めいっぱい口を大きく開けてあくびする猫ちゃんは「気楽そうだなぁ」って思っちゃいます。
人が学校の授業中や会社でやったら、怒られる事間違いなしですもんね。
思わず声と一緒にあくびをしてしまうことってありませんか?
最近気が付いたのですが私の飼っている猫ちゃんも、あくびをするときに鳴きながらあくびをするんです。
猫も人間と一緒なのかな?と思って調べてみたら、実は違うみたいなんです!
この記事では、「猫ちゃんがあくびをしながら鳴くのはどうしてなのか」という疑問を、人間のあくびと比較しながら紹介していきたいと思います。
猫があくびをしながら鳴くのはどうして?
猫ちゃんがあくびをしながら鳴く理由には、何かしらのコミュニケーションを取ろうとしているからという可能性があります。
正直にいって、どうして猫があくびをしながら鳴くのか?という疑問の答えは、正確にわかっていないのが現状。
でも自然界において、ライオンのオスとメスが交尾をする直前に、相次いで大きなあくびをするのが観察されています。
このことを考えると、猫ちゃんもあくびをしながら鳴くことによって、何かしらの意思をあなたに伝えているのかもしれませんね。
例えば、私の飼っている猫ちゃんの場合は、寝起きに私の方を見つめて、あくびをしながら鳴く事があります。
この時の猫ちゃんの気持ちは「起きたよー。ちょっと出かけてくるからよろしく!」といった感じでしょうか。
確かに思い返してみると、猫ちゃんがあくびをしながら鳴くのは他にも誰かがいるシチュエーションが多かったような気がします。
あくびと鳴くことを組み合わせることによって、コミュニケーションの道具として使っているのかもしれませんね。
そもそも人間を含む動物があくびをするのは何故なのか?
これも定説と言えるものがないのが現状です。
よく言われる説に、「血中の酸素が不足しているときにあくびによって酸素を補給する」という説明聞いたことありませんか?
だからあくびは疲れたときや眠いときによく出るというものです。
しかし、実験ではあくびをしても血中の酸素濃度は上昇しない事がわかり、この考え方は今は違うんじゃないかと言われています。
最近ある有力な説は、「あくびが脳を冷やすのに役立っている」「脳の変化を意識させる手助けをしている」という説です。
起きた後や寝る前にあくびが多いのは、「こうした移り変わりを私たちに意識させ、脳が最大の力を発揮するために冷却の手助けをしている」と説明する事ができそうです。
ここまでの文章を読んできただけで私はあくびが出てきてしまいますが、いまだ謎が多いという事でしょうね。
改めて、なぜ猫はあくびをするときに鳴くのかを考える
意識を切り替えるスイッチになっている
前に述べたことも踏まえて考えると、猫があくびをしながら鳴くのは、違う行動をする時のサインなのかも。
寝ていたけど起きて散歩するとき、猫じゃらしで遊んでいたけど飽きたとき、ご飯を食べ終わってお昼寝をするときなどといった行動が変化するときに思わずあくびが出てしまう。
そしてそれをあなたにも知ってもらいたくて、鳴いてアピールしているという可能性は考えられないでしょうか?
今度あなたの猫ちゃんが、あくびをしながら鳴いていたら、その後の行動にも注意してみてください。
きっと別の行動をしているはずですから。
気持ちよすぎて思わず鳴いてしまった
リラックスしすぎて無意識に声が出ちゃったという事です。
野生の猫は、あまり声を出しません。なぜなら敵に居場所を知られてしまうからです。
あくびをしたときに思わず声を出してしまったら、敵に襲われてしまうかもしれません。
そんなのんきな猫が弱肉強食の世界で生き延びられるとは考えにくいですよね。
逆に考えれば、猫ちゃんがあくびをしながら鳴くのは、安心しきっている証拠と取ることができます。
「ここに危険は全然ないニャン」と思っているので、気がゆるみ声を出していられるのです。
あなたも誰もいない部屋であくびをするとき、「あぁーあ」と声に出して大きなあくびをした経験はないでしょうか?
それと同じように、猫ちゃんも安心しきっているのであくびをしながら鳴いてしまうのです。
イエネコならではの行動なんですかね。
猫があくびをしながら鳴くことについてのまとめ
- あなたと何かしらのコミュニケーションを取ろうとしている。
- あくびは脳を冷やすのに役立ち、意識を切り替える手助けをしている。
- 行動の変化をあなたにも知ってもらいたくて、鳴いてアピールしている。
- 安心しているので、思わず声が出ちゃう。
猫があくびをしながら鳴くのには複雑な理由がありそうですね。
この記事を読んでからもう一度猫ちゃんのあくびを観察すると、今よりももっと猫の気持ちがわかること間違いなしですね。