皆さんはネット上で何かの質問を投げかけたことはあるでしょうか?
ヤフー知恵袋なり、専用サイトなりで日夜多くの質問と回答が交わされている現代ですから一度くらいはやっていてもおかしくないものです。
では、そこで時々現れる「グーグル先生に聞けばいい」という言葉は知っていますか?
今回はみんなのお助け役「グーグル先生」とそれに関わるものを紹介していきます。
その動作はまるで教師のよう?「グーグル先生」とは
「グーグル先生」とはいったいどんな人かというと……人ではなくグーグルが先生のように知らないことを検索によって教えてくれることから、グーグルで検索する時に使う言葉です。
いわゆる、擬人法ということになります。
「わからないことがあったらグーグル先生に聞いてみよう」は「わからないからグーグルで検索してみよう」になるわけですね。
Googleは検索サイトとしてメジャーですが、外国人の名前にも聞こえなくはないので、あまりネットに触れない人からすると、よくわからない謎の人物と思ってしまうわけです。
最たる例が、先ほど挙げたヤフー知恵袋などの質問サイト。
質問サイトへの回答は館員登録している人なら誰でも回答できるようになっていますから、自分が知らない事に対して「グーグル先生に聞けばいいじゃない」と回答をする人もいます。
これは荒らし的な行為ですし、よく知らない人は、それをまた検索する悪循環になってしまいます。
ネットスラングとして会話でいえば、「グーグル先生に聞く」=「自分で調べて」というテンプレのようになっていますが、
基本的に質問サイトへ投稿している人は不特定多数の人に顔を見せずに自分の悩みを聞いたり、解決したりするために利用している人です。
なので、このような回答はされるべきないものであると言えます。
ちなみに…ほんとに擬人化してしまった例
『花のアンドロイド学園』という漫画には「グーグル先生」を擬人法ではなく、擬人化したキャラクターがいます。
ある意味、「グーグル先生」という単語はこのキャラクターを指すことにもなるのですが、一般的に使われる場合は、上記のような擬人法で言われていることになります。
花のアンドロイド学園 Twitter @AndroidGakuen
意外とドジっ子?「グーグル先生」のミス
「グーグル先生」の意味がわかったと思いますが、「グーグル先生」がそう呼ばれ続けるのにはもう一つ理由があります。
それはGoogleにおける検索機能が検索ワードそのものでなくても、ある程度予測して検索結果を出してくれること。
検索している時によく見る「もしかして:~」もその一つです。
グーグル先生「もしかして…」
例えば、「驫(ヒョウ/はしる)」とう漢字の読みがわからないので、Googleで検索しようとします。
でも、読みがわからなければその漢字を変換で出すことはできません。
そんな時に私たちが「馬、3つ」や「馬、三個」というように見た目で検索をかけると、Googleの方が「驫」の漢字を出してくれます。
これはシステムがそのようにできているのですが、こちらの抽象的な言葉から正しい答えを出してくれる様はまさしく「グーグル先生」に見えるところです。
読みだけではなく、一部の漢字や単語の間違えや英語のスペルミスも歩い程度のものは予測して正しい答えを出してくれます。
グーグル先生「ちょっと何言ってるかわからない」
と、ここまでGoogleの先生らしさのことですが、「グーグル先生」にもたまにミスをすることがあります。
時々、芸能人の検索結果の顔写真が別の人の物になっていると言う話を聞いたことがあるでしょうか?
Googleの画像認識が上手く働かないとそのようなミスだったり、抽象的すぎる検索ワードに対して思いもよらないような検索結果を出すことがあります。
例/「ハリセンボン 春菜」の 画像検索結果
もはや大喜利ですね…w
そんな時々起こるミスは、本来はない方が良いものですが、「グーグル先生」という擬人法で考えると、それも何だか人間らしい感じがするわけです。
まとめ
今回の記事についてまとめると、
- 「グーグル先生」とはGoogleで検索をすることから来た擬人法である
- Googleの検索ミスが「グーグル先生」の人間らしさを上げる
の2つになります。
私たちは何気なく擬人法を使っているので、それを聞きなれない人からすると勘違いが生まれてしまうこともあるわけです。
でも、「グーグル先生」のような擬人法は、その物に対して親しみを持ってつけているので、悪い言葉ではないのだと思います。
皆さんも「グーグル先生」に聞いたり、他の人に「グーグル先生」の話をする時は、正しい紹介の仕方をしてあげてください。