スマホの充電には速度があり、充電器によってはかなり早く充電することも可能です。
しかし、逆に普通の充電器を使っていても低速充電になってしまうことがあります。
今回はその原因と対策を見ていきます。
スマホの低速充電とは?
低速充電とはその名の通りスマホへ充電される速度が遅くなっている状態のことを言います。低速充電の状態自体は故障によって起こるものというわけではありません。
異常がないスマホが低速充電になるのは、パソコンのUSBに繋いで充電する場合は、遅くなってしまうことがあります。これは使用しているUSBケーブルがパソコンに合っていないだけで、対応したものを買えばパソコンからの充電も通常以上の速度になります。
ただ、それ以外の充電器で低速充電が起こっている場合は、どこかしらに異常がある可能性があります。
本体以外の低速充電の原因
低速充電の状態になっているとスマホ自体が故障したように思ってしまいますが、祖霊は意外にも原因はあり得ます。まずはスマホと周辺機器の確認をしていきましょう。
ながら充電
当然ですが電力を消費しながらスマホの充電をすると充電が溜まる速度も遅くなります。ながら充電はバッテリーの寿命を縮める行為にもなるのでなるべく避けたいものです。
スマホの誤作動
低速充電になる原因にスマホが誤作動している可能性が考えられます。この場合はスマホの電源を再起動すると回復する場合があります。スマホで異常が起こったら、まずは再起動から試してみるのがオススメです。
熱によるもの
スマホは長時間使ったり、重いアプリを作動させると熱を帯びます。その状態が続くとスマホが熱暴走を起こし、機能不全になることがあるのです。特に夏場では外気の温度も高いので、熱暴走になりやすいです。ただ、これはスマホが壊れているわけではなく、一時的に機能不全になっているだけなので、操作を止めてアプリを落としてスマホを放置したり、電源を切って置いておきましょう。
充電ケーブルの異常
長く使っている充電ケーブルは見た目では綺麗に見えても中の線が断線していたり、スマホのコネクターに刺す端子に傷がついていたりすることがあります。そうなると、充電ケーブルとしての本来のスペックを発揮できなくなり低速充電の原因になります。また、100円ショップでも充電ケーブルは買えますが、安い物になると充電速度も良い物に比べると遅くなってしまいます。
バッテリーの異常
上記4つで直らない場合はスマホの中身が問題になっています。一番の原因はバッテリーが劣化し始めていることになります。バッテリーも長期間使っていくと消耗していきますからこれについては仕方がないことです。大抵はバッテリーが別になっているので新しいものを買って交換をすればいいですが、バッテリーとスマホが一体になっているものは本体ごと交換するしかありません。保証が付いていなければ素直に新しいものを買った方が良いでしょう。
それでも直らない場合は……
上記の手を全て試しても低速充電が直らない時は、スマホの本体の方に異常があると言えます。これも一体型と同じく新しい物に交換、もしくは購入することになります。低速充電でも気にならないからそのまま使ってもいいと思うかもしれませんが、バッテリー関連の故障は火事の原因になってしまうこともあるので、なるべく早い交換をオススメします。
低速充電にしないためのバッテリーの使い方
故障については対策をしづらいですが、バッテリーは使い方次第で長持ちさせることが可能です。
充電回数を抑える
バッテリーは充電をする回数で消耗していくので、なるべく充電をする回数は減らしたいものです。半分以上残っている時は充電せず、10%以下まで使ってから充電するというような決まりをして回数を制限していきましょう。
過剰な充電を抑える
充電が100%になっているのに、充電をし続けるのもバッテリーには負荷がかかるものです。繋げっぱなしの方が楽かもしれませんが、100%になったら外すようにしましょう。また、寝ながら充電すると過剰な充電になってしまうので、充電は寝る前までに終わらせるようにしましょう。
これら2つに加えて、先の原因にも挙げたながら充電や熱暴走をさせないこともバッテリーを長持ちさせるためになるものです。
まとめ
今回の低速充電についてまとめると、
- 低速充電は全てが故障というわけではない
- まずはスマホ再起動させたり、周辺機器の異常をチェックする
- バッテリーを長持ちさせることが低速充電への対策になる
の3つになります。
スマホは毎日使って充電するものですから、バッテリーが消耗するのは避けられないことです。
ですが、意識すれば少しだけ長持ちさせられるので、今回の対策を試してみてください。