ひし形の模様




雑学

ひし形の書き方はムズカシイ⁉道具をそろえれば簡単です!




図形を書く時にはそれぞれの性質に沿った書き方をしなければ、綺麗な図形は出来上がりません。

特に面倒なのは「ひし形」です。

適当に線を引いても形が崩れてしまって、綺麗なひし形にはならないと思います。

今回はそんなひし形の書き方を紹介する記事になります。

手持ちにあるものだけで書こうとすると限られてしまうかもしれませんが、綺麗な書き方が知りたい方はぜひ一緒に確認してみましょう。

ひし形を手書きする場合…教科書でやったおさらい

文房具たち

日常生活でひし形を書くことを求められるのは、主に算数の問題であると思います。

子どもが宿題としてやったり、子どもから聞かれたりした場合は、親御さんもやってみせることがあると思います。

一辺がx㎝で角度がy℃のひし形を書きなさい

上記のような問題が出た場合に必要になるものは…

ひし形の書き方①文房具(鉛筆、ものさし、分度器、コンパス)を使う

鉛筆、ものさし、分度器、コンパスでひし形を書きます。

xとyは出題された問題の数値に置き換えてください。それでは作り方を見ていきましょう。

  1. 紙面の適当な場所に頂点Aを作ります。
  2. 頂点Bを頂点Aからx㎝の場所に取り、それを繋いで辺ABを書きます。
  3. 頂点Aを基準に分度器でy℃の角度を測って点αを書き、頂点Aと点αを繋げて直線を引きます。
  4. コンパスの針を頂点Aに刺して、辺ABの長さと同じ(x㎝)開き、弧を書きます。この弧と③の線が交わったところを頂点Cにします。
  5. コンパスの針を頂点Bと頂点Cのそれぞれに刺して、弧を書きます。この2つの弧が交わったところを頂点Dにします。
  6. 頂点Dを頂点Bと頂点Cと繋いで、辺BD、辺CDを書きます。これで全てが繋がってひし形の完成です。

ひし形の書き方②文房具(ものさし、分度器)を使う

コンパスがない場合はものさしと分度器で測ってひし形を書くこともできます。

ひし形は4本の辺の長さが等しい四角形なので、全ての辺の長さはわかっていることになります。

  1. 紙面の適当な場所に頂点Aを作ります。
  2. 頂点Bを頂点Aからx㎝の場所に取り、それを繋いで辺ABを書きます。
  3. 頂点Aを基準に分度器でy℃の角度を測って点αを書き、頂点Aと点αを繋げて直線を引きます。
  4. ③で引いた線に沿って頂点Aからx㎝をものさしで測って、頂点Cを書きます。
  5. 頂点Bを基準に分度器でy℃の角度を測って点βを書き、頂点Bと点βを繋げて直線を引きます。
  6. ⑤で引いた線に沿って頂点Bからx㎝をものさしで測って、頂点Dを書きます。
  7. 頂点Cと頂点Dを繋いで辺CDを書きます。これでひし形の完成です。

コンパスがある場合と違って、ものさしで測る回数が増えてしまいますが、
この方法でも問題なくひし形を作ることができます。

でも、ここで紹介したものは学校の問題として出てくるわけですから、
そういう道具を使って書くことが望まれているものですよね。

ひし形の書き方③フリーハンドの場合

もし、コンパスも分度器もない状態で、手書きのデザインでどんな角度でもいいから綺麗なひし形を書きたい場合にはどうすればいいのか。

それは、正方形を書いてそれを斜めにすると良いです。

正方形は4つの内角が全て等しいひし形のことなのです。

これなら角度を気にする必要はありませんし、ものさし1つで書くことができます。ポスターやイラストを手書きする時にひし形を使いたい場合は、こうするのが一番やりやすいでしょう。

今ではこっちの方が便利? パソコンで書くひし形の場合

PCを前に喜ぶ女性
ここではおまけですが、パソコンをあまり知らない人向けに、ポスターやイラストを書く時、ひし形を使いたくなったらどうすればいいか、という疑問を解決するところです。

その場合は、非常に簡単です。

使っているものにも寄りますが、ペイントやWordなどでは図形という欄があり、そこからひし形という項目を選ぶことで、わざわざマウスで線を引くことなく、ひし形の図形を使うことができるのです。

Wordでひし形を書く場合

Wordの例 (写真はiPad版)


大きさや長さも調整することができますので、デザインに合わせたものにすることができます。

もし、ひし形の図形がない場合は、先ほども挙げたように正方形を利用して、ひし形を作ると良いでしょう。

正方形が図形としてあるならひし形もあるとは思いますが、もしなかった場合は、正方形を出す、または自分で書いて、それを傾けることで、ひし形にできるので、試してみてください。

まとめ

今回のひし形の書き方をまとめると、

  1. ひし形を綺麗に書くにはコンパスや分度器が必須
  2. 形にこだわりがなければ正方形を書くことでひし形にできる
  3. パソコンで使いたい場合は図形の項目を利用する

の3つです。

実際のところは、手書きでひし形を書く機会はとても少なくなっていると思います。

特にパソコンのそういう機能があれば、ポスターにしろイラストにしろそれで済んでしまいますからね。

でも、小学校の問題としてはあるわけですから、一般的な知識として覚えておいて損することはないので、これで確認できたなら良かったです。




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