androidのスマートフォンを使っていると表示されることのある「本体メモリの空き容量が不足しています。不要なデータを削除してください」の文字。
今回はこの現象に対する対処法と普段から気を付けるべきメモリの管理についてまとめた記事になります。
キャッシュデータの削除の仕方
メモリの空き容量と言われると、アプリが多いのかと思ってしまって削除してしまう人もいます。
それも一つの方法ではありますが、そこまでしなくてもメモリの空き容量は確保できます。
それはアプリのキャッシュを削除することです。
アプリのキャッシュとは一時利用しデータのことで、アプリ内で作成したデータやインターネットからダウンロードしたデータを保存しておくことで、次に使う時にすぐに呼び出す=早く起動できるようにするものです。
これは削除しても本体のデータが消えるわけではなく、次の起動時に時間がかかるだけなので、時々使うけど毎日は起動しないアプリについてはキャッシュを削除しておいても良いのです。
そして、その方法はどのスマホでも「設定」から「ストレージ」の項目を開き、そこにある「キャッシュデータ」の項目をタップすると全削除することができます。
ただ、毎日使うものが多い場合は、アプリ単体からキャッシュを削除したほうが良いです。
その方法も同じく「設定」→「ストレージ」から「アプリ」の項目をタップし、それぞれのアプリの項目にある「キャッシュを削除」をタップします。これは「設定」から「アプリ」の項目へ直接行って「ストレージ」の項目をタップしても同じ項目にたどり着きます。
キャッシュを削除した後は、メールで受信を行い、最初に出たメモリ空き容量のメッセージが出なければ空きが確保できたことになります。
一週間に一回など削除する頻度を決めておくと、メモリの容量不足の対策ができます。
空き容量を確保する3つの方法
キャッシュをある程度削除してもメッセージが出るとか、一時的にはできるけど度々メッセージが表示される場合は根本から見直さなければいけません。
一般的にスマホは全体の容量に対して5GB以上の空きがあることが望ましいとされています。
そうなると、32GBの容量だと27GB以下が使える(実際は元から入っているアプリやシステムがあるのでもっと少ないです)ことになるので、新しくスマホを買う場合はそのことも意識して買うと良いです。
不要なアプリの削除
最初にも書きましたが、これが一番簡単で手っ取り早く解決できる方法になります。
ただ、androidのスマホ内には元からあって削除することのできないアプリがいくつかあるので、それについてはキャッシュを削除する以外に対処できません。
それ以外については、使う頻度を考えてアプリを削除するのがオススメです。
SDカードへの移動
写真やアプリ内のデータの一部はスマホのSDカードに移動させて保存ができます。
そうすると、本体容量も減るので、定期的に移動させることがオススメです。
写真もたくさん撮ると軽視できない容量になるので、特に注意が必要です。アプリについては一部なので、移動できないものも多いですが、できるものがあれば、容量確保ためにしておいた方が良いです。
やり方は「設定」→「ストレージ」に行くと「SDカードへデータ転送」という項目があるので、そこから転送をタップすると、写真や動画、音楽については移動させられます。
クラウドサービスの利用
方法としてはSDカードと同じですが、移動できるデータについてクラウドサービスに転送して容量を減らすという方法があります。
GoogleにはGoogleドライブや無料のGoogleフォトのサービスもありますし、それ以外でもスマホで繋げやすいものなら何を使っても構いません。
また、手間でさえなければ、スマホをパソコンに繋いで直接移動させれば、SDカードやクラウドサービスと同様に空き容量を作ることができます。
まとめ
今回の記事についてまとめると、
- メモリの空き容量不足はキャッシュを削除することで解決できる
- 何度もなる場合はアプリの削除やデータの移動で容量を確保する
- スマホは容量全体に対して5GB以上の空きがあることが望ましい
の3つになります。
一旦削除しても忘れた頃に容量がいっぱいになってメッセージが出るのはよくあることです。
なるべき定期的にキャッシュの削除やデータの整理をして快適にスマホを使っていきましょう。