友人、親族の結婚式に出席する機会が多ければ多いほど、スピーチや余興を頼まれることも多々ありますね。
とくに余興は、事前の準備が必要だったり、また、友人数人での余興の場合は打ち合わせが必要だったり…おおがかりであればその分だけ準備、打ち合わせが必要になってきます。
せっかくのお祝い事なのに、余興の打ち合わせ次第ではトラブルを招いてしまう事もあるようです。
今回は、余興を頼まれたとき、打ち合わせは直接結婚式場のプランナーとするべきなのか、それともしない方が良いのか、元ウエディングプランナーの私の意見も交えてまとめてみました。
まず始めに知っておいてもらいたい余興の種別
ひとえに余興といっても簡単なものからおおがかりな物まで様々です。
余興の種別によっても、結婚式場のプランナーと打ち合わせをするかしないかは変わってくるもの。
まずは余興の種別を知って、自分が結婚式でしたい(またはしてもらいたい)余興がどれなのかを考えてみてください。
- スピーチの延長にある余興…カラオケや友人数人でマイクを回したりプレゼントを渡すなどおとなしめの余興
- 動きのある(スペースが必要な)余興…ダンスをする、会場の扉を使って入場するなど会場内を動き回ったりある程度のスペースが必要な余興
- 持ち込みの音楽や映像を流す余興…出席できなかった会社の方たちからのお祝いコメントや、音楽に合わせて何か演出をするような余興
- ゲスト参加型の余興…新郎新婦の好きな食べ物あてクイズなど
- 新郎新婦にサプライズで驚かせたい余興
おおきく5つにわけてみました。
中には1つだけでなく、2、3つあてはままる方もいるのではないでしょうか?
余興の内容によってはプランナーさんと事前打ち合わせをしなくても、新郎新婦から必要なことだけを伝えてもらっても大丈夫な物のありますので、種類別にまとめました。
結婚式の余興① スピーチの延長にある余興
女性の友人からの余興に多いのが、このパターンです。マイクを回してカラオケを歌ったり、友人数人であいうえお作文を発表して、最後に新婦にプレゼントを渡すなどかわいらしい余興です。
この場合は特に打ち合わせは必要ありません。
マイクを3本以上使いたい!指定の曲を流して欲しい!カラオケ機材を使用したい!…という場合には事前に新郎新婦からプランナーさんに伝えてもらうのが無難です。
(結婚式場によってはマイクやカラオケが無いまたは有料な場合があります)
結婚式の余興② ダンスや寸劇など、動き回るスペースが必要な余興
ダンスをする、会場の扉を使って入場するなど会場内を動き回ったりある程度のスペースが必要な余興は、事前にプランナーさんと打ち合わせをすることをお勧めします。
大きな音がでる余興の場合も同様です。
プランナーの立場からすると、新郎新婦さまに余興の内容を聞いても詳細までは教えてもらっていないことが多く(たぶん友人はサプライズだから教えたくないんだと思いますが)当日より、事前
に直接打ち合わせをした方がより良い余興のおてつだいをできることが多々あります。
例えば扉を使いたいときなど場合によっては使えないこともありますし、ダンスをする場合などはどれくらいのスペースが確保できるのかによってできることも変わってきます。
プランナーさんと打ち合わせすることによってステキなアドバイスを頂けることも多く、運が良ければステージやスポットライトも準備してもらえるかもしれません。
できれば、会場に直接行って扉やステージの場所を確認できるといいですね。
また、楽器を演奏する場合も音の大きさや楽器の種類などを事前に伝えておくと良いと思います。
結婚式の余興③ 持ち込みの音楽や映像を流す余興
特に最近多いのが、映像を自分で作成して流す余興。
この場合は、直接プランナーとのやりとりが必須です。理由は、「当日映像が流れない!!」ことがあるからです。
プランナーとの打ち合わせというよりも、作った映像や持ち込みたい音源が、披露宴会場でちゃんと流れるかの確認が必要です。
よくあるのが、パソコンでは流れるけど、披露宴会場の機材には反応しないパターンです。(パソコンでDVD見られるけど、テレビだと見られないのと一緒の原理で起こります。)
遠方の場合は郵送で事前に送って頂いてチェックしたこともあります。
事前チェックをせず、当日せっかく作った映像が流れなかったら悲しすぎます。
結婚式の余興④ ゲスト参加型の余興
「新郎新婦の○○当てクーイズ!!」
「各テーブル対抗、ビールいっき飲み対決~!!」
など、ゲストを絡めての余興も、事前にプランナーさんに連絡をいれておいた方が良いと思います。
内容によっては、マイクを多めに用意してくれたり、動きやすい導線を作ってくれたり、色々おてつだいをしてくれるかもしれません。
結婚式の余興⑤ 新郎新婦にサプライズな余興
これはもちろん、新郎新婦を通しての打ち合わせは無理ですから、結婚式場の担当プランナーさんと直接打ち合わせをしたいですね。
まとめ
長々と書いてしまいましたが、簡単にまとめると…。
- 動きのないおとなしめの余興については、プランナーさんと直接打ち合わせしなくてもOK。
- 楽器演奏・寸劇・ダンスなど、スペースが必要だったり、大きな音がでる余興はプランナーさんとの事前打ち合わせがベター。ゲスト参加型も同様。
- 音源や自作の映像を持ち込みたいときは、事前に会場の機材で流してみてもらうのがベスト。
そうはいっても、直接プランナーさんと連絡を取るのって気が引けるな…と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、結婚式場には、ゲストからの電話も多くかかってきます。
どんなちょっとした余興でも、少しでも不安に思うなら積極的に電話してみてください。プランナーからすると、事前に余興の内容が分かっていた方が安心なので、逆にありがたい限りです。
「余興のことで直接プランナーに電話してもいいかな?」と、ひとこと新郎新婦にも承諾を貰っておくと、新郎新婦さまの期待も高まって一石二鳥ですね。