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メンタルの弱い夫…そこに隠れる重大リスクとは⁉️




付き合っていたときはわからなかったけれど、結婚してみたら

ネコ美さん
この人、こんな人だったっけ?

なんて事はよくある話。

男性側の意見としては

ワン太くん
付き合っていた時はあんなに優しかったのに…結婚したら実権を握られて完全に尻に敷かれてしまった

という嘆きをよく耳にします。

逆に、女性側の嘆きとしては

ネコ美さん
頼りがいがあると思って結婚したのに、こんなにメンタルの弱い男だったなんて…

という声が多いですね。

夫婦間の力関係は、夫が尻に敷かれているくらいのほうが結婚生活がうまくいくようですが、それは夫が家では弱いようでいて外の世界ではしっかり家族を守っているからからこそ。たとえば「必殺仕事人の中村主水」が私の理想の男性ですね(わかっていただける方だけ頷いてください)

ところが、夫のメンタルが弱いとひとことに言っても笑って済ませられるものとそうでないものがあります…。
「夫のメンタルが弱い」と悩んでいる方も深刻度によって対処の仕方は全くかわってきますので、自分の夫の場合はどのくらいの深刻度なのかをよく見極めていただきたいと思います。

なぜなら、間違えて対応すると大変なことになってしまう可能性もあるからです。

自身もうつ病を患い、回復してからも家族のうつ病回復に奮闘した経験のある私が、立ち向かう術をお伝えしたいと思います。

これから3つのパターンでお話しますが、ご主人がどのような状態なのか冷静に客観的に判断して、奥さまの対応の仕方を考えていただけたなら幸いです。

うまく流していいメンタルの弱さと、流してはいけないメンタルの弱さ

Photo by Ben White on Unsplash


メンタルの弱い夫を支えるにはお母さんになる必要がありそうです。妻と保護者、両方こなすタフさはありますか?夫に甘えたいと考えているならその甘さは捨てた方がよさそうです。

ここでは、「もう!なんなの」と腹が立つ程度、の夫の対処の仕方をお話します。

ちょっとしたのメンタルの弱さといっても、奥さんの身になってみれば深刻な悩みでしょうから、奥さんの考え方を少し変えて楽観的になれるようにお話したいと思います。

しかし中には「弱いメンタル」で片づけられない場合も潜んでいますので少し注意してご主人を分析してください。

女々しく感じるタイプの夫

例えばすぐ泣いてしまうようなご主人は大丈夫。泣くということは奥さんに気持ちを吐き出せているのですから。どんと構えて慰めてあげましょう。

怖がりやビビりだなあと感じる場合は、もう諦めて守ってあげましょう。結婚前にそんなイメージがなかった場合ショックかも知れませんが、家で自分にだけ見せてくれる可愛い一面だと思って楽しむしかないですね。

神経質で色々なことを気にしすぎなご主人もいると思いますが、これは直らないかもです。小さい頃から神経質でしょうから、おそらく外の世界では自分でコントロールする方法を心得ているはずです。家では我慢ができないのでしょう。

女性には考えられないほど、実は男性は単純にできています。
とくに繊細な心を持っているご主人なら、奥さんを心のよりどころにしている方も多いです。

上手に褒めたりわがままをきいてあげたりして、ご主人が気持ちよく外の世界で頑張れるようにコントロールする術を身につけると、これはこれで最高ではないでしょうか。

新型うつ病の可能性はありませんか?

すぐに仕事を辞めたり投げ出したりしてしまうご主人は、小さい頃からの育てられ方の問題でしょう。離婚しないで頑張りたいのなら育てなおすしかありません。

ただし、体調不良を訴えて仕事を休みがちな場合は少し注意が必要です。

休日自分の好きなことをする時は元気なくせに、仕事の日の朝になると「頭痛がする」「お腹が痛い」と言って仕事を休んでしまう…そんなご主人はいませんか?

あきらかにワガママ!怠けている!と腹が立つことと思いますが、もし体調不良が嘘ではなかったとしたら「新型うつ病」の疑いがあります。

新型うつ病はうつ病の分類のなかの一つですが、世間一般に知られている「定型うつ病」のように「元気がない」「眠れない」「食欲がない」等の症状が長期にわたって続くものと違って、好きなことをしている時はいたって元気なのが特徴です。

そのためただの怠け者と判断されることが多いのですが、れっきとしたうつ病なので治療する必要があります。

また、特徴として依存症とセットになっていることが多いので、男性の方ですとアルコール依存やギャンブル依存がないか注意してみてください。

気分の浮き沈みが激しく、急にスイッチが入ったようにネガティブになったり感情的に怒ったり、睡眠時間が異常に継続できる過眠症状も特徴です。

仮面うつ病の可能性はありませんか?

心配事があると胃腸が痛くなったりするご主人は頑張っている証拠です。じんましんが出たり嘔吐がある場合は話が別ですが。繊細な男性はメンタルと体調が直結しているんですね。

ただし、体調不良が慢性的な場合は気を付けてもらいたいです。
「仮面うつ」という言葉をご存知でしょうか。

これもうつ病の中の分類のひとつで、病名の印象だと「仮病」のように受け取られがちですが、そうではありません。
うつ病というと「落ち込み」や「無気力」などの精神的なダメージと直結する印象の症状が挙げられますが、仮面うつ病では「腹痛」「倦怠感」「めまい」などの内科的症状の裏に本当のうつ症状が隠れてしまっているわけです。

うつ病の診断がつきにくく、内科の薬を長く服用しても治らないという結果になってしまいます。もし体調不良が改善せず原因も説明がつかない場合、うつ病を疑ってあげてください。

次の項目で書いていきますが、仮面うつは「軽症うつ病」の部類に入ります。

軽症うつ病


うつ病にも軽症とか重症があるのですが、私は軽症だからといって放置していいものとは決して思いません。

なぜなら、うつ病は突然重度の症状があらわれることはまずなく、身体的症状が初期症状として続いたあと、放置していると精神的症状に移行していき、重症になってしまうという特徴がある。

ですから「軽症」という言葉はあまり使いたくないのですが、重症と区別するとしたら日常生活に支障をきたしていないかどうかです。

軽症うつ病ですと前述した仮面うつのように、頭痛や腹痛などの身体的症状が主に表れるので、我慢して通常の生活を送ろうと思えばできてしまうのです。

ここでは、ご主人が軽症うつで頑張って踏みとどまっている時、奥さんはどうサポートして重症になるのを防ぐことができるかをお話したいと思います。

ご主人が軽症うつなのに無理をしていないか気を付けてあげてください。軽症のうちに対処することは非常に重要です。

うつ病になり始めているかどうかの判断を

もともとメンタルが弱かったわけではないご主人が、最近どうも打たれ弱いしひねくれてきた。などの変化があったら気を付けてあげてください。

例えば、何かにつけ会話の中でネガティブな発言が増えたなど。

奥さんが慰めると「俺の気持ちはわからないくせに」と返してきたり、励まそうとポジティブな提案をすると「他人事だと思って」と腹を立てる。以前はこんな人じゃなかったのに…という変化には要注意です。

また、ご主人自身の仕事が最近うまく行っていないという様子はないでしょうか。

うつ病になると考えをまとめて効率よく仕事する能力が落ちてしまい、ミスを連発することが多くなります。焦れば焦るほどうまくいかなくなり、深い沼にはまって行くことがありますので気を付けてください。

ご主人の状態を理解しましょう

もし、ご主人がうつ病の症状がありながら無理して日常生活を送っているようだと、このままでは悪化する恐れもあります。
まじめな人ほど自分の中で「こんなはずじゃない」と自分を追い込んでしまいがち。

まずは、奥さまがかける言葉や態度でうつが悪化しないように、ご主人の状態を理解するようにしましょう。

  • 奥さんからポジティブな方法をアドバイスされることはつらいのです。だって、そうしようと思ってもできないのですから。そうするとどんどん自分が駄目な人間に思えてきて、責められているように感じます。
  • ご主人がいらいらしているときは反論せずに「ごめんね」と軽く流してあげましょう。色々要求して追い込むのも良くありません。些細なことでも「ありがとう、助かるよ」と感謝の気持ちを伝えるように。
  • ご主人が愚痴や悩みを口にしてくれたら、明るい表情できいてあげましょう。奥さんまで深刻な顔で相槌をうっていると、益々重大な悩みだと感じ取ってしまいます。
  • 家の中をきれいにしてあげてください。整頓された生活しやすい家で過ごすことは非常に高いリラックス効果をうみます。

ご主人の状態に慣れて合わせてあげましょう

うつ病にかかっている人の心理を理解するって、本当に難しい事なんです。心理に関してはまじめに考えても理解できないことが多いので、状態についてそういうものだと慣れてしまうと楽です。

そして、私がおすすめするのは、ハレモノをさわるような扱いをしないということです。

私の娘はうつ病にかかりましたが、私はそのときどんな対処をしても思うように回復してくれなくて焦ってしまった時がありました。

その時、長男が言った一言が私を救いました。「いつも通りにしてあげればそのうち必ず良くなるよ」って。

そうか。うつ病になったことを一番気にしているのは本人なのですから、周りが困った顔をすれば自己嫌悪で苦しむに決まっているのです。

いつも通り朝起こして(起きられなくてもいいのです)いつも通り食事を用意して、以前と変わらず明るく話しかけてあげてください。そうすることでご主人が以前のペースを取り戻しやすくなると思います。

そして、奥さんは決してストレスをため込まないようにしましょう。うつ病と接していると必ずイライラします。

ご主人のうつ症状が出ているときは巻き込まれないように。奥さんを巻き込んでしまうと、それもまたご主人にとってはつらいことなので、ゆったりと構えて落ち着くのを気長に待ってあげましょう。

もし奥さんがメンタルが強くてポジティブなタイプならポジティブ思想で追い込むのではなく、その明るい発想でご主人を引っ張って行ってあげてくださいね。

重症うつ病


もし、ご主人に疑いようのないくらいの精神的うつ症状がみられるとしたら、素人判断はせず心療内科などで受診することを強くおすすめします。

重症のうつ病患者のために家族ができることには限界があります。

男性はプライドが高いのでメンタルクリニックにかかることに抵抗があるかも知れませんが、他の病気と同様に治療することが大事なんだとわかってもらいましょう。ここでは、病院にかかったうえで、奥さんができる支えについてお話したいと思います。

うつ病患者を支えるのは並大抵の覚悟ではできないことです。ご主人がうつ病であれば生活が奥さんの肩にかかってきますし、子供もいるならご主人と子供の両方を奥さんが面倒見なければいけません。

ご自分が共倒れしない自信がありますか?

うつ病を特別視しないようにしましょう

結婚式で健やかなるときも病めるときも…という誓いにサインしたようなしないような。
まさか本当に病むなんて。

でも、考えてみてください。もしご主人がメンタルの病ではなく怪我や内科系の病気なら、こんな気持ちにはならずに誠心誠意支えようと思うのではないでしょうか。うつ病も同様です。

病院できちんと診断をつけていただいたら、病気についてご主人と冷静に話し合いましょう。一緒に治していこうという意思をきちんと伝えてあげてください。必ず勇気になると思います。

また、夫婦そろって問題から逃げ出す選択肢はありますか?

例えば職場のストレスが原因だったなら迷わず転職をすすめてあげてください。うつ病で辞めるなんて…という考えは捨ててるように。ご主人のせいではないのですから。

真面目な人は転職でさえ責任を感じて全力で頑張ろうとしてしまいますから、きちんと職場の問題点を理解してもらって、必ずご主人の味方でいてあげてください。

ご主人のために気を付けてあげることは?

うつ病は、責任感が強く真面目な人がかかりやすいものです。ですから、自分がうつ病になったことで、とんでもないレベルで責任感の呵責に苦しんでいると思います。

奥さんが暗い顔をしていると「自分のせいで妻を不幸にしてしまった」と、ますます申し訳なさで潰されてしまいますから、ゆったり構えてあげてください。

また、よその家庭の話を引き合いに出さないでください。例え比べるつもりはなかったとしても、奥さんがよその家庭の幸せそうな話をすると責任を感じて落ち込むだけです。

奥さんにしてみれば「なぜ自分だけこんな思いをしているのか」と、よそのご家庭を羨ましく思うことでしょうが、そこはぐっとこらえてあげてください。

そして、たまには奥さんもご主人以外のことで軽い愚痴や相談を話してみてください。「頼られている、必要とされている」と感じることは人間にとって非常に重要な生きる力です。

家で一人仕事にも行かず休養をとっていることは、男性にとってかなりの苦痛であることは間違いありません。涙が溢れてくることでしょう。

しかし、家事をお願いすると男性はやはりプライドが傷ついて「もう仕事には復帰できないのでは」という気持ちになってしまう方もいるようです。

何もすることがなくても「あなたがいてくれるだけで心強い」と伝えることで家族に必要とされている喜びが、弱っているエネルギーの回復剤になる可能性もあります。

奥さん自身のために気を付けることは?

うつ病のご主人の回復を手伝うことは、ある意味、介護に似ている気がします。奥さんが共倒れしてしまってはどうしようもありませんので、ご自身を大事にすることも絶対に忘れないでください。

うつ病ではない人にとって、うつ病は「どうして?」の連続です。

どうして悪い方に考えるの?そんな考え方をするのはどうしてなの?と、理解できないことがたくさんあります。
それは足を骨折している人に「どうして歩こうとしないの?」と聞いているのと同じです。歩こうとしても歩けないから歩かないのです。

前述しましたが、うつ病は普通の病気なんだと理解してどんと構えましょう。

うつ症状には波があり、「良くなったな」と思えばまたひどく落ち込んでいたり、それは時間単位でも一日単位でも週単位でも繰り返します。ご主人の状態に一喜一憂してはいけません。

3歩進んで2歩下がる、くらいの気持ちで気長に回復をサポートしましょう。

メンタルの弱い夫に隠れる重大リスク・まとめ

  1. ご主人のメンタルの弱さが受け流せるものかどうか判断してください
  2. 軽症のうつで踏みとどまって頑張っているご主人を支えるときの注意点
  3. 一緒にうつ病を治していこうという気持ちが力になります

メンタルの弱い夫について、奥さんに注意深くみてほしいうつ病の可能性をお話してきました。

「夫のメンタルが弱くて困っている」という主婦の方はたくさんいて、そのほとんどが「困ったもんだ」というテンションなのですが、うつ病に今までたくさん関わってきた私からすると…何だか心配になってしまう事例がいくつもあるんです。

夫婦間の事は当人たちにしかわかりませんので、何でもかんでもうつ病ではと疑うのもどうかとは思うのですが、うつ病のサインを見落としてしまったり、思いもよらず悪化させてしまうような悲劇は防ぎたいものです。

自分の夫はどうやらうつではないな、とわかればちょっとしたメンタルの弱さも許してあげられそう…?




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