みなさん、ハンドルネームやパスワードなど、少しひねったお洒落な名前を付けたいと思いませんか?
これらの多くは半角英数字で構成されますが、名前のアイデアとしておすすめなのが星の名前。
ロマンチックで素敵ですし、星に愛着がわきます。
今回はアドレスなどにぴったりの、音の響きや名前の意味が素敵な星たちをご紹介します★
素敵なものはたくさんあるのですが、それこそ星の数ほど…なので、ここでは明るい星に絞ってご紹介します。
宇宙のロマンを感じる、かっこいい星の名前
まずは星らしい、爽やかでかっこいい響きの星をご紹介します。
それぞれが持つ意味も素敵なので、お気に入りを見つけてくださいね。
シリウス-Sirius (おおいぬ座α星)
シリウスはおおいぬ座で最も明るい青白い恒星であり、オリオン座のベテルギウス(赤い星)、こいぬ座のプロキオンと共に冬の大三角形を形成します。
星そのものが明るいわけではありませんが、地球との距離が近いため、太陽を除いて全天で最も明るい恒星になります。(シリウスに次いで明るいカノープスのほぼ2倍の明るさがあります)
名前はギリシャ語で「光り輝くもの」を意味する言葉に由来します。
名前の響きもかっこいいですし、とにかく光っている!というイメージで使いやすいと思います。
アケルナル-Achernar (エリダヌス座α星)
アケルナルはエリダヌス座で最も明るい恒星であり、星座の南端に青く輝く1等星です。日本では鹿児島以南でしか見ることができません。
名前はアラビア語で「河の果て」を意味する言葉に由来します。
名前の意味が美しく壮大ですし、星の色も綺麗な青色なので、青が好きな方におすすめです。
フォーマルハウト-Fomalhaut (みなみのうお座α星)
フォーマルハウトはみなみのうお座にある恒星で、秋に白く光る1等星です。
名前はアラビア語で「魚の口」を意味します。
秋に北半球で夜空を眺めると、空高くに夏の名残として夏の大三角形が見えますが、南の低くには明るい星が少なく、フォーマルハウトだけが寂しく光っています。
そのため、「秋の一つ星」「南の一つ星」とも呼ばれます。
名前の響きはもちろん、一つだけポツンと光る星の存在がかっこいいです。
ミアプラキドゥス-Miaplacidus (りゅうこつ座β星)
ミアプラキドゥスは、りゅうこつ座の恒星で2等星です。(2等星の中では天の南極に最も近い星。)
名前はラテン語、アラビア語で「静かな水」を意味します。
明鏡止水がロマンチックになった感じ…!
ポラリス-Polaris (こぐま座α星)
ポラリスはこぐま座で最も明るい恒星であり、夏に黄白色に光る2等星です。
簡単に言うと、北極星のことを指します。サッポロビールのあの星です。
北国出身の方は、ふるさとを思ってこの星の名前を使うのも良いかもしれません。
アンカア-Ankaa (ほうおう座α星)
アンカアはほうおう座で最も明るい恒星で、2等星です。
名前はアラビア語でフェニックスを意味する言葉に由来します。
あまり知られていない星の名前ですが、とても使いやすいのではないでしょうか。
ミラ-Mira (くじら座ο星)
最も有名な脈動変光星の一つ。性質は少し複雑です。
名前は1662年に書かれた「不思議な星の小史」の表題から、ラテン語で「不思議な」を意味するミラが使われるようになりました。
ミステリアスで女性的な名前ですね。
動物と重ねた星の名前
続いては動物の名前が由来となった星たちをご紹介します。
動物と星の魅力が合わさった素敵な星ばかりなので、ぜひ参考にしてください。
カペラ-Capella (ぎょしゃ座α星)
カペラはぎょしゃ座で最も明るい恒星であり、冬のダイヤモンドを形成する黄白色の1等星です。
名前はラテン語で「雌の子ヤギ」を意味します。
ドゥーべ-Dubhe (おおくま座α星)
ドゥーべはおおくま座にある恒星であり、北斗七星を形成する2等星です。
名前はアラビア語で「熊」を意味する言葉に由来します。
ピーコック-Peacock (くじゃく座α星)
ピーコックはくじゃく座で最も明るい恒星で、青白く輝く2等星です。
名前は英語で「孔雀」を指します。
ハマル-Hamal (おひつじ座α星)
ハマルはおひつじ座で最も明るい恒星で、2等星です。
名前はアラビア語で「羊」を意味する言葉に由来します。
エルタニン-Eltanin (りゅう座γ星)
エルタニンはりゅう座で最も明るい恒星で、橙色の2等星です。
名前はアラビア語で「蛇」を意味する言葉に由来します。
アルネブ-Arneb (うさぎ座α星)
アルネブはうさぎ座で最も明るい恒星ですが、3等星なのであまり知られていません。
名前はアラビア語で「ウサギ」を意味する言葉に由来します。
ギェナー-Gienah (からす座γ星)
ギェナーはからす座で最も明るい恒星ですが、こちらも3等星なのであまり知られていません。
名前はアラビア語で「カラスの右翼」を意味しますが、現在は左翼として描かれています。
星座で選ぶ星の名前
自分の生まれた日によって当てられた星座も愛着がわきますよね。
ここでは、12星座に関する素敵な星たちをご紹介します。
プレアデス星団-Pleiades (おうし座散開星団)
日本では「すばる」として有名なプレアデス星団。実はおうし座なんです。
双眼鏡で観察すると数十個の青白い光が集まっているのが見えますが、肉眼でも5~7個の星の集まりを見ることができます。
おうし座には他にα星のアルデバランなどがありますが、プレアデス星団の方が見た目もかっこいいのでこちらを推しました(笑)
レグルス-Regulus (しし座α星)
レグルスはしし座で最も明るい恒星で、春に青白く光る1等星です。
獅子の心臓にあたり、コル・レオニス(獅子の心臓)とも呼ばれます。
名前はラテン語で「(小さな)王」という意味。
獅子の心臓…かっこいいですよね。それでいて小さな王というのがなんだか可愛らしいです。
スピカ-Spica (おとめ座α星)
スピカはおとめ座で最も明るい恒星で、青白く美しく光ることから「真珠星」と呼ばれる1等星です。
名前はギリシャ語で「麦の穂」という意味。どちらかと言うと女性的な星です。
スピッツに「スピカ」というとても素敵な歌がありますが、そのほかにもこの星の名前はよく耳にするのではないでしょうか。響きが可愛らしいので、よく使われているようです。
アドレスなどに使う際はすでに使用されていることが多いので、他の星や誕生日などと併せて使うことをお勧めします。
アンタレス-Antares (さそり座α星)
アンタレスはさそり座で最も明るい恒星で、年老いた真っ赤な1等星です。
この星は夏の南の空、さそりの心臓にあたる場所で赤く光ります。
その赤さから、ギリシャ語で「火星に対抗するもの」という意味を持ちます。
「さそりの心臓」と聞いて思い浮かぶのが、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」。
物語の中でこのように表現されているアンタレス。
この星がなぜこのように燃えているのか、「銀河鉄道の夜」を読めば知ることができます。
シャウラ-Shaula (さそり座λ星)
シャウラはさそり座ではアンタレスに次いで明るい恒星で、2等星です。
名前はアラビア語で「毒針」を意味する言葉に由来します。
同じさそり座の星ですが、赤く光る心臓アンタレスに対し、毒針シャウラは青白く光ります。
情熱的なイメージのアンタレスに対して、シャウラはどこか陰のある感じがしますね。
サダルスウド-Sadalsuud (みずがめ座β星)
サダルスウドはみずがめ座で最も明るい恒星ですが、3等星。少しマイナーかもしれません。
名前はアラビア語で「幸運中の幸運」を意味する言葉に由来します。
アドレスに入れると運気が上がりそうです♪
ペアで使いたい星の名前
同じ季節に近くに位置する星の中には、対になって親しまれてきたものもあります。
ここでは、カップルや仲の良い友達同士で一緒に使いたい星たちをご紹介します。
一見第三者からすると分からない名前でも、二人の間に意味が込められているととても素敵です♪
アークトゥルス-Arcturus(うしかい座α星) ★ スピカ-Spica(おとめ座α星)
アークトゥルスはうしかい座で最も明るい恒星で、1等星です。
名前はギリシャ語で「熊を追うもの」という意味があり、これはこの星がおおくま座を追いかけるように北天を回ることから来ています。
一方スピカはおとめ座で最も明るい恒星で、1等星です。
このアークトゥルスとスピカは共に春の夜に輝く星として昔から親しまれ、アークトゥルスからスピカへとつながる曲線を「春の大曲線」と言います。
オレンジ色に光る赤色巨星・アークトゥルスに対し、スピカは青白く女性的に光る美しい「真珠星」で、そんな二つの星は、日本では古くから夫婦星と呼ばれてきました。
明るい男の人とおしとやかな女の人のカップルで、メールアドレスなどに使うのも素敵ではないでしょうか。
アルタイル-Altair(わし座α星) ★ ベガ-Vega(こと座α星)
アルタイルはわし座で最も明るい恒星で、白く光る1等星です。
名前はアラビア語で「飛翔する鷲」の意味である言葉が短縮されたものです。日本の七夕伝説では彦星として有名ですね。
一方ベガはこと座で最も明るい恒星で、白く光る1等星です。
名前はアラビア語で「急降下する鷲」という意味があり、こちらも織姫星として有名です。
アルタイルとベガははくちょう座のデネブとともに、日本でもよく見られる夏の大三角形を形成します。
お二人が夏生まれだったり、夏に縁があるようでしたらアルタイルとベガを選んでみては。
ベテルギウス-Betelgeuse(オリオン座α星) ★ リゲル-Rigel(オリオン座β星)
ベテルギウスはオリオン座の赤く輝く恒星で、1等星です。おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンと共に冬の大三角形を形成します。
一方リゲルはオリオン座の青白く輝く恒星で、こちらも1等星です。
日本ではそれぞれ紅白に輝くことから、ベテルギウスを「平氏星」、リゲルを「源氏星」と呼びます。
カストル-Castor(ふたご座α星) ★ ポルックス-Pollux(ふたご座β星)
この2つの星はふたご座を形成する「ふたご星」と呼ばれ、親しまれています。
兄のカストルはふたご座にある恒星で、2等星です。
一方弟のポルックスはふたご座で最も明るい恒星で、1等星。
カストルは銀色、ポルックスは金色に光るところも対になっていて素敵です。
仲のいい友達同士で使うのも良いですね。
まとめ
- 星らしいロマンのある名前を付けてみては
- 動物が関係する星の名前も素敵です
- 自分の星座に関する星には愛着がわきます
- 対になっている星の名前をペアで使ってみては
アドレスなどに使える、音の響きと名前の意味が素敵な星をご紹介してきました。
星は誰でも見ることができますし、誰が見ても美しいですよね。
そんな誰にでも愛される素敵な星たちの中から、お気に入りの星を見つけてみましょう★