感謝とは、感謝しなければいけない、と思考で無理やりするものではなく自然に湧き出る有難いと感じる心の状態のことです。
普段、私たちの周りにあるもの。例えば、着るもの、住むところ、食べるもの全ては、当たり前にあるわけではありません。
当たり前だと思ってしまうと感謝する気持ちからかけ離れてしまいます。
感謝について普段じっくり考えたことのない人は、この記事をきっかけに感謝とは何か 、じっくり考えてみる機会にしてみませんか?
感謝とは充足を見ること
人は、自分にないもの、例えば、才能、所有物、容姿などを他人と比較して欲しくなります。
いわゆる、無い物ねだりですね。自分にないものばかり数えるようになると、有難いと感じる心の状態からかけ離れていきます。
今の自分にないものに意識をフォーカスするのではなく、今すでに自分が持っているものに意識を向けてみましょう。
今、あなたには、何がありますか?
雨風をしのげる家、あったか〜いお布団、美味しいご飯、この記事を読める目、インターネットできる環境、
このブログにたどり着くまでに動かした両手、これらは、決して当たり前に存在しているのではなく、奇跡とも言える確率で今あるのです。
感謝とは言葉より表情で表すこと
人の本心は言葉よりも先に表情に表れる傾向にあります。言葉では、どんな風に取り繕っても、何かの拍子に気持ちが表情に表れてしまいます。
表情などのしぐさは、無意識に行われるので言葉より正直な気持ちが表れやすいです。
別の言い方をするなら、本当に感謝しているかどうかは、その人の表情を見れば、分かるとも言えます。
例えば、何か仕事で困ったことがあった時、信頼のおける上司に相談して、その後うまくいったら、どうなるか想像してみて下さい。
あなたの気持ちは、きっと安堵して感謝しなければいけないという思考をはさまず、ごく自然に感謝の気持ちが湧き上がってくるはずです。
表情は、もちろん言葉にも、あなたの感謝の気持ちが、たくさん、あふれていることでしょう。
感謝とは他人の存在があってのこと
今のあなたが存在しているのは、奇跡かもしれません。人は、生まれる前も生まれた後も一人では、この世に存在できません。
今のあなたの周りにあるものを見渡してみて下さい。例えば、今、使っているあなたのパソコン。
それは、どこかの誰かが、こんなパソコンにしようという想いが、カタチになり、目の前に存在しているのです。
多くの人の想いや手によって、この世に製品として生み出されています。
ここにも、やはり、当たり前でない現実が、影を潜めているんですね。
あなた自身が、存在しているのだって、パソコンと同じことですよ。
あなたの両親がいなければ、あなたは、この世に存在できていないのです。
さらに、さかのぼると、あなたのおじいさんやおばあさんが存在しているからこそ、
あなたが、この世に誕生したといってもいいでしょう。周りのおかげで存在できているのです。
何一つとして当たり前のことでは、ありません。これらは、奇跡と言ってもいいのではないでしょうか。
まとめ
感謝というと、ありがとうございますの言葉を想像する人が多いと思います。ありがとうございますを
漢字混じりで書き表すと有難うございます、になります。
有難うとは、普通に有ることが当たり前ではないのに、誰かがあなたのために見返りを求めないで
何かをやってくれるという意味が暗に示されています。
普通に有るのが難しい、だからこそ、有難うになるのです。
人は、恵まれすぎる環境にいると、次第に感謝の心を忘れてしまいます。
周りのおかげで今のあなたが存在していること、ないものを数えるのではなく、
今、恵まれていることに目を向けてみること、本当の感謝の気持ちは、言葉だけでなく表情にも、にじみあらわれること。
そこから感謝の心は、育まれてゆくのです。