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こねたのもり

アニメ化成功とは/なぜあの作品はうまくいったのか

アニメ化成功作品よく耳にする「あのアニメ化は成功だね」や、「あのアニメは失敗じゃない?」という会話。

言いたいことは分かると思います。

ですが、何をもって成功や失敗というのでしょうか。

実は明確なラインがないんですよね。

視聴者の好みや価値観で決まるものです。

なので、ある人が成功と言っても別の人が失敗作と捉えることもあるということです。

なので、今回はあくまでもわたしのなかでのアニメ化成功作品をご紹介したいと思います。

アニメ化成功って何?


先ほどアニメ化成功の明確な定義はないと言いました。

では、わたしが何をもって成功作品と考えているのか、まずそこについて説明していきましょう。

わたしは3つの観点から考察しています。

  1. 1つめは、単純に円盤の売上が良いこと。
  2. 売れる、ということは成功で間違いないのです。
    売れた数だけ評価されています。

    原作はヒットしたのにアニメは不発で終わるなんてこともありますからね。
    簡単にわかるポイントは売上だと思います。

  3. 2つめは、アニメによって原作が爆発的に売れるということ。
  4. アニメは原作の宣伝にもなり得るので、大抵は原作の売上も上がるのですが、

    飛躍的に売り上げが伸びるとアニメがそれだけ面白かったということに繋がります。

    アニメが終わっても、本屋さんで大々的に展開されているとアニメ化成功と言っていいでしょう。

  5. 3つめは話題性。
  6. 原作は目立って話題になることがなかったのに、アニメの1話放送後SNSで話題になるアニメってありますよね。

    毎週放送後にTwitterのトレンドに入るアニメもあります。

    それだけリアルタイムで見る人が多く、ファンがたくさんいるということです。

    シリーズ化されていると話題になりやすいですが、1クールもののアニメでそこまでSNSなどを騒がせることができればアニメ化成功と言うほかないでしょう。

それでは、3つの視点からアニメ化成功例を見て行きましょう。

アニメ化の成功例を独断で選んでみた

全367話も放送!大人気の「銀魂シリーズ」




誰しも名前を聞いたことのある超有名作、銀魂。

実写映画化もされ更に認知度は上がりました。

しかし、アニメが全367話も続くなんて素晴らしい人気ですね。

それだけシリーズ化されるということは成功しているのです。

原作も大ヒットしていますが、アニメも劣らぬ人気があるのはなぜでしょうか。

原作の人気のおかげだけだとは私は思いません。

わたしが思うにアニメが成功した理由は、2つあります。

1つめは声優さんが豪華だからです。

杉田智和さん、中井和哉さん、鈴村健一さんをはじめとする人気声優さんの影響力はすごいです。
声優さん目当てにアニメを見る人や、円盤を買う人がたくさんいるのです。

そういった声優オタクの人を見方につけるとアニメは成功しやすいと思われます。

2つめは、アニメオリジナル回が原作のファンにもウケたからです。

アニメのよくある失敗例は、製作費が少なく作画が崩壊してしまったり、オリジナルストーリーを作るも不評で終わったりすることです。

アニメ化成功は製作会社にかかっているのです。銀魂の場合、アニメオリジナルも原作者の空知先生の良さをたくさん取り入れたギャグセンスの高いストーリーになっていたことが、多くのアニメファン獲得につながったと考えられます。

アニメ放送後の原作人気が止まらない「俺ガイル」



俺ガイルとは通称で、正式名称は「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」です。
こちらのアニメをご存知ですか?

学園系ラブコメのライトノベル小説が2期に渡り放送されました。

リア充を嫌うぼっちの主人公、日比谷八幡は生活指導の平塚静に無理矢理「奉仕部」に入部させられます。

そこで優等生だが八幡同様ぼっちの雪ノ下雪乃と2人とは正反対のスクールカースト上位の由比ヶ浜結衣と過ごします。

3人とも人間関係を築くことが苦手で、最初は壁がありましたが、一緒に過ごす中で相手を思いやるようになります。

次第に雪ノ下と由比ヶ浜が八幡に恋愛感情を抱くようになり関係がこじれてしまうも、変わりたくない3人が悩みもがいて答えを自分たちの在り方を探す、学園ラブコメディです。

複雑な人間関係に悩むシーンには共感でき、作中ではなるほど、と思わされる名言がたくさん出てくるのでおすすめです。

さて、ではなぜこの作品がアニメ化成功作品といえるのか、という話に入りたいと思います。

その理由は、先ほど2つめに紹介したアニメによって原作の売上が上がった作品であるからです。

アニメ化で一気に有名になったこの作品は、アニメ効果で原作の売り上げが右肩上がりでした。

そしてアニメ終了後も人気は止まらず、ラノベ売上ランキングに何度もランクインし、2017年に発売された12巻は2週間で約15万部も売り上げるという伝説を残しました。

アニメ化によって原作も育つという良い連鎖ですね。

俺ガイルは原作もアニメも好きな作品の一つです。おすすめですのでぜひ見てみてください。

医者をも騒がせたSNSで話題の「はたらく細胞」



最後はこちら、はたらく細胞です。

2018年夏アニメ枠で放送されました。

気になる作品として放送される前から原作を見たことのない人たちの間で話題になっていましたが、放送中もSNSでは大盛り上がり。トレンド入りしたことから見始めた人も多かったようですね。SNSの力は素晴らしいと実感しました。

はたらく細胞とはその名の通り、人間の体内で働いてくれている細胞たちの擬人化のお話です。

新米の赤血球が主人公で、人がけがをしたときや、インフルエンザになったときに体内で頑張ってくれている様子が描かれています。

このアニメが保健の教科書よりも分かりやすく、医療関係で働く人たちも感心したという内容のツイートもよく見かけました。

ネットを騒がせることができればアニメ化成功といえるでしょう。

アニメ化成功とは/まとめ…考察は楽しい


以上、わたしの考えるアニメ化成功作品の紹介でした。

自分の好きなアニメがなぜ売れているのかなどを踏まえてご紹介するのが意外と楽しいということに気づきました(笑)

アニメ化成功とはそれだけ面白いということです。ぜひ、お時間のある時に見てみてください

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