感謝という言葉の意味を知っていますか?
感謝とは、すでにある幸せに気づくこと、有難いと思う気持ちや、その気持ちを表すことです。
その反対は、不平です。不平は、もっともっと、まだまだ、という外側への要求ばかりが先行し、
クレクレと外側から欲求を満たしたいのに満たせない時、出てくる感情です。
これでは、人生が滞り、上手く循環していくことはありません。
今よりもっと人生を肯定的に生きていけるようになるために、感謝の意味を別の角度から見て、
その本質に触れていきましょう。
感謝の意味を漢字の成り立ちから見る
感謝という漢字の「謝」という文字に注目してみましょう。
これは、次の3つの漢字で成立しています。
「言」+「身」+「寸」
さらに、個々に見ていきしょう。
「言」の文字が含まれる熟語に「言葉」があります。あなたは、誰かに何かをしてもらえたら、
その嬉しい気持ちを言葉で言い表しますね。
「身」の文字が含まれる熟語に「身体」があります。あなたは、誰かに何かをしてもらったらクシャっとした笑顔、つまり身体で、その気持ちを表現しますね。
「寸」の文字が含まれる熟語に「寸志」があります。いつも孫たちの純粋無垢な笑顔に癒されているあなたは、ほんの気持ち、と想ってお金ですることもあるでしょう。
感謝とは、言葉でしたり、身体でしたり、お金でするという意味でもあります。
だから、「謝」は、上で紹介した3文字から成り立っているんですね。
きっと、この記事をご覧の皆さんにも感謝とは?、と改めて聞かれると心当たりのある人は、多いことでしょう。
感謝の意味を知っても感謝できない時にはどうすればいい?
感謝の意味が頭ではわかっていても、人によってはなかなか感謝できないことがあるかもしれません。
特に、人の気持ちを感じることが得意でなかったり、気づけない人にとっては。
あるいは、今、かなり恵まれすぎる環境にいる人にも。
そのような時には、形から入るというのも効果的です。
どういうことかというと、何度か書いていますが、言葉に出さずとも心の中でもOKなので、ありがとう、と唱えることです。
それこそ、今あなたの目の前にある、すべてのものを肯定的に見て、ありがとうと言ってみて下さい。
一見、怪しく思えるかもしれませんが(笑)
そうすると、あなたの脳は、ありがとうの言葉のパワーにつられて、何か感謝できることを探そうとしてくれます。
そうこうしているうちに、あなたの身の回りで働いてくれる人、ものに気づけるようになり、ありがとうという感謝の気持ちが、芽生えるようになるはずです。
また、生きるのに肯定的な気持ちが持てないと、本当の意味での感謝はできないでしょう。
なぜなら、あなた自身が、自分がこの世に生きていることに否定的だと、あなたを支えてくれる人やもの、環境に感謝することはできないからです。
このような人たちにも形から入るテクニックは、オススメします。
思考は、クセです。クセがなおれば、思考はきっと変わるはずです。
まとめ
感謝の意味を漢字の成り立ちからご紹介しました。
感謝とは、言葉で身体でお金で、その気持ちを表すことができるものです。
中には、あまりにも恵まれすぎる環境にいて、当たり前の気持ちが先行して感謝という気持ちを忘れかけていた人もいるかもしれません。
あるいは、もともと、他人の行動や働きかけを見るのが得意でない人がいて、気づけず、感謝の気持ちを伝えられなくて、
人間関係が、こじれてしまっていた、という人も、いるかもしれません。
感謝の気持ちを持てるようになる最も早い近道は、今ある小さな幸せに気づけるようになる、ことです。
物事を肯定的に見られるようになると、不平は減って平和な世界が目の前に広がり、今よりもっと人生を肯定的に生きられるようになるはずです。