タイトルを見て記事を読んでいる皆さんは、
「そんなの簡単でしょ」と思って来てくれた方か、
それとも
「本当に意味がわからない」
と思って来てくれた方のどちらでしょうか。
「ノシ」はこれだけ見れば普通は意味がわからなくて当然のものです。
今回はその「ノシ」について解説していく記事になります。
ただの「のし」ではない? 「ノシ」の意味と使い方
「ノシ」はのしをカタカナで表しているわけではありません。
これはアスキーアート(通称AA)と呼ばれるもので、明確な意味はありませんが、
手を振っている動作に見えることからあいさつの「さよなら」や「行ってきます」などの意味になります。
使い方の例を挙げると、
「(・ω・)ノシ さようなら」や
「(´・ω・`)ノシおはよー」、「
行ってきます(`・ω・´)ノシ」
というように顔文字の横に付け言葉と一緒に書くものです。
「ノシ」だけでもさよならの意味だったり、とにかく手を振るような状況がある時はこの2文字で表現できることになります。
本当にわからない人も? アスキーアートの意味と使い方
そもそもアスキーアートとは何ぞや?という人もいるでしょう。
アスキーアートとは、プレーンテキストを使って作る視覚表現のことを指します。
テキストアートや絵文字などの呼ばれ方も同様です。
例を下に一つ上げてみます(環境によっては見られない場合もあります)
★ ★ ★ ★
★ ・*・ ∧_∧★∧_∧・*・ ★
★ ’. (。・ω・)(・ω・。) ’ ★
★ ’・| つ♥と |・’ ★
★ *゚’・。°。・゚’* ★
それらしい形に見えたでしょうか?これらを作っているのは「★」や「*」といったパソコンで変換すれば出てくるものです。
もっとすごいものになるとアニメのキャラクターもこのようなテキストだけで作ることができます。
「(・ω・)」などの顔文字はアスキーアートの縮小版とも言えます。
元々は裏掲示板などのアングラな場所で多く作られ、見られるものでしたが、
そこからSNSやオンラインゲーム上で使われることで様々な場所でも知られるようになりました。
しかし、昨今は携帯の顔文字としても「ノシ」のような表現が最初から登録されていることから、アスキーアートという言葉自体を聞かない人もいるかもしれません。
また、顔文字よりも便利な絵文字やLINEで使えるスタンプが存在することからそもそも顔文字自体が使われる機会が少なく、一周回って「ノシ」がただのカタカナ2文字に見えてしまう若い世代もいる可能性があります。
ネット上の用語でもジェネレーションギャップが起こりうる環境になってきているのです。
あなたはどれくらいわかる? その他の文字
ここでは「ノシ」の他にもネット上でよく見られるアスキーアートを挙げたものになります。まずは、以下のものを見てください。
- 「b」
- 「ゞ」
- 「A」
- 「f」
- 「zzz」
- 「orz]
これだけを見て合いそうな顔文字が思い浮かんだ人もいることでしょう。普通に見れば「ノシ」と同じくアルファベットや記号にしか見えません。では、使い方の例と解説を見ていきましょう。
- 「b」は「(*・ω・)bグッジョブ」などの顔文字で使われます。親指を上げるサムズアップに見えることから「いいね」や「了解」のような意味があります。
- 「ゞ」は「(○´ω`○)ゞ敬礼」などの顔文字で使われます。例のような敬礼のポーズを取る時の動作に見えることからそういう動作をするような言葉の意味と一緒の意味になります。元々は「ぶゞ漬け(ぶぶづけ)」などの平仮名の濁音を使う時の踊り字です。
- 「A」は「(;^_^A アセアセ・・・」などの顔文字で使われます。ハンカチで汗を拭いている時の動作に見えることからしそういう動作をするような言葉の意味と一緒に使われます。
また、「(゚A゚;)アツー」などの驚いたり焦ったりして尖っている口を表現する時にも使われます。 - 「f」は「f(;´∀`)参った」などの顔文字で使われます。指で頬をかいているような動作に見えることから「かゆい」や困った状況を表す意味があります。
- 「zzz」は「(。-ω-)zzz. . .」などの顔文字で使われます。これは漫画的な表現でもある寝ている表現と同じであり、「ZZZzzz……」のように大きい「Z」から小さい「z」になっていくとだんだん眠りに入っているといった読み方をすることができます。
- 「orz」に関しては上記の5つと違って少し特殊です。この3文字が連なって見える状態が、膝をついて頭を垂れている人の動作に見えることから「がっくし」という失望や落胆の意味があります。別の表現だと「_| ̄|○」というアスキーアートもあります。
このように挙げていくとキリがないほどアスキーアートは種類があります。
全体で見るとわかった人もいるかもしれませんが、アニメや漫画的な動作を参考にして、作られたものが多いので、ただの文字にしか見えない人はそういう想像をしてから文字を見るとわかりやすいかもしれません。
まとめ
今回の記事をまとめると、
- 「ノシ」は手を振る動作であいさつなどに使われる
- これらの文字はアスキーアートと呼ばれるものである
の2つになります。
ネット上の出来事だと、現実の事より年数が経っていないように感じますが、ネットの世代も新しくなっていることが実感できます。
私自身も新しい表現を取り入れて、時代に乗り遅れないようにしていきたいと思いました。
皆さんもこの機会にいろんなネットの情報を仕入れてみてください。