林間学校などでよくやるゲームの名前が思い出せない。
山の中を地図とコンパスだけで進んでいき、ゴールを目指すあれです。
林間学校の実行委員になって、企画を考えなければいけない時なんかに思い出せなくて、もどかしいあの気持ちを今日はすっきりさせちゃいましょう。
名前を聞けば、「あーあれね!」と言うこと間違いなしです。
林間学校でよくやるあのゲームの名前
林間学校でよくやるあのゲームの名前は「オリエンテーリング」といいます。
似たような言葉にレクリエーションとかクロスカントリーという言葉がありますが、オリエンテーリングとは別物です。
私も中学生の時の林間学校でオリエンテーリングをやったことがあります。
その時は、1班4人に分かれて、スタート地点とチェックポイントとゴールが書かれた地図をもらいました。全てのチェックポイントでハンコをもらって、時間通りに帰ってきたらゴールといった感じだったと思います。
1番早く帰ってきた班が優勝ではなくて、決まった時間に近い班ほど順位が上でした。
例えば1時間という時間制限があった場合、1時間ぴったりにゴールにつけば文句なしの優勝で、ぴったりではなかった場合には、1時間に近いほど順位が上という事です。
私の班は早く着きすぎてしまい、優勝できなかったことを覚えています。
すごく楽しいゲーム、それがオリエンテーリングなんですね。
オリエンテーリングの遊び方
オリエンテーリングはスポーツです。
ですから、ルールというものが存在しています。
日本オリエンテーリング協会という団体のウェブサイトにスポーツとしてのルールや大会の参加方法が載っています。
スポーツとしてやるのであれば、1度目を通しておくことをおススメします。
しかし林間学校のゲームとして行うなら、ルールや形式をもっと簡単にしてしまっても大丈夫です。
必要な道具は、地図とコンパスと腕時計。
地図は地形図や環境が分かる物を使い、必ず東西南北の記号を表示させておきましょう。
地図には△でスタート地点を、〇でチェックポイントを示していきます。
チェックポイントは①、②、③というように番号をつけていくと分かりやすいと思います。最後に◎でゴール地点を書いて地図の完成です。
ルールは必要に応じて、実行委員で決めましょう。
- チェックポイントを全て通過しなければならない
- 制限時間は1時間30分
- 必ず班で移動しなければいけません
- 班全員がゴール地点に到着して初めてゴールです
などなど実際に行う場所や人数、規模に応じて決めていくと良いですよ。
さらに、チェックポイントでクイズを出したり。
チェックポイントを通過したらキーワードを1文字教えてもらえて、ゴールでキーワードを全てつなげるとある言葉が表れる。といった謎解きのような要素をいれても、面白そうですね。
オリエンテーリングの発祥の地
オリエンテーリングの発祥は19世紀後半のスカンジナビア半島で行われていた軍事訓練で、競技スポーツとしてはノルウェーで始まりました。
オリエンテーリングはヨーロッパから始まったという事ですね。
その後、エルンスト・キランダーという人が大きな大会を主催し、ヨーロッパ各地に広がっていきました。
ちなみに、キランダーという人はボーイスカウトの指導者でもあり、「オリエンテーリングの父」としてヨーロッパでは有名みたいです。
日本にオリエンテーリングが入ってきたのは1969年で、同時に国際オリエンテーリング連盟にヨーロッパ以外の国では初めて加盟しました。
現代では、やはりヨーロッパを中心に人気があるスポーツとしてさまざまな場所で大会が開催されています。オリンピックの種目に追加しようという運動もあるようですが、いまだ実現していないのが現状のようです。
日本でも比較的あたたかい時期に大会が毎年開催されているようですので、興味があったら参加してみてもいいですね!
究極のオリエンテーリング
アドベンチャーレースというものをご存知でしょうか?
世界で最も過酷なアウトドアスポーツとして有名で、最近徐々に知名度が上がっています。
地図とコンパスを駆使してチェックポイントを通過しゴールを目指すという点はオリエンテーリングと同じですが、オリエンテーリングとはけた違いに過酷です。
時には数百キロ、数日間にも及ぶ耐久レースで、過去には厳しすぎて1チームしか完走できなかった大会があるほどです。アドベンチャーレース、もうムチャクチャですね。
オリエンテーリングのまとめ
- 林間学校でよくやるあのゲームの名前は「オリエンテーリング」といいます。
- 林間学校でやる際には、ルールを決めましょう。
- オリエンテーリングはヨーロッパ発祥のスポーツです。
- 最高に過酷なものを「アドベンチャーレース」といいます。
オリエンテーリングはクラスや友達との友情が深まります。
林間学校でいい思い出を作りましょう!