猫は耳に水が入ると死んでしまう!という噂は本当なのでしょうか?
雨の中に外を出歩く猫もいますし、お風呂が好きな猫もいるほどです。
あなたも猫を飼っているなら、ぜひとも本当のことを知りたいでしょう。
実際に猫を飼っている私が調べてみたので、ご紹介しますね。
猫の耳に水を入れると死ぬの?
実際には、猫の耳に水を入れても死ぬことはありません。
昔からこういう噂が有名ですが、噂が本当なら猫ちゃんをシャンプーするなど生死を分ける大変な仕事のはずです。
でも現実はそんなことありませんよね。
私の飼っている猫ちゃんも年に一度、夏になるとガシガシ洗っちゃってます。
こういう噂はたいてい結果に至るまでのプロセスが抜けています。
猫の耳に水を入れると死ぬという噂も、もしかしたらこういうことなのかもしれません。
ここまで詳しい噂だったら少しは信頼してしまうかもしれませんね。
でも、「悪化して死に至ることもある」なんてどんな病気でも一緒ですよね。
猫の耳に水を入れると死ぬという噂も、間違いではありませんが正確な表現でもないといったところだと思います。
そこまで心配する必要もないでしょう。
猫の耳に水を入れるべきではないのは確か
猫の耳は人間と違い少し複雑にできているので、やたらめったら水を入れてはいけないというのは本当です。
猫の耳は、L字型の構造をしていて、耳の穴が長いです。
曲がり角があるということは、一度奥まで入ってしまうと出にくいというデメリットがあります。
あなたが車の運転をしている時に、行き止まりに当たってしまったと想像してください。転回はできそうにありません。
もし道がまっすぐなら、簡単にバックで抜けられるでしょう。
しかし、直角に曲がった曲がり角が1つあっただけでも、脱出する難易度はグンと上がるのではないでしょうか?
それと同じように、猫の耳の穴も直角に曲がった構造をしているので、水であったとしても奥まで入ってしまうと出にくくなってしまうのです。
そして、常に湿ったままでいると外耳炎、中耳炎、内耳炎といった炎症を起こしやすくなるというわけです。
ですから、猫ちゃんをシャンプーする時も顔に水をかけて洗わないほうが良いです。洗うとしても首元やあごくらいまでにしておきましょう。
それでも耳に水が入ってしまったらどうすれば良いの?
それでも生活している以上耳に水が入ることくらいあるでしょう。
そんな時は、猫ちゃん自身で水を出させてあげてください。
猫は耳に水が入ると、目にもとまらぬ速さで頭を振って水を飛ばします。
自分で水を外に出すことができるんですね。
この点に関しては人間も猫も同じようなものです。
あなたもプールや海で耳に水が入った時どうしますか?
すごく気持ち悪いから、水が入った側の耳を下に向けて、トントンとジャンプして出そうと試みるはずです。
何度もジャンプしているうちに生温かい水がツーっと耳を伝って外に出るのを感じます。
猫も耳に水が入ると気持ち悪いと感じ、頭を振って水を外に出すのです。
ですから、猫ちゃんの耳に水が入ったとしてもそれほど心配する必要はありません。
悪化させないために早め早めの行動を
私は以前、体力維持のために毎週2回スイミングに通っていたことがありました。
最初のころは大丈夫だったんですが、2か月くらいしたら、左耳に痛みを覚えるようになりました。
調べてみると「スイマーズ・イアー」という、いわゆる外耳炎にかかりかけていました。
クロールで泳ぐときにいつも右側で呼吸していたので、左耳に水が入りやすくなっていたんでしょうね。
それと知ってからは通う頻度を減らし、耳栓を使うことによって、防ぐことが出来ています。
猫の耳も外耳炎にかかります。
- いつも耳を気にしている
- 頭を振る回数が多い
- 後ろ足で耳のあたりを頻繁にかいている
などの行動が見られるときは、耳に何らかの違和感があるということです。
早めに動物病院で受診することを強くオススメします。
猫の耳に水を入れることのまとめ
- 猫の耳に水を入れても死ぬことはありません。
- しかし、猫の耳に水を入れるべきでないのは本当です。
- 猫は耳に水が入っても、自分で出すことが出来ます。
- 外耳炎を悪化させないために、猫ちゃんのしぐさを気にかけてあげてください。
噂は間違いでしたね。
でも他にも猫に関する面白い噂はたくさんあるので、調べてみても楽しそうですね!