ロックのチョーキングってものすごくかっこいいですよね。
憧れのロックンローラーのようにビシッと決まったチョーキングが出来たら、自分で自分に惚れてしまいます。
激しいロックでレスポールを使うことはあまりないですけど、それでもレスポールでチョーキングやテクニカルな弾き方がしたいってことありますよね。
でも、意外とうまくいかなくて「何でだろう?」って感じていませんか?
単純にテクニックが足りてないってことも考えられますが、他の原因もあるかもしれません。
今回はその原因と対処法を教えちゃいます!
上手くいかない原因に上手く対処できれば、びっくりするような演奏ができちゃうかもしれませんよ。
ギターの弾きやすさはここで決まる!!
良くありがちな問題です。初心者のあなたも感じているかもしれません。
でも安心してくださいね。
どんなに有名なギタリストでも必ず通ってきている道なのです。
大げさに言ってしまえば、ギターを弾く限り一生ついて回る問題なのです。
それくらい重要な問題と今あなたは戦おうとしているのです。
ギターに不慣れで上手く弦を抑えられていないという事が原因のほとんどです…。もしかするとその大元は「弦高(げんこう)」にあるのでは?
ギターを弾きやすさはここで決まる!
そもそもギターの弾きやすさはネックコンディションと弦高である程度決まってきます。
ですから弦高を調整してあげることで、驚きの弾きやすさになることがあるのです。
ただし、ネックコンディションを調整するには専門的な知識と技術が必要。
ネックが沿っていたり、あなたのギターのネックが今どういうコンディションなのか分からなかったりする場合、知識を持っている人か専門のリペアマンに相談しましょう。
弦高とはどこの高さを測ったら良いの?
弦高とは、ギターのフレットから弦までの距離のことです。
弦の高さのことだと覚えておけば大丈夫だと思います。
一般的には12フレットの一番上から弦の一番下までの距離を指しています。
まずはあなたのギターの現在の弦高を測ってみましょう。
端からミリ単位の目盛りがある金属製の定規を使うと、弦高を素早く正確に測ることが出来ます。
専用の定規も売っていますが、ホームセンターとかで売っているJISマークがついている細長い定規でも十分です。
私も実際にそれを使っています。
レスポールの弦高を調整してみよう!
では実際に弦高を調整してみましょう。
レスポールに多く使われているTune-O-Matic(チューンオーマチック)ブリッジでは、1弦側と6弦側についているギザギザが入った大きなネジ(サムナット)を回すことによってブリッジ全体の高さを調整して弦高を調整することが出来ます。(弦ごとの調整はできないです)
特殊な工具は必要ありませんが、構造上、弦を緩めておくと指でも簡単にネジを回すことができるようになります。
また、弦を張ったままでもペンチ等で回すこともできますが、あて布を使用してボディが傷つかないように注意しましょう。
- ネジを時計回りに回すと弦高は低くなります。
- ネジを半時計周りに回すと弦高は高くなります。
今までチョーキングがし難かったのであれば、弦高を低くすることによって改善されるかもしれません。
弦高は一般的に、1弦側で1.0~2.0㎜、6弦側で1.5~2.5㎜程度の範囲です。
チョーキングや速弾きなどのテクニカルな演奏を行うギタリストは、弦高が低めのセッティングである場合が多いようです。
弦高を狙い通りにセッティング出来たら、チューニングをしてからさっそく試し弾きしてみましょう!先ほどよりも弾きやすくなりましたか?
弦高はサウンドにも強い影響を与える
弦高は低ければ低いほど良いという訳でもありません。
弦高の調整はギターの弾きやすさに影響を与えたように、ギターのサウンドにも大きな影響を与えます。
弦高を低くすると弦の張力も下がり、そうなると(言葉では表現しづらいのですが)シャキシャキとした音や突き抜けるようなすっきりとした音は出にくくなります。
ビビり音も発生しやすくなるというデメリットもありますね…。
しかし、そのかわりにギターが弾きやすくなるということを覚えておきましょう。
レスポールの弦高調整まとめ
あなたの演奏スタイルや求めている音を明確にしたうえで、弦高を調整することがオススメです。
- ギターの弾きやすさは弦高を調整することにより改善することができます。
- 「弦高」とは12フレットの一番上から弦の一番下までの距離のことです。
- レスポールの弦高を調整するにはサムナットを回します。時計回りで低く、反時計回りで高くすることができます。
- あなたの求めている音と弾きやすさのバランスを取りましょう。
これが正解というものは無いので、積極的に調整してみましょう!