ごくたまに使う日本語の中に「比重」という言葉がありますよね。
何か昔学校で聞いた事があるような感じがするなあ・・・と感じる人も少なくないと思います。
何と何を比べるのかな・・・。と感じる人もいるほどめったにお目にかからない言葉の1つです。
この記事ではそもそも「比重」とはどんな意味の言葉なのか、砂の比重はいくらなのかなどについて解説しています。
比重の調べ方についても紹介していますので、比重について知りたい方は是非参考になさってください。
砂の比重とは?
砂の比重という言葉や漢字を見てみた場合には、「砂の比べる重さ」という言葉どおりに比べる重さと書きますよね。
はたして何の重さと何の重さを比べるのでしょうか?
比重とは、一般的には「水」と「計る物」の体積の比のことをいいます。
ただし特別な場合には、水以外のものが基準となる場合もあります。
水に対して重さが2.5倍という事は砂の比重は2.5となります。
バケツに水を1リットル入れた場合の重さと、砂を1リットル入れた場合の重さではどちらが重くて砂の重さは水の何倍になるのか、という事が砂の比重という事になります。
つまり砂の比重というのは、水に対して2.5倍の重さとなります。
計算式にもよってきますので、ネットを見る限りでは砂の比重を1.5とされているところもあるようですが、乾燥した砂の場合には1.5、飽和した状態の砂の場合には2.5とされています。
乾燥している場合の砂と水が含まれている砂の場合には重さがそれぞれ違いますから納得してしまいますね。
よくダンベルやビーチパラソルなどに砂を入れて使う場合があると思いますが、砂の比重は水と比べて2.5倍重くなるので、それだけ動きにくくなるという事です。
河川などのそばに、どのう袋を見かける事もよくありますが、砂がたくさん入っているため隙間がほとんどないという点と、水よりも比重が大きいために水で動きにくいという点を利用して水害対策などに用いられます。
しかし比重が大きいという事はもし何かの理由で使わなくなった場合には、ものすごく重いものを持ち上げてこぼす必要がありますので、それはそれで苦労をする事もあります。
比重はどういった場合に使うのか?
よく使う場面としては、工事現場などで砂を使ってセメントを作るさい、モルタルを練る場合に利用されることが多いです。
砂の比重をわかってコンクリートを作る場合と、砂の比重がわからないままコンクリートを作る場合では、固まった後に割れるか割れないかなどにも影響が出てきます。
コンクリートを作る場合にはセメントが1.4に対して砂を2.4混ぜる必要があります。
この数値に関しては重要な部分で、後のコンクリートのでき具合にも関係してくるかもしれません。
セメントが1.4に対して砂が2.4混ぜるという事がわからない場合には、比重がわからないため計算して数値を出す必要がでてきます。
あくまでも現場の状況によって変わってきますので、詳しくは工事をする場合などにきちんと確かめたほうが無難といえます。
私はセメントを練るという事はしたことはありませんが、コンクリートを練る場合には砂の比重に関してもかなり重要なようです。
砂の比重を知っておくメリットは?
もしもこれから先工事現場や、コンクリートを扱うような職業に就こうとしている人は砂の比重に関しては知っておいて損はないと思います。
砂の比重自体は、建築学や、ホームセンターに勤務する場合に耳にするかもわかりません。
大学で建築の勉強をしている人は工事現場でもちろん監督などの役職に上がっていくわけですが、
その際にコンクリートを作る際に砂の比重を知っておくことで、スムーズに仕事の段取りができることも考えられます。
砂の比重を使うこと自体が少ないとしても、あらかじめ知識として持っておくだけで場合によっては役に立つことが考えられます。
砂の比重【まとめ】
ここまで砂の比重について解説してきました。
中には懐かしい言葉として感じた人もいらっしゃるのではないでしょうか。
砂の比重自体は1.5とされているものの、水が含まれているかいないかによっても砂の比重が変わってきますので、正確な比重というのは現場でしかわかりません。
ここで解説した事に関しては、あくまでも砂の比重は1.5という事に基づいて解説していますので、ご了承ください。
この記事が砂の比重を知りたい方にとって役に立つことを願っています。