2006年に小説が刊行、2009年にはシャフトでアニメ化され話題となった『化物語』。
物語シリーズとして続編が刊行及びアニメ化され、現在刊行されている小説は24巻。うち18巻分がアニメ化されています。
その間にパチスロ版の化物語が出たり、2018年からは『週刊少年マガジン』にて作画・大暮維人先生の漫画版が絶賛連載中と現在まで人気が衰える気配はありません。
これだけシリーズが続いているなら面白いに違いない、気になる!という人もいることでしょう。
しかし!
この物語シリーズには1つ難点があります。
それは……刊行順や放映順が作中の時系列とは一致していないことです!
順番通りに見てきたはずなのに話がチンプンカンプンだったり、急に過去の話が出てきて見逃したか?と思ったり、初めて見る人は混乱してしまうことがあります!
そもそもこれだけ種類が多いと、どれがどれだかわからない、どこから読めばいいのかわからない……という人もいるんじゃないかと思います。
そこで今回はこの化物語含む物語シリーズの小説、アニメの順番を世に出た順とお話の時系列順に見ていきたいと思います!
パチスロから興味を持った、漫画を追い始めたけど早く先の話が見てみたいという人はぜひ参考にしてください!
「化物語」小説とアニメの順番 刊行&放送通り見たい人!
まずは小説を刊行順に見ていきましょう。
物語シリーズの小説は現在ファーストシーズン、セカンドシーズン、ファイナルシーズン、オフシーズン、モンスターシーズンの5つに分かれており、各シーズンがある程度の話のまとまりになっています。
2019年2月現在では『宵物語』までが発売されており、残りの『余物語』、『扇物語』、『死物語(上・下)』も刊行が決定していますが、未刊行のもの順番は仮のものです。
なお、わかりやすいように刊行された順に番号を振っています。
小説刊行順
≪≫内はシーズンごとの全巻数と全話数 【】は1巻内に複数話ある場合の話数
ファーストシーズン ≪全6巻、全9話≫
1.『化物語(上)』【全3話】→2.『化物語(下)』【全2話】→3.『傷物語』
→4.『偽物語(上)』→5.『偽物語(下)』→6.『猫物語(黒)』
セカンドシーズン ≪全6巻、全6話≫
7.『猫物語(白)』→8.『傾物語』→9.『花物語』→10.『囮物語』→11.『鬼物語』
→12.『恋物語』
ファイナルシーズン ≪全6巻、全21話≫
13.『憑物語』→14.『暦物語』【全12話】→15.『終物語(上)』【全3話】
→16.『終物語(中)』→17.『終物語(下)』【全3話】→18.『続・終物語』
オフシーズン【全4巻、全12話】
19.『愚物語』【全3話】→20.『業物語』【全4話】→21.『撫物語』
→22.『結物語』【全4話】
モンスターシーズン ≪全6巻、全10話予定≫
23.『忍物語』→24.『宵物語』【全2話】
―ここから刊行予定順―
→25.『余物語』→26.『扇物語』→27.『死物語(上)』→28.『死物語(下)』
アニメ放送順
次にアニメを放映順に見ていきましょう。小説とアニメはほぼ同じ順番ではありますが、劇場版等がある関係上少しだけ順番が変わる部分があります。小説で振った番号をそのまま使うので、参考に見てください。
テレビアニメ放送順
【】は話数
→7.猫物語(白)【全4話】→8.傾物語【全4話】→10.囮物語【全4話】
→11.鬼物語【全4話】→12.恋物語【全6話】→9.花物語【全5話】→13.憑物語【全4話】→15.16.終物語(上)(中)【全13話】→14.暦物語→17.終物語(下)【全7話】
劇場版アニメ
18.続・終物語(2018年11月10日に劇場先行公開)
※19.『愚物語』から28.『死物語(下)』までは未アニメ化
さて、2つを順番に見ていきましたが、特にこだわりのない人や時系列で混乱することがない人はこの小説とアニメどちらを見るにしてもこの番号に沿った順番で見ていくといいでしょう。
1、2巻に当たる『化物語』に登場するキャラクターたちがその後の話でも中心となっていくので、キャラクターを知るという意味ではやはり刊行順、放送順で見るのが無難なチョイスになりますね。
ただし、小説では3巻目、アニメでは劇場版に当たる『傷物語』に関しては『化物語』中でその出来事が起きた状態で話が進んでいくので、それだけは最初に読んでいいかもしれません。
では、その『傷物語』を含め、次の項目で気になる時系列を見ていきましょう。
「化物語」実際の時系列では? 流れを確認したい人はこっち!
時系列の方でも小説の時に振った番号を付けています。
時系列順 内は巻の中のその話が時系列に当たる
→14.『暦物語』 →6.『猫物語(黒)』
→1.『化物語(上)』
→14.『暦物語』
→1.『化物語(上)』
→2.『化物語(下)』
→14.『暦物語』 →4.『偽物語(上)』
→14.『暦物語』→5.『偽物語(下)』→8.『傾物語』→11.『鬼物語』
→7.『猫物語(白)』→16.『終物語(中)』
→14.『暦物語』 →15『終物語(上)』→10.『囮物語』
→14.『暦物語』 →20.『業物語』
→19.『愚物語』 →14.『暦物語』
→12.『恋物語』→14.『暦物語』 →13.『憑物語』
→14.『暦物語』 →17.『終物語(下)』
→18『続・終物語』→23『.忍物語』→9.『花物語』→19.『愚物語』
→21.『撫物語』→24.『宵物語』→20.『業物語』
→19.『愚物語』 →22.『結物語』
―以下4つは未刊行なので不明―
25.『余物語』26.『扇物語』27.『死物語(上)』28.『死物語(下)』
小説の番号を見て貰えばわかると思いますが、びっくりするほど入り組んでいますね。
『暦物語』が短編の集まりである関係上他の物語の合間に入る形になっています。
また、1つの話の中で過去の回想に飛んだりするので実際はもっと入り組んだ形になりますが、今回の順番は話の中心がある時の時系列を並べました。
このまま見ていくのはちょっとわからないかも……と思う方もいるかもしれません。そこで、先ほど言ったある程度の話のまとまりであるシーズン内で時系列を入れ替えたものを見ていきましょう。
ファーストシーズン
セカンドシーズン
→9.『花物語』
ファイナルシーズン
→13.『憑物語』→17.『終物語(下)』→18.『続・終物語』
―以下は未アニメ化―
オフシーズン
→19.『愚物語』 →19.『愚物語』
→21.『撫物語』→20.『業物語』
→19.『愚物語』 →22.『結物語』
モンスターシーズン
時系列的にはシーズンを跨ぐと前後してしまうことがあるかもしれませんが、 シーズンごとに分けると少しだけすっきりして見えます。
「化物語」結局どう見るのが正解なの?オススメが知りたい人向け!
順番はだいたいわかったけど、結局どう見たらいいのか、気になるところですよね。
前提として言っておきますが、正解はありません。
物語シリーズはどこから見ても楽しめます。
なぜなら、物語シリーズの見どころは本筋の面白さもありますが、それに加えて作者の西尾維新先生が描くキャラクターたちの無駄話や掛け合いが魅力でもあります。
その魅力部分はどの小説の巻やアニメの話から見ても変わることはありません。
それでも自分では選びきれない人に対する私のオススメは、刊行順、アニメ放映順に見ていくことです。
わからない部分はわからないなりに想像しながら見ていたのが当時の体験ですので、その気分を味わいながら見るのが当時小説やアニメを見て楽しんでいた人たちと同じように見られる方法だと思います。
もちろん、当時と違い、いろいろな巻が出ている状態で見られるわけですし、時系列で見るのも当時の人たちとは違う新しい楽しみ方になると思います。
その場合で私がオススメするのはシーズンごとに区切った中で、ファーストシーズンから時系列順に見ていくことです。全て混ざった時系列だといろんな巻をあっちこっちしなければいけないので、シーズンごとのまとまりで見る方が楽に見ていけると思います。
まとめ
今回の『化物語』の順番について情報をまとめると……
- 28巻分の内容で時系列はとても入り組んでいる
- オススメは刊行順、放送順見る!
- 時系列で見たい人はシーズンごとに分けて中で見ると楽!
この3つになります。
私も小説やアニメに触れてからまさかこんなにもシリーズが続くとは思っていませんでした。西尾維新先生の風呂敷の広さには驚かされるばかりです。
小説もまだ刊行されていないものがあり、アニメ化も恐らくこのまま全部やっていくと思うのでまだまだ物語シリーズの世界は止まることはなさそうです。
もし作品を見ていて、順番がわからなくなった時は。この記事を眺めながら確認したり、オススメの方法を試しながら見て頂ければ嬉しいです!