仕事や恋愛などで悪い事が続き、「運が良くないな」と思ってしまう事、ありますよね。
人は皆、大なり小なり何らかの悩みを抱えながら生きているものです。
笑顔を絶やさず元気で明るく見える人でも。
しかし、あまりにも悪いことが続くと、どんなにポジティブな人でも凹んだりネガティブ思考に
傾いてしまいます。
悪いことが続のは長い間お墓参りしていない事が原因だよ!…なんて、占い師やスピリチュアルをかじっている人が指摘すること、ありますよね。
悪いことが続くのは、ほんとうにお墓参りしていないのが原因でしょうか!?
3つの体験談から検証してみます。
お墓が荒れていたのを綺麗にしたら事態が好転
Aさんのお墓参り体験談です。
最近、家族内で悪い事が続いていました。
Aさんの旦那さんの部下が仕事で失敗。
会社の取引先へ大きな損失を招く結果になり、旦那さんは降格し左遷される事になりました。
息子は、婚約破談になるなど、度重なる不幸に悩む日々を過ごしていて、
ある人へアドバイスを求めたところ、旦那さんの実家のお墓が整えられていない事が分かりました。
数年ぶりに旦那の実家のお墓をお参りすると、草が生え放題になり掃除されておらず、いわゆる荒れ墓になっていました。
檀家の寺の住職を呼び先祖供養もしてもらったとの事。
綺麗に整えた後、しばらくすると家庭内で起きていた事態は好転。
今では、Aさん一家は、穏やかな日々を過ごせているようです。
悪いことが続くこととお墓参りとの因果は関係ない
Bさんの知人には、一度も墓参りをしていなくても幸せに暮らしている人がいるそうです。
その一方で、ある知人は、定期的にお墓参りをしているのに、事故に見舞われたり、
さらにお墓参りの帰り道に、飲酒運転した車からぶつけられるという衝突事故に遭遇。
同乗者の祖母が、大ケガで入院する事になったのだそう。
このことからもわかるように、お墓参りに行っていないから、悪いことが続くという事でもないし、逆に、定期的にお墓参りしていても、事故にあうなど災害に見舞われる事もある。
だから、悪いことが続くこととお墓参りとの因果は関係ないと思います。
むしろ、毎日、どんな風に考えて生活しているか、ネガティブな考え方ばかりしていないか、それが大きく関係しているのではないでしょうか。
お墓参りに行きたいと思ったら、お墓がどのような状態であれ、自分の気持ちがすむなら、行けばいいのだと思います。
人生いつもいい事だけでなく悪いことが続くこともある
Cさんのご家庭は神仏を信じる心が強く、仏壇にお花を絶やさないのはもちろん、毎日ロウソクを灯し、お線香を上げたりお供え物をし、お盆・お彼岸には、お墓参りに行っているとの事です。
お墓参りに行かないからといって、ご先祖様が子孫に悪い事をもたらす訳ではないと思う。
「お墓参りに行けない時には、お仏壇に向かって手を合わせ、心で感謝をすればいい」と教えられました。
経験したことをどのように受け止めるかは、自分次第です。
幸せ、不幸せは、結局、自分自身の心が決める事です。
人生いつもいい事ばかりではありませんし、悪いことが続くこともあるでしょう。
一見、悪い出来事だとしても、後で振り返れば、あの出来事のおかげで、今の幸せがある、ということもあります。
一概にお墓参りと悪いことが続くのを関連づける事はできませんが、お墓参りすると自分の気持ちがスッキリとして、良い気分になれたり気持ちが楽になれるなら、お参りすればいいと思います。
3つの体験談を通して検証した結果
悪いことが続くのは、たまたま人生の中で今、そういう時期にさしかかっているということ。
人にとって、ネガティブなことは、ポジティブなことより印象に残りやすい傾向にあります。
だから、ネガティブなことに注目すると、さらにネガティブなことが印象に残りやすくなっているだけのことです。
ネガティブなことの中にもポジティブな面はあるし、逆もまた然りです。
いま、私たちが存在しているのは、ご先祖様の存在があってこそです。
日常生活で忘れられがちですが、今回の記事を読んだ事で、思い出せるきっかけになればいいですね。
また、たまには時間を作って、手を合わせて、ご先祖様に感謝する時間を作ってみてはいかがでしょうか。