職場や学校で「食えないやつ」という言葉を聞いたことがありますか?
よく使われる言葉としては
や
などといった使い方がされることがほとんどです。
もし自分が誰かに
と言われた場合でも、
言葉の意味がわかっていなければ、いい方に言われている言葉なのか、そうでないのかを理解する事ができません。
今回は「食えないやつ」という言葉の意味について解説していきます。
食えないやつの言葉の意味とは?
「食えないやつ」という言葉の意味を考える前に「食えない」という意味について考えてみましょう。
日常生活の中で「食えない」という言葉はいい意味で使うことはほぼありません。
食えないという言葉は
- この仕事では食っていけない
- この米はまずすぎて食えない
などマイナスの意味で使うことが多く、
「できない」という言葉の類義語と考える事もできますよね。
「食えない」という言葉はいい方向のイメージで使うことはない、とわかっていただけたと思います。
他にあまり知られていない「食えない」の意味としては
- 油断できない
- あなどれない
という意味もあり、「食えないやつ」という言葉はどちらかと言うとこちらの意味で使われます。
食えないやつという言葉を使う場面とは?
食えないやつという言葉はどういった場面で使うのでしょうか?
まず最初に思い当たるのは、誰かに対して悪口を言ったり、警戒したりする場合が多いと思います。
「あいつは食えないやつだから気を付けておけ」という言葉を使う場合には、
「あいつは油断しているとこっちが痛い目を見るやつだから注意しておいた方がいい人物だ」と言い換える事ができます。
誰かに対してある人物について事前に忠告しておくときに使う言葉ですが、あらかじめ誰かに警告しておくことができます。
食えないやつ=油断できない、ってどういうこと?
「油断しているとこっちが痛い目を見る人」という説明がわかりにくいかもわかりませんので説明しておきますね。
たとえば・・・
自分にすごく親切に接してくれたので、一見すごく面倒見がいい上司と思っていたが、
結果的には自分の仕事を次々と押し付けてくるような上司だった。
・・・つまり、こういった人というのは、
相手に対して好感を持たせておいて、後から利用しようと企んでいる人という事ができます。
つまり、油断できないもしくは侮れない人、食えない上司と言い換える事ができます。
逆の場合も考える事ができます。
逆に「あいつは食えないやつと思っていたが、きちんと接してみるととてもいい奴だった」といった場合には
「注意深く接していたがきちんと面と向かって付き合ってみるととてもいい奴だった」と言い換える事ができます。
食えないやつの反対の言葉とは?
単純に食えないやつという言葉に対して、反対の言葉というと単純に「食えるやつ」という言葉になりますが、一般的に使うことはほとんどありません。
食えないやつの反対の言葉として使われているはっきりとした言葉はなく、安心して頼れるような人、安心して付き合えるような人という事ができます。
腹黒い人というのは「食えないやつ」と言い換えてもいいような人物なのかな?と私は思います。
もしも自分が食えないやつと言われている場合には?
もしもどこかで自分が食えないやつと言われている場合には、決していい方向の意味では言われていない事を認識しておきましょう。
場合によっては会社での信用やプライベートの信用などに関わってくることもありますので、どこが食えないやつと言われる部分なのかをよく考えてみましょう。
どうして自分が「食えないやつ」と言われるのかについては「自分では気づくこと」はなかなか難しいものがあります。
場合によっては友人などに相談してみるのも1つの方法かもわかりませんね。
食えないやつの意味【まとめ】
ここまで食えないやつの言葉の意味や使い方について解説してきました。
「食えない」という言葉は「食べる事ができないほどまずい」など悪いほうで使われる言葉で、いい方向に使われる言葉ではないとわかっていただけたと思います。
万が一「食えないやつ」をいい方向の言葉として認識している方がいらっしゃるのであれば間違っていますので、すぐに思いなおしてみましょう。
人と人の付き合いは生きている間はずっと付きまとうものですが、できるだけ会社やプライベートにおいて「あいつは食えないやつ」と言われないようにしたいものですね。