ラッキーセブンというと、スーパーなどで買い物をした時、偶然にもレシートの合計金額が777円になっていること、ありませんか?
私は普段レジの仕事をしていて、ぴったり777円購入されるお客様の対応をすることがあり、大半のお客様は、「良いことありそう」と笑顔でお喜びになります。
ラッキーセブンを日本語に直訳すると、そのままですが「運のよい7」ですね。
これらのことからも、ラッキーセブンなどで使われる「7(セブン•しち)」には、何か不思議な力があるように思えませんか?
ラッキーセブンの由来を通して「7」という数字が持つ意味をご紹介します。
ラッキーセブンの由来は野球から生まれた⁉︎
日本語で言うラッキーセブンは、英語「lucky seventh」からの外来語です。
1885年9月30日に行われた、シカゴ•ホワイトストッキングスの優勝がかかった試合で、7回、同チームの選手が打ち上げた平凡なフライは、強風が味方し、見事ホームランになりました。
このホームランが優勝をもたらし、勝利投手は、「lucky seventh」と表現しました。
もともと西洋思想には、古くから「7」を幸運の数字とする発想があります。
「ラッキーセブン」と表現されるようになったのは、偶然、起きた野球の出来事に転用したものが由来と言われています。
ラッキーセブンのセブン(7)は物事のはじまりと関係がある!?
仏教で人が亡くなった後に執り行われる四十九日について。
故人の生前の行いを閻魔大王らが厳しく7日ごとに吟味すると言われ、その7回目である七七日(なななぬか)にあたる四十九日めに裁きがくだり、故人の魂は、来世へと旅立ちます。
ある意味、魂にとっては、はじまりの日と言ってもいいかもしれません。
またお釈迦さまは、生まれてすぐ立ち上がり、7歩歩かれ右手で天をさし、左手で地をさして
「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と仰ったそうです。
はじめて歩いた歩数が7歩、というのも興味深いですね。
このように、ラッキーセブンのセブンは、物事のはじまりとも関係があるようです。
ラッキーセブンのセブン(七)には別の意味も⁉︎
七が3つ合体した漢字「㐂」を知っていますか?
普段、なかなか使わない漢字ですが「㐂」と書いて「き」と読み「喜」の草書体です。
ちなみに、㐂を含め、「森、品、晶」のように同じ漢字を組み合わせて作られる漢字を理義字(りぎじ)と言います。
カンボジアにあるアンコール遺跡群の一部であり、12世紀後半の遺跡アンコール•トム。
七つの頭を持った蛇の像があり、神の成就数は七と言われています。
聖書でも同じ意味を与えられ、他には完成や完全の意味も。
つまり、七には「成就」の意味があるのです。
ラッキーセブンのセブン(7)は修行期間でもある
レイキヒーリングの創始者、臼井甕男(うすいみかお)先生は、大正時代、あらゆる職業を経験されました。
人生の目的について悩んだ時、お寺で修行することにしましたが、悟りを得ることができませんでした。
和尚さまのアドバイスにより、悟りを得るため、鞍馬寺にて断食瞑想すること21日め。
突然、意識を失うも、再び意識が戻った後、悟りの境地に達したそうです。
その後、鞍馬山を降りる時に、足を怪我したことでレイキ療法を発見しました。
修行の期間は、7の倍数で決められ、臼井甕男先生の場合、突然気を失ったのが21日めと言われています。
偶然にも7の倍数(7の3倍)である21日になっていますね。
まとめ
ラッキーセブンでも使われているセブンの数字には、いろんな意味があることが分かりました。
最後にまとめますね。
- セブン(7)は、物事のはじまりと関係があるようだということ。
- セブン(七)が、3つ合体して「㐂」と書いて、「き」と読み、これは、「喜」の草書体です。
- 長寿祝いとして、77歳は、喜寿(㐂寿)と言われ、「㐂」が使われ縁起の良い漢字であること。
- セブン(七)には、「成就」の意味があること。
- 修行期間は、セブン(7)の倍数で決められていること。
西洋、東洋といった場所を問わず、時空を超え、はるか昔から、「7」という数字は、独特の意味を持つのです。