチーズ 345円(税抜)→365円(2018年)
170g(1994年)→120g(2012年)→108g(2014年)

日用品

食料品だけでなく普段使いする日用品もシュリンクフレーションの対象になっています。

・薬用せっけんミューズ(固形) 475円(税抜)
150g→135g(2018年)

・ボールド 粉末通常サイズ
1.1kg→1㎏(2008年)→900g(2011年)→850g(2013年)

シュリンクフレーションと向き合う

お金と計算機
実際のところ減ってしまったものは仕方ないからどうしようもないのは確かです。

少量の変化ならそれほど気にする必要はないのかもしれません。

しかし、少量の変化でも積み重なれば、家計への負担に繋がります。

ただ、減っていることを把握できれば、セールなどの買い方で工夫したり、他の商品で代替したりすることができます。

よく調べてみれば減っていることはわかりますが、メーカー側ももっと広く認識されるように内容量の変化についても告知すべきです。

メーカー側には不利な条件ですが、後から減っていることを知られると不信感を抱かれる可能性があるとおもうのですけれど…。

また、購入する側としては、このようなシュリンクフレーションは当たり前のように行われていることなので、普段使いする商品については、内容量についても把握して、値段や内容量の情報へのアンテナを張っておくようにしましょう。

まとめ

今回はシュリンクフレーションについてまとめていきました。

例を見て大きく減っていることに驚いた人もいると思いますが、紹介したもの以外にも多くの製品がこのようになっています。

次に買い物をする時や買い物をした後に内容量を確認して、次のシュリンクフレーションに備えていきましょう。




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