最近は自然災害などで度々起こる停電ですが、電化製品に囲まれた生活をしていると復旧までの時間が気になるところだと思います。
今回は停電について、事故の状況による復旧時間がどうなっているのかを確認していきます。
停電の原因と故障した現場の関係
停電の原因とされるのは、自然災害の影響、樹木や鳥獣の接触、雷や雪などの天候による影響が挙げられます。
それらによる停電は、発電所や故障した場所によって復旧までの時間が変わってきます。
発電所の場合
大きな災害でない限りは発電所の故障した場合、他の電力会社から電気が送られるので、長い時間停電になることはありません。
早くて1分程度、遅くても2時間ほどで停電は終わります。
変電所の場合
変電所が故障した場合も他の変電所から切り替えで電力が送られてくるので、長時間の停電になることはありません。
同じく早くて1分程度、遅くても2時間で停電は終わります。
電柱や送電線の場合
電柱が倒れている・または送電線が断線した…などの場合は、
復旧までの作業時間もですが、故障の現場を電力会社が把握して駆けつけるまでの時間もあるので、他の場合よりも多く時間がかかってしまいます。
場所によってかかる時間も変わって来るので明確な時間を出すことはできません。
大規模災害の場合
大きな地震や台風によって、全体の被害が大きくなると、上記のように他から電力を送ったり、復旧するのにも時間がかかることになります。
時間としては早くて当日中、遅くても1週間で復旧します。
ライフラインの中でも電気の復旧は比較的早い方です。
水道やガスは2、3週間かかるので、このような災害が起こった時に最初に復旧されるのは電気と覚えておきましょう。
目安としての復旧時間
ただし、これらの時間はあくまで目安であります。
特に天候が悪い中で停電が起こった場合は、その天気によって、他との連携が取りづらい状態になったり、
復旧する場所までの移動や復旧の妨げになったりすることで、停電が長引くことは起こりうることです。
おおよその目安としてこれらの時間を知っておき、実際に起こった時は、確認をしていく必要があります。
復旧を確認する3つの方法
1つの方法に絞るのではなく、これら全てが試せることを覚えておいた方が良いです。
①電力会社に電話
実際に復旧を確認する場合は、電力会社に直接電話をする方法があります。
固定電話は使えないので、携帯電話で確認することになるでしょう。
しかし、停電になった場合は全員が同じ考えになるので、問い合わせに電話が集中して繋がらない可能性があります。
緊急の手段なので、くれぐれもみだりに連絡なさらないようにお願いいたします。
東京電力へのお問い合わせ
停電・電柱・電線など設備に関するお問い合わせ
電話0120995007
0120番号をご利用になれない場合
0363759803(有料)
[受付時間]:午前9時~午後5時(日・祝日、年末年始を除く)
引用/東京電力パワーグリッド
中部電力へのお問い合わせ
お住いの各営業所・サービスステーションにお問い合わせ(24時間対応)可能。
こちらから地域を選んで連絡してください。
関西電力へのお問い合わせ
受付時間/9時〜18時(土・日・祝・年末年始を除く)
※ただし停電等、緊急の場合は時間外も応対
電話番号/0800-777-3081(無料)
東北電力へのお問い合わせ
受付時間/24時間・毎日
一般電話/0120175366(無料)
IP電話/0222666810(有料)
北海道電力へのお問い合わせ
事業所窓口および電話受付時間 9:00~17:00
[土、日、祝日、12月29日~1月3日、5月1日を除く]
※毎年5月1日は特別休業日として全店休業とさせていただいています。
※電気がつかない等、緊急の場合は24時間対応しています。いつでもお電話ください。
※「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」対象発電設備の接続申し込みも受付しています。
※お掛け間違いのないようにお願いいたします。
引用/お近くのほくでん一覧(公式ウェブサイトより)
電話はお住いの地域にある各支店・ネットワークセンターへ。
かけ間違いに気をつけて、上記リンクを参照してください。
九州電力へのお問い合わせ
営業時間
月曜日〜金曜日(休日を除く)の9時〜17時ただし、年末年始(12月29日〜1月3日)は終日閉店します。
※なお、停電に関するお問い合わせなどお急ぎのご用件の場合は、上記時間以外においても電話を承っております。
引用/九州電力ウェブサイトより
電話はお住いの地域の各営業所・配電事業所へ。
上記のリンクから選んでください。
北陸電力へのお問い合わせ
電話(24時間)/0120837119
中国電力へのお問い合わせ
中国電力/停電に関するお問い合わせ先
お住いの地域から営業所を選択し連絡してください。
四国電力へのお問い合わせ
四国電力/お問い合わせ
「停電・電柱・電線に関する窓口(ネットワークコールセンター)」からお住いの県を選んで連絡。
沖縄電力へのお問い合わせ
沖縄電力/お問い合わせのページから
「停電・緊急に関するお問い合わせ」から地域を選んで連絡。(24時間対応)
②電力会社の公式ウェブサイト
次にインターネット上で電力会社の公式ウェブサイトを確認する方法です。
スマホやタブレット、ノートパソコンに充電があれば、停電中でも検索できます。
電力会社がすぐに状況を把握できるわけではないので、情報が更新されるのに時間がかかるかもしれませんが、繋がる状況ならこの方法で確認ができます。
以下に主要な各電力会社の情報サービスをまとめました、
それぞれ自己責任でご利用していただき、また緊急時以外のアクセスはなるべく控えてくださいね。
東京電力
停電情報/住所から検索/TEPCO
「地図から検索」はflashプラグインが必要(サイトが古い)
中部電力
関西電力
東北電力
北海道電力
九州電力
停電情報/九州電力
詳細は地域を選択してください。
北陸電力
中国電力
四国電力
沖縄電力
停電情報/沖縄電力
※いずれかを選択してください
③サービスやアプリを利用する
また、停電情報などを知らせてくれるサービスが携帯電話やスマホにはあるので、それを登録しておいて、事態に備えておくという手もあります。
ただし、被害の規模によっては携帯電話の通話やメールの機能が使えなかったり、ネットに繋ぐこともできない可能性があります。
停電で気になる冷蔵庫の管理
家庭で停電した場合に、常に電気が流れていないと困るのは冷蔵庫になるでしょう。
一般的に電気が付いていない状態だと冷蔵庫は2から3時間程度、冷凍庫だと4時間程度はそのままでも大丈夫とされています。
大規模災害以外の停電なら2時間以内に終わることからその場合はあまり心配しないでいい事になります。
ただし、これは冷蔵庫の扉を開けずにしている場合の話なので、中の物が気になって開け閉めを繰り返さないようにしましょう。
そして、停電が治った時に中の食材を使う時には、よく火を通して使うようにしましょう。
時間的に大丈夫でも本来は冷蔵・冷凍で保存されていなければならないものなので、用心するに越したことはないです。
特に、牛乳などの乳製品は温度の変化に敏感なので使う場合は気を付けてください。
また、大丈夫だから絶対に使った方がいいというわけでもないので、抵抗がある場合は処分も考えてください。
まとめ
今回は停電について3つの項目で見ていきました。
これを読んでわかっていても実際に起こると不安や焦りが生まれることはありますが、基本的には今の電力会社の復帰は早いので、情報を集めつつ待つようにしましょう。